2003年07月後半の日々の雑記



雑感/言語普遍/2003.07.16


『言語のレシピ(THE ATOMS OF LANGUAGE)-多様性にひそむ普遍性をもとめて-』/マーク・C・ベイカー/岩波書店
 専門外の人向けの一冊。言語学の方向性が親しみやすい文章で分かりやすく書いてある。学際化した言語研究は認知科学と結びついたり、コンピュータの分野、言語教育の分野、etcへと広がりを見せているけれど、全ての分野においてまず踏まえなければならない思考法、副題でもある-多様性にひそむ普遍性をもとめて-という部分が魅力的に説明してある。
 それにしてもベイカー文章上手すぎ。英文で読んでも上手いと思ったけど、郡司隆男の訳がいいのか邦訳された本書も日本人の感覚で普通に上手いと思う。話の導入、論理展開、例を出すタイミングとかホント参考になる。
 特に面白いと思ったのは最終章かな。普通適切に証明できないことは語らない人なんだけど、敢えて思索にふけってみようという断り付きである意味形而上学的とも言えるような哲学的な部分にピコっと踏み込んで話をしている。何故人間の言語はかくも多様でありつつかつ同じなのか?という究極の問いに対して、unofficialなゼミで漠然としか議論できないような発想で持って思索を展開している。思索の結びが微笑ましい。言語の多様性はバベルの塔を作った罪だとか、そんなネガティブな理由からくるものじゃなく、人間に目が二つあるような理由からなんじゃないかなんて言ってる。右目で見える世界と左目で見える世界、どちらが価値があるなんてことはない。でも二つを比べてみると、世界に新しい質が加わる、世界が三次元に見える。言語が多様に存在するのもそう思ってみると何か嬉しいじゃないかという結び。ピコっと文学的センスまで持ってるベイカーはホントやるなぁと素直に思う。


雑感/ネギま等/2003.07.17


■さて今日は…
 『魔法先生ネギま!』1巻の発売日。OFF友の人、誰か買って下さい。後でまとめて読みたい。
 『イロひな』10巻と『陸上防衛隊まおちゃん』1巻も同時発売。『イロひな』はいいからバイリンガル版の『ラブひな』の続き出してくれないだろうか、中途半端に8巻くらいで刊行止まってるんだよね。素でアレで日常会話表現覚えたから是非続き欲しい。『まおちゃん』は今週のペンギンとかピコ面白かったんで、立ち読みでチェックしたいかも。
 今週号のマガジンの巻頭特集は凄いねェ。まったく悪びれずオタクターゲット全開。しのぶの前に「ロリロリ」ってデカデカと書き文字が輝いてたり……編集の人も吹っ切れてるんだねェ。

■新MMR/マガジン
 これヤバ。一応証拠をあげていって論証していく構成をとってる以上説明性をウリにしてると思うんだけど、その論拠が電磁波とか集合的無意識とかでマジそっち系の論調になってる。観念的な言葉でいたずらに不安を煽る構成は僕が敵視する所だなぁ。普通は騙されないと思うけど観念的なモノとか形而上学とかをそういうものと割り切れない少年とかが読んだら影響受けちゃうんじゃないかとちょっと心配。ネタとして面白いと言えば面白いんだが……えー、ネタですからね?少年の皆さん、マジに取らないように。

■第16話「うたがいのなかで」/宇宙のステルヴィア(stellvia)感想
 血なまぐさい描写を避けに避けて理想郷的な未来像を描いてきたんだけど、それも今回から始まる戦争とのギャップを狙ったもの。遂に死者発生の戦闘へ。あの目につけてるやつの下から涙が溢れてる描写とか良かった。こっから過酷な展開にいくのか?主要メンバーにも死者が出そうな雰囲気出てきました。
 次回サブタイが「せんとう」でホント戦闘を描く模様。平和なれした人類が挑む戦争。巻き込まれる学生達。そこに遅れて到着する町田さん。なんか次週は面白そうだぞ。


雑感/何も無い日/2003.07.18


■日想
 海の日のためジャンプが明日発売。忘れないようにしなければ。明日はWJ&SEEDってことでアクセス数/DAYの自己ベストでも目指そうかと思います。といっても特に努力できることは無いんですが、1500アクセスくらいいったら驚いて下さい。

