2004年03月前半の日々の雑記

2004.03.01.(月)
■14号/WJ感想
 
●新連載3連弾
 スピンちゃん大好きなんで、これは嬉しい。が、あとの二つは交替作品との比較の問題。今週で「LIVE」が終わって、あと「遊戯王」も円満終了しそうということで、そこまではまあいいんだが(いや、梅澤先生もうちょっと見ていたかったけど)、残り一つの交替枠は「銀魂」か「ごっちゃん」あたりだと思うのですよ。この二つのどちらかを降板させてまで、新連載を見たいかというと、僕的に否。ごっちゃんor定春が見れなくなるのは悲しい。

●ボーボボ
 ボーボボの奥義で何か変な世界になる話は好きです。今回のツボはレムが10円を落としたヤツらの集いの建物に入ったコマ。「ずーん」でかなり笑った。

●スティール・ボール・ラン
 この漫画は逆転逆転に尽きます。最近の感想ずっとそればっかりのような気がするけれど、最初ダメっぽく描かれていた属性、状況が、すぐに逆転してイイ方向に裏返るのがとにかく楽しいです。今週で言えばポコロコの落馬、木で飛ばされてビヨーンのシーンとかね。
 あとは、ジャイロが絵的にさらにカッコよくなってきた気がします。鉄球飛ばす絵なんかは、従来のジョジョの主人公と比べても視覚的なカッコ良さが高いです。

●いちご100%
 「これなんだ オレが西野を好きなところ…」の台詞に対応している絵が、西野のパンチラ絵なのはどういうことか。

●DEATH NOTE
 扉絵のライトカッコ良すぎ。僕はカッコいい犯罪者というキャラはかなり好きです。ジャンプじゃないけど『金田一少年』の高遠遙一とかね。ライトはコレまで見たその手のキャラの中でも抜群に輝いています。
 物語は相当クライマックスです。ライトにとって間木照子の存在はかなりピンチです。この危機をライトが乗り越えるのかどうかで、構想が長期の物語なのか短期の物語なのかが分ります。間木照子とLは接触できるのか、ライトが阻止するのか、テンション上がってきたところで次週はセンターカラー。かなり楽しみです。それにしても今回は最高潮前を徐々に盛り上げる良質エピソードでした。ライトと照子の会話全てがスリリングなんですが、途中から雪が降ってくる演出とか視覚的にも盛り上がって相当イイです。雪に映える照子の絵は相当キレイです。コレ、やっぱり冬の間に決着がつく物語のような気もしますね。ライトが受験生であるということが一つの制約になってる話ですし、夏になって半袖Tシャツでデスノート書いてるライトとかはちょっとイメージしにくいです。

●ブリーチ
 かなりSMです。悲鳴に艶がどうこうとか、マユリちゃん今までいったいどんなプレイを…という感じです。女性虐待というのみならず、娘を虐待してるというのが何とも。多様な読者のニーズを考慮してキャラを作ってると思われる久保先生&担当コンビですが、もしやマユリちゃんに感情移入する層をも狙って……イヤ、少年誌でそれは無いだろ。
 雛森くんややちるを始め、副隊長の女性はイイ奴ばかりで軒並み仲間になりそうなオーラがあるんですが、ネムも何かしら救いがあるといいよね。

●武装錬金
 カズキの核鉄は心臓部(左胸)にあるから、それで防御する展開にするために秋水先輩の必殺技は逆胴にしたのか!面でも普通の胴でもこの展開にはできなかったワケで、良く考えてるなーと思いました。
 「死が二人を別つまで」は『るろうに』で剣心が巴に「一緒に暮らそう」とプロポーズするときのフレーズですね。巴と桜花のキャラデザが似てるということもあるんですが、どうも、この早坂姉弟篇は、『るろうに』の巴及び雪代姉弟で描きたかったテーマを別の形で描いているという気がしています。

●銀魂
 万事屋に戻ってきて、バンバンと扉を叩く定春が可愛い。ハッハッも可愛い。
 ここ3、4週とても好きです。ギャグあり、ちょっとイイ話アリの一話完結型漫画。コレ、もうちょっと続いて欲しいんですけど。

●LIVE
 打ち切り最終回ですが、やっぱりちょっとだけジーン。「オレが"神"を殺してやる」はロックの基本っぽくて梅澤先生テイストだなーと思いました。
 でもやはり9週は短すぎました。打ち切り最終回にしても、もう1クールあれば暗井くんの伏線とかも消化したりして、もうちょっと感動的な終わり方もできたと思うんですが。
 何度打ち切られても待ち続けるのが梅澤ファン。次回作、期待しています。  
 

