9/3 Mon. コトルの宿 (Sobe・アパートメント) 1
コトル旧市街正門前

他の旧ユーゴ諸国同様、モンテネグロにもソベ (Sobe) と呼ばれる民宿がある。泊まるからには何かひとつ、その町にいることを実感できるような宿がいい。ならばやはりホテルよりソベだろう。それも城壁の中。修繕しながら使っている古い建物の、つかの間の住民となるのだ! 町歩きにも便利だしね。確実に旧市街の宿を確保するため、今回もネットで予約済み。正門脇の売店にあるインフォメーションで位置を尋ねてみた。

インフォメを兼ねた売店
Rooms (sobe) / Apartments Ivana
オーナー  Ana Pejović さん
住所  Srari Grad 265, Kotor
TEL  +382 (0)69 489 434 (英語)
E-mail  pivana@t-com.me
紹介
Page
 http://www.turizamcg.com/で予約しましたが、
 2015年現在はBooking.comで予約できるようになりました。
           ↓
  Booking.com内、Villa Ivanaのページ
Sobe2室、アパートメント3室。予約時すでにSobeは満室、
宿泊したのはWとシングル、2つのベッドがあるアパートメントで
1室 30euro (1泊)でした 。
※最新の料金は上記ホームページからお問い合わせください。

近辺の他の宿も上記サイトで探せます。

返ってきたのは、「城壁内の住所まではわからない」 という答え。
さらにその女性は、「中は複雑なもので・・・」 と申し訳なさそうに続ける。日本の接客にも似たその低姿勢に驚き、"複雑" という未だ見ぬ内部に心が躍った(^^)。
「直接、電話したほうが確実ですよ」
「そうね、電話してみます」

そうは言っても立ち止まっているのも勿体ない。ネットで知り得た情報といえば、港に面した城壁沿いらしいということだけだが、それを頼りに携帯の呼び出し音を聞きながら、入り組んだ道の番地をたどって南へ南へと歩く。

        階段上に263番地の表示あり

誰も出ない・・・。とうとうほぼ南端。限りなく近づいているのは確かなのに、肝心なソベの番地が見つからない。
再度、English用となっている番号に掛けてみた。もう一方は怖くて電話できないもの。

電話に出た女性に
「263番地は見つかったけどお宅 (265) が見つからない」 と言うと、 「私は今日会えないけど、ママが1分以内に迎えに行くからそこで待ってて」 とのこと。
携帯片手に小さな広場でしばし待機だ。

263番地側から見た広場。
Sobeは正面建物の左隣にあった。
石塀をはさんで右が表、
左が敷地内

5分後。いやもっとか? ---この程度のことで驚いてちゃ南ヨーロッパは歩けないのよ--- ママがやってきた。さっき近くのドアから出てきた人だわ。何か用事を済ませて戻ってきたご様子。

アナと名乗ったそのママが、ソベのオーナーだった。英語は喋れないが、とっても愛想の良いおばさま。後に付いていく形で案内される。

 扉の内側
部屋の入口

彼女が苦笑しながら指さした方向に目をやると、何かのコードがぐるぐる巻きになって番地表示を覆い隠していた。
 これじゃ~わからんわ。

重い扉の内側には屋根がかかっているものの、建物はその奥にある。入ってすぐ斜め前方に見えるドアが私の部屋だった。

                  室内
奥はバスルーム
バスタブは小さいが
腰掛けられるように
段差がついている。
キッチンには鍋類、食器、洗剤などが揃っている。
2ヶ月前の時点ですでにSobeの空きがなく、ここはアパートメント。3泊するからキッチン付きのアパートメント形式はなにかと便利だ。一階ながら、半地下のように感じるつくりになっている。
これで1室1泊30ユーロ。わりとリーズナブルでしょ?
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コトルの宿 (Sobe・アパートメント) 2


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