■明日は
 1/100フリーダムを買ってやろうと思う。


更新情報/2003.07.19


WJ34号/WJ感想を更新。

第41話「ゆれる世界」/SEED感想を更新。


更新情報/2003.07.20


第25話「闇の実験室」/555感想を更新。

■第24話「オーレ!太陽の闘牛士とフラメンコ」/明日のナージャ感想
 エラク面白かった。前ふりもなくナージャがに襲われるオープニングとか最高。
 100年前のスペインってあんなの?いきなり牛に来られたらそりゃビビる。自己防衛として国民総マタドール化あるいは総大山倍達化計画が必要っぽい。
 伝えたいものが無い踊りには価値がないというのは身につまされる。踊りの部分を色々なモノに変えてもそんなもんだと思う。
 どーでもいいけど喋るようになったリタは可愛すぎる。

■どうも
 昨日は1500アクセス超え/DAYで新記録。さすがに毎日こんなんだったら大変でしょうね。どちらかというと日陰系サイトを目指してますが今後ともヨロシク。


雑感/調子悪い/2003.07.21


本日の厳選モノ-茜17歳-さんの「ある少女からの手紙」の項目(7.20他)
 「何故人を殺してはいけないのか?」という問いの立て方は、かなり心の深い部分に根差す哲学的な問いで、僕らは何故「人を守ること」は「正しい」と感じるのに「人を殺すこと」は「間違っている」と感じるのか?という問いかけでもある。コレは結局何故かはよく分からない、僕らの心がそうなっちゃってるとしか言いようがない。言語学者に言わせるとその問いは、何故僕らは「太郎がリンゴを食べる」という文を読んだときこれは「正しい」文と感じるのに、「太郎にリンゴを食べる」という文を読んだときは「間違ってる」文と感じるのか?という問いに似ている。素人が「そんなの当たり前だ」と言うように人を殺していけないのも「当たり前」だし、学校で国語の成績が良かったヤツが理屈っぽく「日本語のシステムでは主格は「が」じゃきゃダメなんだよ」といえば「そうかも」と思うように、法学者や倫理学者がそれっぽく「人を殺していけない理屈」を説けば「そうかも」と思う。同じように最近の言語学者が「それは生まれたときから我々の心にある言語のシステムがそうなっていて、そこに育った言語環境の情報がちょっと加わってそう感じるようになるんだよ」と言うように、「生まれたときから人の心には人を殺すのは間違ってるとプログラムされていて、それが成長する文化、社会環境によって確固たるものとして形成されていくんだよ」と言われれば「そうか」ってならないかなぁ。今の所僕にはその解答しか無い。でも言語学者が間違っている文についてずーっと考えていると段々その文が正しいように思えてきちゃうように、子供心にずーっと心の負の部分について考えてると段々それが正しいように思えてきちゃうことってあると思う。そういうときは言語学者がしばらく研究を忘れてバッティングセンター行ったりファンタジー小説読んだりして気分転換してからその文を読んでみると、「やっぱり間違っている」と判断できるようになるように、なんか自分の好きなことをしてリラックスしてみるとまた「やっぱ人殺しダメじゃん」って思うようになってたりするかもしれない。気分転換がお薦め。それでも言語障害の人がどうしても間違っている文を判断できないように、どうしても人殺しに取り憑かれちゃう人もいるかもしれないんだけど、その時は言語障害者がプロの言語療法士の元に通うように、その人はプロの精神療法士の元に通った方がいい。僕に言えるのはそのくらいかな。

■壮絶に
 頭の調子が悪いんで休みます。掲示板のレスちょっと保留。すぐ復活すると思うんで遠慮無く書き込んどいて欲しいんですが……PCの調子も悪いからバックアップも取らなきゃならないしな……


雑感/調子戻った/2003.07.22


■待ち受け
 「待ち受け フリーダムガンダム」っていうキーワードで訪れてくる人結構いるんだけど、うーん、リンク張っていいのか分からないんだよな。フリーダムとかジャスティスの携帯待ち受けある携帯サイト、知りたい人はメールくれれば教えます。あと555の「complete!」「ExeedCharge!」とかの受信音あるサイトも知ってる(docomoだけど)……
 待ち受け、今はナージャのGIFアニメにしてしまった。ヤバー、ナージャ動いてるよ!…えーと僕的には涼しい感じの白クマの待ち受けを探してます。