2004.03.02.(火)
CLAMP『×××Holic』3巻/ヤンマガコミック
 
 「無から有は生まれない 願いの成就には必ずその代償 もしくは代価を必要とする」

 この教育実習生の話も、Holicでずーっと描き続けている「対価」の話です。願いでもなんでも、ある価値を得るには、それと同価値のものを払わなければならない。

 このバカ教育実習生の描き方が痛快です。「自分は価値あるものを得るけど、何も払いません」自分だけはそれでまかり通る気満々で、見事に「対価」の法則をぶち壊してます。この手の人は本気で自分だけはそれで通ると信じ込んでいるという痛さも十分に描かれていて、何かもう、CLAMPの脚本の人、普段からこういう人にかなり憤ってるんじゃないかと思ってしまうほどです。
 実は僕も憤っていて、普段からよく考えます。この話は対価の法則をブチ壊している要素を「自分へ過信」という言葉で分かりやすく描いていますが、僕の現実分析では、どうも個人尊重主義、人それぞれ主義、相対主義が対価の法則をブチ壊す隠れ蓑にされているケースが多いように思えます。「私はオンリー1」、「人それぞれ」、耳に心地よいフレーズですが、1と対等な数字は?という問いに対する答えまで「人それぞれ」「オンリー1である私の答え」で済ますなよ。1だよ。勝手に「10=1」とかにすんなよ。しかも自分の方の数字ばっか増やしやがって。

●エンジェルさんの話
 ・『キャシャーン』よ!に笑った。前から小出しにされてた侑子さんが特撮マニアっぽい設定はコレで確定。
 ・「やっぱりいい子よ四月一日は アナタとあたしが思ってたとおり、ね」は一体。「思ってた」と昔から知ってたような口ぶり。この辺りは明かされることあるのかなー。既に時間を超越してるっぽいんでそんなに重要じゃないのかなー。

●教育実習生の話
 上に書いたの以外では、
 ・でも絨毯の蝶もう何匹か逃げちゃったっていうのは面白い。マルとモロがはたきに使ってるのが斬鉄剣なのも。
 ・ひまわりちゃんが筒をキャッチしたら筒が空いたのは、ひまわりちゃん関係の伏線?

●狐のおでんの話
 息抜きのようなほのぼの話。1話完結でもこういう良質な話が入るのがこの漫画が好きな所以。
 
■第05話「マジヤバ!捨て身のピーサード」/ふたりはプリキュア感想
 
 「何の権利があって連れて行こうとするんですか!」(雪城さん)

 雪城さんナンパにマジレス。このシーン雪城さんっぽくていいなー。怒った雪城さんも可愛いなー。

●今週のポイント
 ・二人そろってなきゃ変身できない。コレは、こんな設定作っちゃっていいの?番組的にメラめっさ重い制約だと思うんですが。
 ・川を走って渡ってるピーサード。ここ数年でこういう人を見たのは二回目です。一回目は、某板垣漫画の中国人。

 排他的ではいけないとして、雪城さんは相互理解しながら生きていくという代案を提案しているんですが、「言ってる意味が分らんなー」と本当にそういう考え方を欠片も理解できないピーサード(排他的ゆえ、人の話を理解しない)。最後まで「全ての世界は二つに一つ」と自分の一つを独善的、排他的に押しつけようとするピーサードに向かってプリキュア・マーブルスクリューしながら返答した雪城さんの台詞の結びが「理解しあって、尊敬し合って生きてるんじゃないの!」です。いいこと言った。今、雪城さんがいいこと言った。これからの時代に単純な敵味方で物語を作らなければならないとしたら、排他的独善こそを作中悪、相互理解、共栄こそを作中正義として欲しいと常々思っていたので、ここは思わず拳を握った。まさか、プリキュアでコレを見せられるとは思わなかった。最後はドツクゾーンも排他をやめて、雪城さんの共栄の中に組み込まれるみたいな話になれば最高ですな。
 にしてもホワイト状態でも語りは雪城ほのかとしてでした。変身中はトランス状態になってると思ったんですが、こっちの方がいいよね。あとは変身中もブラック、ホワイトより名前で呼び合ってくれた方が大人の視聴者としては落ち着いて観れるんですが、これはまあ、子供番組だからしょうがないですね。僕らも子供の頃はコードネームで呼び合って遊んでたし。
 
■雑想
 
 学内誌用提出論文あげー。コレが実質大学生活で仕事らしい仕事の最後かな。いよいよ卒業月間ですな。
 あと、今から言っておきますが、今月末は引っ越しのゴタゴタでしばらく更新途絶えますんで。あしからず。
 

2004.03.03.(水)
■雑想
 
 ネ ギ ま オ モ シ ロ イ ゾ (ロボっぽく)。
 先週の扉絵はこの展開のための暗示でしたか。燃える展開です。この漫画、売れてるのはディープなオタク層の支持のみではないように思う。何より絵がヤバ綺麗。特に背景。このクオリティーで毎週描き込んでるのは凄いよなー。

