9/3 Mon. コトルスカ湾ドライブ

ヘルツェグ・ノヴィ近辺走行中は家並みに阻まれて海がほとんど見えないが、もうすでに複雑に入り組んだ海岸線をもつボカ・コトルスカに入っている。アドリア海から奥に向かって、ヘルツェグ・ノヴィ湾、ティヴァット湾、リサン湾とコトル湾。これら4つを総称してボカ・コトルスカと呼ぶようだ。

さらに10分ほど。いつの間にかほとんど海面レベルまで下ってきていた。まるで湖のように穏やかだからこそ、こんな水際に幹線道路を通せるんだろう。

1:56 ボカ・コトルスカ湾岸
ボカ・コトルスカのマップ
1:58 フェリー乗り場付近

フェリーに乗ろうとする車の列が渋滞を招いていた。これはティヴァット側への渡しフェリーで、入り組んだ湾のショートカット・コースだ。特にブドヴァ方面に行くときに便利。コトルまででさえ15km近く距離が短縮される。でもフェリーの乗降時間を考えると微妙かな。きっちり海岸線を走ってみたいから、私はそのまま奥へと進んだ。

その先はとりわけ景勝地が続く。所々に停車するスペースがあり、車を降りて眺めを楽しむことができる。下のパノラマ写真は湾の最もくびれた部分をちょうど抜けたあたりだ。まだこの先、リサン湾〜コトル湾と、向こう側を延々走らなければならない。

2:00〜2:07 中央の山をはさんで左がリサン湾、右がコトル湾。右手の山はティヴァット側になる。

決してメンテが行き届いているとはいえない道だが、取り立てて騒ぐほどの悪路でもなかった。今のところ走行には全く支障なし。

2:12 アバウトに上書きを繰り返した
センターライン(笑)
ここはセンターラインすらない。路上の線はブレーキ痕。
いったい何があったのか、路面も不思議なえぐられ方をしている。

リサン湾とコトル湾を分かつあたりには、2つの小島が浮かんでいる。木々が見えるほうはスベティ・ジョルジェ島で、修道院があるらしい。もう一方は元々岩礁だけだったそうだが、そこから聖母像のイコンが発見されたと言われ、周囲を埋め立てて教会が建立された。その名もずばり、ゴスパ・オド・シュクルペラ (岩礁の聖母) 島だ。

上のパノラマ写真の向かい側、ペラスト手前から
2:28 コトル湾の眺め
ペラストの町が最も2つの小島に近い。その高い位置から見下ろすと、よりハッキリ見える。 帰路のページに町からの眺めあり
2:47 コトルに到着

国境から約50km、何度か車を停めたため1時間15分かかったが、無事コトルに到着した。

右手は海、左側は旧市街、正面の崖にはその城壁が見える。
あっという間に旧市街を過ぎてしまい、Uターン。とりあえず旧市街・正門前の、港沿い一帯を占めている有料パーキングに車を入れた。

大きな荷物は車に残し、まずは予約してある宿を見つけなきゃ。

*車で国境越え モンテネグロ
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コトルの宿 (Sobe・アパートメント) 1


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