『陸上防衛隊まおちゃん』1巻/漫画:RAN 原案:赤松健/コミック
 100%バカ漫画なんだけどそこはかとなく楽しかった。戦う理由が「夢のため」でも「大切な人を守るため」でもなく、「国(日本)を守るため」というのが最近の漫画にはあんま無い愛国心全開で新鮮だった。
 可愛い動物型エイリアンに可愛い小学生防衛隊で対抗というアホ設定とか、毎回必殺技の国防結界がまおちゃんのせいで失敗するネタとかは普通に笑える。最終回くらいでようやく成功とかしたら多分感慨深い気持ちを味わえるんではないかと。
 「みそらは〜であります!」っていうフレーズとか何か頭に残る。赤松脳細胞破壊光線にやられそうだ。

■第16話「Breakthrough(ブレーク・スルー)」/ラストエグザイル(LAST EXILE)感想
 ソフィアが女王様、というか皇帝化。展開速ッ。思うにデルフィーネがラスボスポジションなのか?ギルドだけが圧倒的な科学力を誇ってる理由=エグザイル?何にせよ全てギルドに管理された中での戦争=ギルドに踊らされながら人がバタバタ死んでいく悲哀…を感じると結構デルフィーネ悪いヤツに思えてきた。となるとデルフィーネに反抗してるディーオはイイヤツってことに?デルフィーネ−ディーオ間の絡みが全然描かれてないからまだなんとも言えないんだけどね。
 やっぱタチアナが好き。精神的な脆さが克服されて真の強キャラになる展開を希望。


雑感/映画観たい/2003.07.23


555劇場版サイトキタ!!
 ヤバ面白そう。去年も今頃龍騎映画超楽しみにしてたなー。それでラストに唖然としたりもしたんだが(笑。一番燃え情報はライオンオルフェノク=声:小山剛志!!アドベントの人だー!!というかオーディーンだー!!エターナルカオスはどんな技だったんだーっ!!うーむ、絶対重要なオルフェノクなんだろうな。
 あと馬、鶴の新形態とかもあって激面白そう。タッくん=ケンシロウ設定に激燃え。ぜってー行きます。

■今日から
 TOPでまた無機物劇場始めます。毎日、10日連続でTOP変わるんで、こまめにチェックしてくらさい。くれぐれも期待はしないように!


雑感/夏ですね/2003.07.24


■バキ/板垣恵介/チャンピオン
 面白くなってきた。ドリアンの横にいたのオリバさんだよね?これはオリバも参戦か。今までより一レベル上のグラップラー達で最終章を演じて頂きたい。

■第17話「たたかい」/宇宙のステルヴィア(stellvia)感想
 今回エラク面白かった。町田さんがメインっていうのもあるけれど。
 脱落エリート組だったというレイラ教官と重なる自分、変わらぬ視線を向けてくれるBIG4の面々、確執も恨みも無く自然に接してくる志麻と音山君、全ては間接的なんだけど徐々に町田さんを立ち直らせる。戦闘の最中、吹っ切れたように目つきが以前の凛としたものに戻ってケントに通信入れてくる所燃え。
 あと隠れ燃えキャラはアフロの人、なんか知らないが凄い人らしい。ちょっといっちゃった天才系の感じが良く出てて良かった。
 敵は何なんだろうな。とりあえず人類の内戦という方向性は薄くなってきた?未だ謎が謎を呼んでいる。

■自分用テキスト
 そろそろ進路決める試験が迫ってきてるんで死ぬ気で勉強しないとヤバイ。モチベーションあげるために計画表作ってみた。

<計画表削除>

 八月末日までに最低限これだけはクリアしないと俺の未来は無いと思う。終了した項目をsタグで消していってモチベーションを上げる作戦。10ページで一項目、外国語のテキストは5ページにおまけ。夏の終わりまでに終えるとすると一日5項目ほどクリアしないとダメか……ギリギリいけるか?ただ卒論とかその他の仕事はこれと別だからな……まあ頑張るしかない。


雑感/アザラシなど/2003.07.25


南極観測の英女性科学者、ヒョウアザラシに襲われ水死
 そ、そんな恐ろしいアザラシが!?ってことでちょっと調べてみたんだけど……
 →ヒョウアザラシ(一番上の写真)
 悪そうな顔してる!極悪アザラシッ!