 今日はピコピコサイト細部を直してみました。リンクとか、Qウェルさんが閉鎖したのと、決闘王さんが移転したあたりを直しておきました。それではまた明日。
 

2004.03.04.(木)
■雑想
 
 本日のゲット物。

 尾田栄一郎『ワンピース』32巻

 深夜のコンビニでゲット。

 空島篇完結。やっぱ鐘が鳴り響くところは泣けるワ。コレは単行本で一気に読むべき。
 ロビンというキャラが色濃く担ってるんだけど、ワンピースでは、連綿と続く人の時間の積み重ねとか、過去との繋がりとかがとてもイイものとして描かれているんで、それらを一瞬でブチ壊す破壊兵器なんかはまったくもって悪なんでしょうな。
 そんなワケで、読者も忘れがちなワンピースの一大伏線である神々の名が付けられた古代兵器(アラバスタに記されてたプルトン、空島に記されてたポセイドン)、これらが最後の障害にして作中悪となりそうな予感。そんな話が描かれるのはいつのことやらという感じだけれど、この空島篇なんか読んじゃうと、例え自分が30になる頃まで続くとしても、描き切って欲しいと思ってしまう。
 
■第18話「告白」/R.O.D-THE TV-感想
 
 「ウーさん 屋根たのむね」(アニタ)

 この鳩優秀だなぁ。

 ジュニアとアニタの縁側でのコミュニケーションはほのぼのです。やっぱしチョップもう一発と言うアニタが既にかなりほわわんですが、それを透過能力で透かされて驚くアニタがさらにほわわんです。この二人は良い少年カップル。前回の銃声での引きとか、ミスリードでほんと良かった。

 伏線読んでる視聴者には既に自明でしたが、
 ・ジュニアがジェントルメンの器
 ・大英図書館焼いたのは読子、その場に幼アニタが居合わせた
 といった事実が正式に明らかになりました。意外だったのはドニーの名前が出てきたことでしょうか。それまで絡めるのか。小説版は一体どうなるんだろう。

 この話、「家族」もキーワードなんじゃないかなぁ。ナンシーとジュニアという特殊な親子。ミシェール、マギー、アニタの三姉妹という疑似家族。そしておそらく、アニタの本当の親がこれからキーになってくるはず。そこに1クールで小出しに描いていた三姉妹の絆が生きてきたらイイ話だよなぁ。
 

2004.03.05.(金)
■雑想
 
 健康的にバレーをやって疲弊してるんでまた明日。超疲れた。こんなに疲れたのは、30時間耐久カバディをやって以来です。
 

2004.03.06.(土)
■雑想
 
 そのとき、喉から血を流しながら、それでも僕は叫び続けた。カバディ、カバディ、カバディ。

●久保帯人『BLEACH』12巻
 WJ感想でさんざん言ってる気がするが、やはり雛森副隊長がイイ!雛森篇とも言えそうな99~101を収録のこの巻は現行最強巻。されど表紙は死に際の華で藍染隊長。雛森副隊長の表紙は、今後予想される雛森MAIN回が収録までお預けということで。とりあえず、雛森、日番屋の過去話はルキア、恋次の過去話級の扱いで描いてくれい。
 「どけって言うのがわからないの!!」のブチ切れ雛森くんはいいなー。ギャップ燃え。

 バレーのダメージ引きずり中。この筋肉痛と気だるさ、そういえば高校の頃は毎日がこんなだった。
 

2004.03.07.(日)
■第07話「囚われた2号」/仮面ライダー剣(ブレイド)感想
 
 「そうやって詩人気取ってくっちゃべってろ」(橘)

 非道いこと言ってます橘さん。虎太郎くんが善意で言ってるだけにこれはかなり非道いです。でも、そんな橘さんがトンネルを抜けるとあら不思議、虎太郎らに協力する気全開に。そんな簡単に気が変わるなよ!と普通はつっこみたくなる所ですが、橘さんの内面の葛藤がトンネルの中と重なるという演出で上手い具合に心情変化を描いておりました。こういう視覚的な演出で説明する手法、映像作品ならガンガンやっていって欲しいところ。
 序盤はカリスカッケーという視点で観ていた僕ですが、先週くらいから俄然橘さん大好き人間になってきました。どの辺りかというと、何かデカイ車に掴まって脱出するあたり。めちゃめちゃダサカッコ良かったです。超必死ですこの人。クールぶってるのに時にはダサいポーズで脱出したり、潜在的な恐怖心から大マジでコミカルな程に何かを怖がっていたりと、弱点のある普通の人間っぽいところがよいです。そんな橘さんが恐怖心を克服して復活するのが前半のヤマでしょうか。とことん弱弱に描いておいて、最後に復活、一話ばりのファイヤーキック、BGMは「覚醒」とかだったら熱い。

●伊坂、始
 センサーにアンデッド反応三つということで、伊坂と始もアンデッドと確定。そのあたり、複雑化しなかったんで良い。アンデットっつーことはやっぱりトランプのナンバーに対応してるんでしょうか。カリスはハートのエースのアンデットだとして、伊坂はなんだろう。何かのキングあたりの風格はありますが(数字デカイ方が強いと仮説して)。

