<photo & diary> 8/31 ザグレブ市内 2
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朝5時ごろ目が覚めると、もうトラムがガタガタ走り始めている。しかしいつものことだが、ホテルで朝食を済ませて部屋を出たのは10時近かった。
昨日歩いたのは旧市街の東半分、カピトル地区だったので、今日は西半分のゴルニィ・グラッド地区へ行くつもりだ。だが、まずは昨日素通りした市場を覗いてみよう。
←手前の
花市
屋内市場に入ると、肉、肉、肉・・・なんとフロア一面が肉屋のブースで埋めつくされているじゃない!(写真は一部)
ここは内陸で肉中心の食生活なのだろうが、それにしてもスゴイ。
別にチーズなどの売場もある。売っている女性たちの自家製らしく、あちこちに同じような白いチーズが並んでいる。写真はコーンのパンで、このおばちゃんが焼いたものだそうだ。
あとから男性客がやってきた。欲しいだけパンを切ってもらいながら、私に向かって「美味しいよ」とニッコリ。そしておばちゃんに、「試食させてあげなよ」とでも言ってくれたようだ。小片をいただく。中はまだホカホカ!コーン特有の香ばしさが口中に広がる。では私も、と一人のランチには十分な量を買った(5kn=約90円)。
上には野菜や果物の青空市場がある。
こちらではベリーを買った。
小さなスコップのようなものでひとすくい、15kn。
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レストラン街と平行する坂道を上る。昨日も階段を上がって出た道だが、途中、騎馬像の奥には石の門があるのだ。
門の内部は礼拝堂になっていて、敬虔な信者たちが次々にやってきては祈り、ロウソク(写真左手)をあげていく。
門を抜け、まっすぐ行くと聖マルコ教会前の広場に出た。
ここはゴルニィ・グラッド地区の中心と言える。教会は屋根の紋章が印象的だ。特に地中海沿岸ばかり歩いていた私は、タイル屋根というだけで中欧らしい異国情緒(?)を感じる。よく見ると塔の時計もタイルで装飾されていた。
教会左手には17世紀のクロアチア知事、Banの宮殿がある (現在は大統領公邸)。
教会の右手(写真・下)はクロアチア議会。
中央のバルコニーではオーストリア・ハンガリー帝国からの離脱(1918年)、ユーゴスラビアからの独立(1991年)、と2度の宣言が発せられたそうだ。この国にとっては歴史的な大舞台といえるだろう。
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この辺りは官庁街なのか、教会裏側にも国旗を掲げた建物が多い。
そこから北上してザグレブ博物館へ向かった。
博物館の建物は17世紀の女子修道院とのことだが、内部はモダンに改装されていて、カフェやミュージアムショップもある。
入場料は20knと高めだが、それだけのことはある博物館だ。収蔵品は古代の発掘品、教会の彫像、甲冑や旗、絵画、ポスターや酒のボトル、独立戦争や法王来訪のビデオ・・・等々と多岐にわたり、その数7,4000点という。かなり見応えがあって、さらっと見ただけでも1時間以上かかった。
時代を追って街の歴史や文化の流れが解るようになっているだけでなく、それぞれの展示にも工夫がある。
でもそんな中、私の目をひいたのは
←このカエルだったりして・・・(^^ゞ。
左/射的。
的(マト)には穴が空いていた。
右/昔の美容室。
ぶらさがっているパーマネントの装置がすごい。
次はクロアチア歴史博物館へ。
入場料=10kn。内部の写真は全くない。今となっては記憶にないが、たぶん写真撮影禁止だったのだろう (ちなみにザグレブ博物館のほうはフラッシュのみ禁止のはず)。でも18世紀の宮殿を利用しているので、インテリアにも興味深いものがある。
展示品は中世以降の品々。こちらは広くないので見学時間もそう長くかからない。
続いて聖マルコ教会前の通りにあるナイーヴアート美術館に入った。
入場料=10kn。農民画家から始まったというクロアチアのナイーヴアート。その画風は "素朴"
という共通項はあるもののバラエティーに富んでいて楽しい。また一般に 「ガラスに描く」
と解説されているが、カンバスの作品も少なくないようだ。
入口ではナイーヴアートのポスターやポストカードなどが売られている。パンフは無料 (なんと日本語もあり!)。