■プルンギル−青の道−/バンチ
 本日最終回。正直途中読み飛ばしていた部分も多いんだが、時折胸に来るものがある作品だった。日本と韓国という身近なモチーフで異文化理解をテーマにした、個人的にチェック入れときたい作品だった。そんな僕はすっかりハングル忘れてきてる。反省イムニダ。


更新情報/2003.07.26


第42話「ラクス出撃」/SEED感想を更新。


更新情報/2003.07.27


第26話「デルタ登場」/555感想を更新。

■第25話「帰ってきた裏切りの美女」/明日のナージャ感想
 結論、スペイン篇は面白い。こんなエラク高尚な「満たされない感」を抱いてる二人をどうやって救うんでしょうか。ナージャのフラメンコでしょうか。キーポイントは牛だと思うな、牛。それにしても日曜朝から牛に優しくない番組です。
 次週は星の瞳のナイトがしばらくぶりに登場。唐突な自分語りに期待したいです。


更新情報/2003.07.28


WJ35号/WJ感想を更新。


雑感/パンダと決別/2003.07.29


生茶パンダ諦めます宣言
 もう無理。コレ当たらないようにできてるだろ。当たった人いるの?何より今日近所のスーパーの福引きで麦茶ティーバック徳用サイズが当たってしまったから……もう生茶やめて大人しく麦茶飲むよ……それにしてもここのスーパー当たり過ぎ、前ジャガイモ一箱当たった所です。

■第17話「Making material (メイキング・マテリアル)」/ラストエグザイル(LAST EXILE)感想
 お、置いていかれた。気合い入れずに流し観してるからかなぁ。なんかギルドと闘うために色々な人が集まってるんだけど、アレックスは私怨があるとして、他の人は何で集まってるの?そもそもなんでギルドが戦争仕切ってたのかが分からないしな。
 ディーオが切れてるのも謎です。姉上様が風呂入ってるのも謎。そろそろ佳境なんだけど謎謎です。


雑感/弟子など/2003.07.30


『戦え!梁山泊 史上最強の弟子』1〜5巻/松江名俊/コミック
 今サンデーでやってる「ケンイチ」が何気に好きなんでその前身の全五巻を読んでみる。心は優しいけど弱弱な主人公が最強の師匠達に鍛えられて強くなっていく話なんだけど、どちらかというと師匠メイン。タイトルは「弟子が史上最強」というよりは「史上最強の人達の弟子」という意味合いが強いのかも。この師匠達いいよー、ギャグテイストで生きてるんだが、史上最強なんで誰も文句言わない感じ。このくらい余裕の人生には憧れる。別に格闘技で強くなれとは言わないけど。
 ケンイチ(主人公)も100パ努力型で好感が持てる。ヒロインの方が100倍強い設定なんでピンチになるとヒロインが助けに来るという従来とは逆のパターンが面白いんだけど、ケンイチはその辺り情けなく思ってて少しでもヒロインに近づこうとまた努力する。ケンイチの努力っぷりは初期『はじめの一歩』に通じるものがあります。やっぱ努力でしょー。


雑感/七月が終わる/2003.07.31


■ブラックジャックによろしく/モーニング
 理想を貫く過酷さの表象である赤城さんと、現状維持の安寧の表象である皆川さんとの対比が上手すぎ。

■第18話「とおいこえ」/宇宙のステルヴィア(stellvia)感想
 能力が高過ぎるがゆえに一般人から距離を置かれ始める志麻。音山くんとは逆に音山くんの能力が高すぎてうまくいかない。精神的ピンチを仲間の励ましで乗り越えるという展開が多かったんだが、今度は仲間がいない。ただどうやら弥生だけは達観して問題の所在に気づいてる模様。町田さんがヨロシク頼まれてたんで多分その辺りから解決するんじゃないだろうか。
 敵宇宙人説が作中でも浮上。とりあえずヒュッター先生怪しすぎ。

■自分用テキスト
 学習あんまり進んでない。コレは困った。

<計画表削除>

 一週間で13項目消化、日に2項目くらいの消化率ってことか?日に5項目ペースで行かなきゃ終わらないんでこれはヤバイ。フランス語テキストに予想外に時間がかかってしまったのが一つの要因。難しめのを選んでるせいもあるが、5ページっつても普通に一時間以上かかってしまう。コレはなんとか時間を算出していかないとエライことになる。やる気出せ、俺。



次へ
TOPへ