クレタ島レシムノン県 アクソス村
<2>観光スポット
Axos /Rethymnon, Crete
そしてガイドを追って入口へ。解説は英語です。
ここは公開してまだ5シーズン目。本当はかなり広いけど(5500平方m?違ったかな?)、狭くて危険なのと保護のため、見学コースは100mほどです。キラキラ光るクリスタルやマグネシウム、カルシウムなど成分が判る部分や、"仏陀""灰皿"といった名がついた鍾乳石などを説明してもらいます("ピカチュウ"の鍾乳石には欧州人も大受け)。世界中ここにしかいない虫もいるとか(小さくて見えませんが)。通年18度なので昔は貯蔵場所として利用されていたそうです。
ガイドのお兄さんはユーモアたっぷり。ただ最後に私たちを置き去りにするマネをしたらイギリス人の子供が真に受け、「おまえなんか死んじゃえ〜!」と半泣きになっちゃいました‥‥。
村を散策する前に、村から約2kmの
Sfadoni鍾乳洞へ行ってみました。
車ならあっという間ですが、こういうところは歩かにゃ損! 景色を愛でながらのんびり歩くことにします。朝9時に宿を出て、10時過ぎに到着。すでに何人か待っていて、係の人に聞くと10:45スタートとのこと。
始めます、と声がかかりました。見学者は大人5人+子供と赤ちゃん。
カフェのレジで入場料の3ユーロを払います(入場券売場があるのに人件費の節約か機能していませんでした)。
村には新旧さまざまな教会があります。
写真はほんの一部。詳細はYakinthos Hotelのホームページ内、Map of Axosをご覧下さい。朽ち果てた教会やイコンの写真などもあります。私もこのマップを頼りに教会めぐりをしてみました。
左:19世紀の大聖堂Saint Kostadinos and Helen's Holy Temple。鐘の音や、モスクのアザーンのような声が聞こえたのはここからみたい。
右下:14-15世紀のビザンチン十字形教会、Holy Saint Irene' Temple。
左下:ホテルの反対側の高台から村を見下ろすVirgin Mary's Holy Temple。改装されているが14世紀からのビザンチン教会。
右上の教会脇を上がっていくと、古代アクソス(Oaxos)の宮殿跡に続いています。Oaxosはミノア後期の町の1つで、人口6000人だったとか。
下から見上げる遺跡は段々畑のよう。上ってみると基礎石が円形に並んだ部屋の跡が幾つもありました。
この他にも歩いていると古代の石積みらしきものを周辺のあちらこちらで見かけることができますし、古代の墓地(アーチ天井になっている)もあるようです。