<photo & diary> 9/4 トロギール日帰り 1
トロギールはスプリットから西へ28km、本土とチオヴォ島にはさまれた小島にある。ユネスコ世界遺産に指定されていてスプリットから日帰りできるとなれば、行くしかない!

フェリー乗り場近くのバスターミナルで乗車券(15kn)を買い、10分後、3:00発のバスに乗ることができた。
満腹状態に心地よい揺れ・・・徐々に攻撃力を強めてくる睡魔・・・。下車しそびれちゃいけないと必死で抵抗し続けた約50分間だった。ホントは所要時間30分のはずだったんだけどなぁ〜。
バス停のある本土の大通りから島へ続く橋↑
正面奥、車の陰になっているのがトロギールの北門だ。
運河をはさんで、左岸がトロギール→
トロギール北門外観
古代ギリシャ時代に始まり、13〜15世紀に発展したという旧市街。それを囲む防壁は15世紀、ヴェネツィア統治下で修復されたものらしい。この門はさらに17世紀に再建されている。上にある像は町の守護聖人だそうだ。

こぢんまりした町に相応しくも思える可愛らしい門。前に立つと、中がどうなっているのかとワクワクしてくる。
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まっ先に向かったのは聖ロヴロ大聖堂
1193年から建設が始まったこの大聖堂は、ファザード修復中で外観全体を見ることはできなかった。写真は15〜16世紀建造の鐘楼だ。
そんなわけで少々がっかりして足場をくぐったのだが、その奥に現れた正面扉口には目を見張った。見事な彫刻は、ここダルメシア地方の巨匠ラドヴァンによる1240年のものとのこと。
両サイドにはヴェネツィアのシンボル、ライオン像があり、それぞれ上にアダムとイヴが立っている。
扉が閉まっていたので、見学は後回しにすることにした。

中央身廊の写真(右→)はあとから出直したときのものだ。
でもついでにここで説明してしまおう・・・
天井から吊られた十字架は1440年頃のもの、主祭壇の上部には14世紀の受胎告知像 (左:大天使ガブリエル、右:聖母マリア) が載っている。
また、八角形をした石造りの説教壇(13世紀)や、木製の聖歌隊ベンチ(15世紀)なども素晴らしい。

ほかにもルネッサンス様式の聖イヴァン・ウルスィニ礼拝堂などを拝観した。こちらは居並ぶ彫像に圧倒される。
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大聖堂脇の中央広場に出た。正面には市庁舎が建っている。
←国旗を撮りたくて、3階部分だけの写真になっちゃったけど、19世紀のどっしりとした建物だ。
市庁舎の右手には時計塔
15世紀の市庁舎開放柱廊がある。
←時計塔の中には
先の独立戦争で犠牲になった若者たちの遺影が並び、花が手向けられていた。
開放柱廊→
壁には2つのレリーフが飾られている。一枚は1471年のもの、もう一枚は1950年イヴァン・メシュトロヴィッチ(前頁参照)の作だそうだ。
←大聖堂前の
   お屋敷、バルコニー
インフォメーションで町のマップをもらい、その前にあったカフェで休憩する。
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←市庁舎右手、時計塔の奥にある聖バプティストのヨハネ教会(13世紀)。このほかにも、この小さな町にはそこかしこに数多くの教会がある。
開放柱廊わきのメインストリートを進むことにしよう。
昔ながらの狭い通りには様々なショップが並び、観光客で賑わっている。
その先、大きな扉の向こうにはパーッと外の世界が広がっていた。陽光ふりそそぐ港。そして対岸はもうチオヴォ島だ。
そう、ここが南門(1593年、ルネッサンス様式)。
あっという間に小さな町を抜けてしまったのだった。
 

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