●キック見てー
 もう、今日も炸裂しませんでしたよ。橘さんとか、今は弱弱に描いてる時期なんで活躍させられないのは分るんですけど、その分視聴者がスカッとできるパートも毎回どこかに入れて欲しいっス。今週はストレスたまるばかりで……もう、水戸黄門的に8:25分にはキックくらいの勢いでも個人的にはOKなんで。最近、最後にちょこちょこっと戦闘、そのまま引き、次週の始めでなんとなくバトル終了というパターンが多いんですが、このパターンはあんまし好きじゃない。
 
■第06話「新たな闇!危険な森のクマさん」/ふたりはプリキュア感想
 
 「熊よ!」(雪城さん)

 小熊流されてるところ超笑った。もう、熊大好きだからどうしようかと。とことん僕のツボをついてくるアニメです。

●今週のポイント
 ・「落としたー!?」のミップルの顔がオモシロイ。
 ・イキナリ崖から落ちる少女二人。ロックな展開。
 ・ホワイトの戦闘スタイルはどうやら本当に合気っぽい。私ってもともと体育会系じゃないから!
 ・敵幹部二人目、デカ過ぎ、ゴリラ過ぎ、バカ過ぎ。ウガッ。
 ・06話にして新技が登場。プリキュア・レインボーセラピー!
 ・石の番人いいな。
 ・「また遊びにくるからねー」の雪城さんが可愛い。

 次週はバトルパートお休みの恋い恋い話っぽい。これは楽しみ。雪城さんとふじピー君が!超気になる。
 

2004.03.08.(月)
■15号/WJ感想
 
●ドラゴンクエストⅧ
 堀井雄二髪薄くなりましたね(挨拶)。
 でもそんなことは関係なく、僕はこの人の書くシナリオかなり好きでありますよ。ドラクエはなんだかんだ言って全部やってますね。Ⅷも是非ともやりたいんですが、やっぱ時間がなぁ。プレステ2も持ってないしなぁ。
 過去作ではⅥが一番好き。夢の中の自分が本当の自分を探しに行くという、夢と現実を行き来する自分探し物語に惚れたんだよ!

●未確認少年ゲドー
 あんまし期待してなかったんですが、かなーり僕好みの内容でした。コミカルなヒロインがいいのと、あと賀亜夫安来(があふあんくる)(通称ガーくん)あたりのセンスがツボです。ズルイよなー、人を動物好きだと思ってこんな漫画描くなんて。
 第一話からヒロインのお風呂シーンでサービスはグッドジョブです。そういえば、『ぬーべー』では発育の良すぎる小学生のサービスシーンを怒濤のように見せられたものでした。その方向はマーケティング的に間違ってないように思います。その選択は正しい(ジャイロ風)。

●ワンピース
 アフロ燃え。やっぱり尾田先生大好き。
 ウソップがセコンドについてんだよな。実は、僕的にメンバー落ちるならウソップのような気がしてるんで、ちょっと不安に。それか普通に勝利して船大工を仲間にするって展開かなぁ。

●遊戯王
 連載始まったときにジャンプ離れしていたため、ずっと読んでなかったんですが、とりあえずお疲れ様です。7年連載並びに海外での波及はスバラシイ仕事だと思います。

●テニスの王子様
 コレも最初の方読んでなかったんでイマイチ分らないんですが、不二というのは人気キャラなんだと推測します。この人、登場するときいっつも超大ゴマだから。

●ボーボボ
 やっぱりJは人気あったんですね。僕的に絶望くんも捨てがたかったんですが。絶望くん、J、コマンダーの人が個人的な最近のヒットキャラ3人衆です。
 「J」のコマ、ビュティの表情と合わせて超笑った。

●DEATH NOTE
 先週のライトもカッコ良かったが、今週のLもカッチョいいな<扉絵。
 特に奇をてらったトリック等はなく、普通に間木照子は偽名という展開でした。感想書くとき呼びづらいなコレは。
 短い会話から間木照子(仮)の頭の良さを買って、「自分が考えられる最大限の…」なんて条件で自殺させようとする、そんな攻防が燃えます。頭いい人同士の戦いをストレス無く楽しめる漫画っス。
 コレ、こういう展開な以上5分で何かしら考えつくんだろうな。間木照子(仮)の本名を聞き出すよりも、その辺りにいる誰かから名前を聞き出すほうが簡単だと思うんで、その人の死に際の行動を操って、間木照子(仮)を警察署に着く前にトラブルに巻き込む、なんてのはどうか。僕が5分で思いついたのはそんな感じ。

