9/4 Tue. コトルを歩き倒す [3]
聖母教会前

聖母教会前にはテラスがあり、格好の展望スポットになっている。もっと上を目指す人も、ここで引き返す人も、誰もがみな一息ついていく場所だ。
ここまで、ごくたまにすれ違う程度の人しかいなかったのに、このテラスだけは入れ替わり立ち替わり、ずっと数人の観光客がいた。

  じゃーん!!!
これが教会前から見下ろすコトル旧市街だ。
 ↓

                教会前テラスからの眺め (旧市街・大聖堂あたり〜北の新市街方向)
教会前テラスからの眺め (大聖堂から南側)

身を乗り出して立体模型のような街に目をこらす。通った道や見覚えある建物を見つけては喜び、まだ行っていないエリアを確認しては脳裏に記す。それからひととおり写真を撮って、教会前の石段に腰掛けた。弾んだ息はもうすっかり治まっていたが、山腹を撫でていく風が頬に心地よい。
なんとなく雲の流れを追いかけたりしているうち、ふとこの教会も含めた写真を撮ってみたいと思った。仕方ない。もう一区間のぼろうw。

そうして撮ったのが、このモンテネグロ旅行記トップの画像だ。
でもおまけにもう一枚ね!

教会の先から

一眼デジの望遠を使うと、道ゆく人まではっきり見えた。というわけで、ファインダーを覗きながらここでもバチバチ撮影(^^ゞ

正門付近 (望遠)

心置きなく展望を楽しんだつもりだ。それでもこの時点で鉄扉から30分。仰ぎ見たときに感じたほど途方もない距離じゃなかったね。

もちろんさらに上っていけば尾根伝いの城壁まで行くことができるわけだが、それはパス。9世紀から18世紀まで建設が続いたという城壁、全長は4.5kmもあるという。入口でもらったマップを参考に、別ルートで下ることにした。

10:00 頂上を目指す人々 (団子状態で5人)
ふたたび教会前から。中程に半月堡が見える。
右上の張りだした部分が最初の稜堡。

それにしても、
←こんなに上ってきたんだと思うと、感無量だったりする^^。

半月堡付近。上が南になる。

半月堡まで戻って、そこからは来たときとは逆、南方向へ進んだ。

城壁入口でもらったマップに、私の辿ったルートを点線で加筆してみた。
水色の点線が往路、オレンジの点線が復路だ。
写真はSobeのテラスで復習中の図w

道なりに下っていると、いつの間にか民家の間の階段になってしまった。どうやら出口"B"方向のようだ。

"B"への分岐地点

分岐まで戻ってみたら、直進するほうは獣道同然。というか、道がないに等しい。仕方なく、素直にBへ降りることにした。

10:43 "B"に到着

本当はマップの青いコース、右端まで行って"C"で出たかった。だから"B"の係員に尋ねてみる。
彼女の答えは、
「その先には行けないんです。なぜ青になっているか分からないけど、赤と同じハイリスク・コースですよ」 とのこと。
ちなみに、青が安全な徒歩道、黄色がリスク増加コース、赤がハイリスク・コースだ。

「それから緑のコースも民家やホテルなんかがあって入れません」 とも教えてくれた。
だよね〜。私の宿泊しているソベもその民家にあたるわけだし。テラスから階段を上がり、錠を外して門を開ければそこは城壁の上なのだ。
昨夜のホテルのレストランだって通り抜けはお断りに違いない。

"B"の係員は看板の向こうにいる。
もちろんここから入場も出来る。

ホテルこそ出来たばかりで、マップが間に合わなかったのかもしれない。それにしても"C"までのルートは説明が付かないぞ。なんともいい加減な---イタリア以上におおらかな?---モンテネグロ、である (笑)

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