●武装錬金
 「ダメだ! まだ人間なんだ ここからやり直すコトだって出来る!」
 キャラ魅力で言うならば、斗貴子さんもパピヨンもいいけど、やっぱカズキが好きだからこの漫画読んでる自分がいますよ。バルキリースカートをランスで止めたコマはヨシッって感じでした。
 早坂姉弟篇クライマックスですよ。今まで描かれてきた、斗貴子さんの過去(「自分たちが一番不幸だと思っているのなら別にそれでも構わない」は泣きポイント)にホムンクルス・即・斬のスタンス、偽善者と呼ばれてもキレイ言を貫こうとするカズキ、このクライマックスを描きたかったために今までがあったという感じです。
 甘さ、偽善と呼ばれるようなキレイ言を貫けるかがカズキ物語だし、盲信気味というか偏ってるというか、敵・即・殺すの思想を乗り越えられるかが斗貴子さん物語のように思います。さらに、早坂姉弟にも「二人だけの世界で生きていく」という思想を乗り越えられるかという物語が始まりそうな気がします(この考え方は依存心が強いという意味でマイナス属性に思えるんで)。まったくもってコレらの物語が全部描かれるまでこの漫画を見てみたいと思っております。その辺り、面白い連載が始まるのは歓迎しながらも、この漫画脅かすほどの量のヒット新連載はやめて欲しいなと思っていたり。
 とりあえず、はやくブラボー来てくれ。

●いちご100%
 先週、西野のパンチラにツッコミをいれておりましたが、もうツッコミ切れないほど今回は西野のパンツラッシュです。先週のアレはあれだ、河下先生の「コレからパンツ描くぞー」という肩慣らしだったんですな。

●ブラックキャット
 鬼星隊、イヴと戦うっぽいヤツがボボボボボって飛んでるのがウケた。でも、イヴとの空中戦が見れそうなのは普通に期待が膨らむっス。

●ハンター×ハンター
 原稿が黒いです。まずそこにビックリしつつ、面白いです。やっぱ面白指数と絵のクオリティーは相関があるかなと思いました。キルアどうなるんだ、普通に応援視点で読んでますが、このバトルだけで呪縛を断ち切るのはまだ早い気も。この呪縛の克服がキルア物語の一番のキモだと思うんで。
 あと、他の雑誌ネタでスマンが、こういう赤子を見たのは最近、範馬勇次郎についで二度目です。

●銀魂orごっちゃん
 どっちだ、来週終わるのはどっちだ。なんか、掲載位置もそうだけど「ごっちゃん」っぽくない?銀魂の方は今回の冒頭で桂さんの用事なんて新要素入れてるしさ。ごっちゃんはそのまま来週川島に挑んで打ち切り最終回って感じのオーラが。
 うーん、僕的には銀魂も惜しいが(定春が可愛い)、やっぱ「ごっちゃん」に残って欲しいんだけどな。
 

2004.03.09.(火)
■早坂姉弟篇とるろうに追憶篇/武装錬金/WJ感想
 
 前からちょこっと言っていたけど、『武装錬金』の早坂姉弟篇は、同和月先生のヒット作『るろうに剣心』の追憶篇の別な形として読んでみると面白そうな気がするんで、ピコっと書いてみる。

 とりあえず説を二つほど考えてみた。

●説1/桜花=巴、秋水=剣心、説
 この場合の根拠としては、桜花と秋水、巴と剣心のペアがそれぞれ「死が二人を別つまで」一緒にいようという契りを結んでいる点。そして桜花のキャラデザがとっても巴に似ている点。秋水の武装錬金が日本刀な点。というか「ソードサムライX」の「サムライX」は『るろうに剣心』の海外版のタイトルである点。等々。
 この場合、『武装錬金』の今後の展開で桜花が死んだりすると、まんま『るろうに追憶篇』のリフレイン。秋水(剣心)は桜花(巴)を守れなかった咎を胸に、今後は人を守るために生きていくなんて展開になるかもしれない。これはこれでリフレインパターンとして、両方読んでる読者にとっては面白いパターン。

●説2/桜花=巴、秋水=縁、斗貴子さん=剣心、説
 こっちの場合の根拠は、桜花と秋水、巴と縁のペアがそれぞれ特殊な絆で結ばれる姉弟という関係な点でシンクロしている点。さらに斗貴子さんと剣心が顔の傷の点でシンクロする点。というか和月先生が『武装錬金』の1巻のコメントで「斗貴子さんは抜刀斎に(キャラデザが)似てるなー」みたいなことを言っていた点。さらに現在の斗貴子さんのスタンスが、抜刀斎時代の凶の正義に依存していた剣心のスタンスに重なる点。等々。
 この場合、今週の流れのまま桜花が斗貴子さんに殺されたりすると、説1同様『るろうに追憶篇』のリフレインになります。秋水(縁)は斗貴子さん(剣心)に復讐を誓い人格が崩れてゆき、斗貴子さんは剣心同様「贖罪」というテーマを連載中ずーっと背負うことになる…なんて感じで。

 で、仮にどちらかの説が当てはまるとして、ここからは僕の願望だけど、追憶篇のリフレイン、やってくれたらやってくれたで面白いけど、何しろ『るろうに』で一番悲しい話の部分だったんで、もう一度悲しませてほしいかというとそうでもない。
 となると、今回はどちらの説にせよ、異分子であるカズキがいる点に注目したい。『るろうに』ではいなかった、未熟ながら「守る」ことを信念に掲げるカズキが今回はその場にいます。僕、カズキ大好きなんで、頑張って欲しい。今後、桜花に命の危険がせまり、それをカズキが守るみたいな展開だったら、泣く

 逆に言えばブラボーが場を治めたりしたらブラボー超ブラボーです。
 あとは秋水を剣心と見るにせよ縁と見るにせよ今度は桜花を守り通すとかね。それも泣けるなオイ。

 
■雑想
 
 今日はこれからパンダを見に行きます。初パンダなんで楽しみ。
 ネタじゃないよん。
 

2004.03.10.(水)
■はじめてのパンダ(前篇)
 
 3月9日、朝、ゆいま(パンダ)、母パンダと電話す。

ゆいま:「オレは不幸な子供だったと言えるだろう……何故なら、幼少の頃、パンダを見に動物園に連れて行ってもらったことがないから」

母パンダ:「アレ、そうだっけ?うそだー」

ゆいま:「マジだって、ないよ!パンダ見たこと微塵もないよ!」

母パンダ:「あー、そうかもしれない。お姉ちゃん達には見せたんだけどねー、アハハハ」

ゆいま:「非道い話だ……でも、もういいんだ、今日、自力で見に行くから



 衝撃の事実。



 散々パンダをネタにしておきながら、



 ゆいまはパンダを見たことがなかった!



 これは、



 (幼少時代に)恵まれなかった一匹のパンダ(ゆいま)が、



 運命に導かれ、



 パンダに逢いに行く物語ッ!



 「大長編mot×mot~はじめてのパンダ~」



 OPテーマ、相川七瀬『Round ZERO-BLADE BRAVE-』



 ・だいちょーへんmot×mot、はじめてのパンダ、略して「はじパン」。
 ・無駄に長い。
 ・オチも笑いも無い。
 ・本当に暇な人だけ、画面をスクロールでGO。






 というワケでやってきたのは東京上野動物園。ゆいま他、MネコさんとS黒さんが一緒です。

 早速入場券を買う僕ら。入場券は大人一枚600円。コレは、思っていたより安い感じです。

 それより何より嬉しいのは、入場券には園内の動物の写真がランダムで印刷されていることです

 コレは、好きな動物の写真が印刷されていたら、幸先いいなー。

 ワクワクしながら入場券を購入する僕。

 以下、入場券に印刷されてた動物、



 S黒:「パンダ」

 Mネコ:「シロクマ」

 ゆいま:「コビトカバ



 か み さ ま な ん て 、 い な い ん だ _| ̄|○ 。



 落ち込む僕。

 そして入場券を交換してくれる優しいMネコさん。

ゆいま:「悪いね」

Mネコ:「通はシロクマよりコビトカバを好むものなんですよ」



 入園すると、さっそく物体が目に入りました。

 イマージェンシー!謎の物体発見!

 ……

ゆいま:「アレは何?」

Mネコ:「パンダですよ

ゆいま:「!!!!!!」

 パンダ

 ……

 な、なんか、思ってたより、いやかなり、というか神々しいまでに、アクティブじゃないな!

 というか、速攻で遭えてしまった。今日の目的、しゅーりょー。

 パンダ

 ……

ゆいま:「かなりやる気ねーな、コレ」

Mネコ:「やる気ないですね」



 写真で見るとなんか物体にしか見えないが、一応運命の邂逅なんで、S黒っチのデジカメで記念撮影。

 運命の邂逅



 はやばやとパンダとの邂逅を果たしてしまったゆいま。

 果たして、これ以上上野動物園はゆいまに感動を与えてくれるのか!?

 この時、ゆいまはまだ運命の邂逅を予想だにしていなかった。

 次回、オカピに遭うとき、君は、刻の涙を見る!

 (つづく)
 

2004.03.11.(木)
■はじめてのパンダ(後編)
 
 (注):昨日の雑記から続いてます。

 早々とパンダとの邂逅を果たした僕らは、次なる動物を求めて移動。

 トラとかゴリラとか、いろいろ見た後、もう一つのメインイベントが待つ場所へと続く坂を僕らは登ってくのであった。

 坂を駆け上がる通りすがりの幼稚園児の言葉が印象的だったので、ここに記録しておきます。



幼稚園児A:「うおー、つ、ついに、シロクマに逢えるッ!!



 やっぱりいつの時代も、シロクマは子供のヒーローなんだなぁとシミジミ。

 やがて坂を登り終える僕ら。

 ア、アレは!!

 シロクマ

 ね、寝てる!

 第二のメインイベント勃発。しかし再会したシロクマは眠っていたッ!!

 しばし待つ僕ら。

 寝てる

 起きない。

 疲れてるのかなぁ。



ゆいま:「暑いからかなぁ」

Mネコ:「まだ三月ですけどね」



 メインイベント二連発ともメインキャストが寝てるという展開。

 このあたりから、僕は一つの疑念が頭によぎっていた。

 すなわち、

 もしかしたら、

 動物っていうのは基本的にやる気がないのかもしれない。



ゆいま:「あいつら、何のために生きてるのかなぁ」

Mネコ:「生きるためですよ



 やる気ないシロクマと対照的に、結構アクティブだった普通のクマ↓

 アクティブ



ゆいま:「強そうだなぁ」

Mネコ:「闘ってみて下さいよ」

ゆいま:「無理



 メインイベント二連発を終え、モノレールに乗って西園に移動する僕ら。昼食を済ませた後第二ラウンドへ。

 シマウマ、キリン、コビトカバ、サイ等を見ながら、辿り着いた最終地点。

 最後は珍獣として名高いオカピ

 やたらとオカピ一押しのMネコさんの話を聞いていたものの、正直、パンダやシロクマほどの期待は抱いていなかった僕。

 オカピって言われてもなー。



 オカピ



 イイッ!



 オカピ



 イイッ!

 な、なんなんだ、その全てを見透かしたようなおだやかな瞳(め)は!

 つぶらな瞳。なんか大きい耳。そしてシマシマの足。

 シマシマ

 うーむ、オカピは足だけシマシマなんだなぁ。なんなんだろう?

 このあたり、普通のシマウマと比べると不思議。

 シマウマ



ゆいま:「意味わかんねーよな」

Mネコ:「何がですか?」

ゆいま:「全身いっとけよっって感じだよ」

Mネコ:「彼らはきっと欠けているんですよ、何かが……」

ゆいま:「それを欠けていると捉えるか、表面的な差異として誇りを持って受け入れるか、そういうことかもな」



 ((足だけ)シマシマでいいのですよ、オカピだから)



 ハッ。



ゆいま:「思えば、彼らにとっては名前なんて大して意味が無いのかも知れないな。人間だけが無駄に多いから、名前でそれぞれを分かちて、個性だとか、自分は特別だとか、気にしなければならないのかもしれない。彼らはとても少ないから、いちいち名前で自己主張しなくても、ただ存在するだけで強力に自分自身なんだ。オレはオカピだッ!そうやって堂々としていればいいのさ」



 オレはオカピだッ



 オカピと運命の邂逅を果たしたゆいまは、必ずまた逢いに来る、そう心に誓うのであった。

 そう、オカピの前を去る僕の胸は、言いしれぬ満足感で満たされていたのだった。

 今日、来て良かったなー。



 ひとまず終幕。

 次回は、「はじめてのパンダ」エピローグ、「運命の奴隷」……こうご期待。
 
■第19話「家族ゲーム」/R.O.D-THE TV-感想
 
 「ヨロシクお願いします」(読子)

 アニタ、読子タッグという新鮮なタッグでバトル突入で気になる次回へ。
 されど公式HPより、次回フジテレビ放送最終回。がっくし。20話/26話ということでかなり中途半端。クライマックス突入って所で放送終了。DVDレンタル開始までモチベーションが一旦途切れるのは必至。これは残念無念。ぐぐがが。

 ・ナンシーとジュニアと苺のケーキに和んだ。
 ・アニタとジュニアと歯磨きに和んだ。

 アニタに敬語使ってる上の台詞はイイなー。実は実力者だけに燃えるものが。
 

2004.03.12.(金)
■はじめてのパンダ(エピローグ)
 
 (注):昨日の雑記から続いてます。

 オカピと感動の対面を果たした僕らは、名残を惜しみつつも園内を後にすることに。

 最後にもう一度パンダとシロクマをチェック。

 起きてる

 起きてる

 おお、なんかちょっぴりアクティブになってる!



ゆいま:「なんでさっきは動かなかったんだろう。朝は弱いとかあるのかな」

Mネコ:「低血圧なんじゃないですか」



 動いてるパンダとシロクマも見れたし、もう思い残すことはない。

 ありがとう上野動物園。さようなら上野動物園。

 600円で過ごす潤いの一日。コレは有益。毎日通ってるマニアもいるそうな。

 僕も達人になって「今日はゴリラの肌の艶がイマイチだ」とか言ってみたいなー。そうでもないかなー。



 <帰りの列車にて>



ゆいま:「やっぱり瞳(め)が澄んでいる動物ってのはイイよなー」

Mネコ:「動物って基本的に瞳(め)は澄んでると思うんですけど、何か、濁った瞳(め)をした動物っていましたっけ?」





 ……





ゆいま:「いるだろ、人間とか



 EDテーマ、ISSA『Justi φ's~ACCEL MIX~』



 キャスト:

  オカピ(主演)

  パンダ

  シロクマ

  コビトカバ

  ゴリラ、他、色々な動物の皆さん



 脚本、演出:   ゆいま



 監督:   ゆいま







 終劇









 追記

 個人的にはカバもかなりヒットでした。

 もう凄い。ほんと、ピクリとも動かねーのヤツら。やる気ゼロ。

 やる気ない

 なんつーか、必ずしも目的に向かって走り続けることだけが生きる方法ではないような、そんな気持ちにさせてくれました。



ゆいま:「何のために生きてるのかなぁ、カバ」

Mネコ:「生きるためですよ



 生きてます
 

2004.03.13.(土)
■雑想
 
 動物で3日間は引っ張り過ぎた(挨拶)。

 役所に転出届出して、アパートの火災保険解約して、段ボールに本詰めて……結構やること多い日々。されどまあ、今日とか、引っ越し準備しーの、読書しーの、録っておいた攻殻機動隊見ーので、結構充実した時間を過ごしてる感じ。

 つーわけで3月前半の読了ー。



 渡部昇一『日本史から見た日本人・古代編』『鎌倉編』『昭和編』
 水野 良『ロードス島伝説5 至高神の聖女』




 4冊。

 3日に1冊ペースは保持しておりますな。

●渡部昇一の歴史本
 厚さ、内容の密度、読み応え十分でした。筆者の圧縮力が魅力ですな。歴史なんつー恐ろしく長い対象をぎゅうぎゅうに圧縮して、エッセンスだけを面白さとともに読者へという感じ。しかも今の時代、社会を生きるにあたって参考になりそうな箇所をねらい打ちしてるんで、惹きが強いです。この人の文章好きなんだよなー。やっぱ言語学者だから個人的にマッチするのかな。
 教育論の所で世阿弥の『風姿花伝』取り上げてたんだけど、『風姿花伝』超読みたくなった。つーかまあ先になるだろうけど、僕の中で読むのほぼ決定。電車の中とかで読もう。さり気なく『風姿花伝』読んでる20代とか、なんかカッコいいじゃん?

●ロードス島伝説5
 僕の小学生時代のバイブル「戦記」の、30年前の時代を描いたシリーズの完結編。「戦記」でパーンとディードリットの関係で描いた隠しテーマを、今回もさりげない台詞で語らせておりました。やっぱ作者の伝えたかったのはあの辺りだったんだなーとしみじみ。
 あとは短編の「幻影の王子」が気に入りました。現実って何?狂気って何?みたいなプチ哲学命題をコンパクトに描いてて、しかもまとめ方がキレイでした。頑張るしかないよね、オー…みたいな、まあ普通のまとめ方なんだけど、結構地味な勇気を貰った気がする。

 攻殻機動隊は相変わらず面白いですな。今月で関東圏離れるんで結局TVで全部は観れないので、これは早めにレンタル屋に行くのが吉となりそう。
 あとは観られないと言えばR.O.D。地上波打ち切りってことで、なんだか今まで録ってたビデオが無為になった気がしないでもないんだが、関東離れることを考えれば、どっちみち観れなかった可能性もあり。こちらも頼りはレンタル屋です。あっち帰ったら会員カード作ろう。
 
■angela『merry-go-round』
 
 今日はずっとコレ聴いてました。メラいい。歌詞も曲も。
 angelaは本当、去年発掘して良かった。久々に好きになった歌い手です。
 

2004.03.14.(日)
■第08話「甦った者たち」/仮面ライダー剣(ブレイド)感想
 
 「ライトニングブラスト」

 「ファイナルベント」に「Exceed Charge」、やっぱりライダーキックはこの機械音声があってなんぼです。シュッタっと剣突き立て&「ライトニングブラスト」の音声が入るところがイイ!

 けど、その後は龍騎、555に比べてかなり地味。足先が帯電してるだけだもんなー。もっとこう、背景にイナズマのエフェクトがかかったりするのかと思ってましたよ。
 キックもそうだけど、全体的に今回はバトル中にCG&派手な視覚効果は使わない方針なのかな。その分殺陣とバイクアクションで魅せてる感じ。確かにバイクアクションなんかは前二作に比べて渋カッコ良くて(前二作はバイクっつーより兵器だったから、特に555)、そこは魅力。しかしながら、マグナギガ全弾一斉層掃射とかバッシャー全弾放出とか(ミサイル好き)、あと超絶バイク二台で銃撃戦するセンスとか、そういう無駄に派手な(そしてちょっとバカっぽい)アクションに燃えてた僕としては、まだ剣の地味さ、渋さに心がシフトできずにいます。

 あとはタイミングの問題で、先週も言ったけど、「覚醒」かかるようなクライマックスをどうして前半に持ってきちゃうんだろうか。DVDで一気観賞の人にとってはそれでいいんだけど、タイムリーに一話一話見てる視聴者にとっては、ヤマはラストに持ってきてもらった方が絶対嬉しいと思うんですけど。どうもラストの盛り上がりに欠ける回が多すぎです(というか意図的にこう作る方針にしちゃったんだろうか)。今週も、橘さんの「変身ッ」でラストにすれば相当イイ回だったと思うんですけど。

●所長
 色々喋ってくれたんで、この物語の舞台設定が視聴者の頭の中で整えられたと思います。己の種族を背負ってお互いに排他的な53体のアンデットがいて、それらは人間を襲ってくるんで、剣崎くんは守るために戦って封印すると。すこぶる分かりやすいです。分かりやす過ぎるんで、そう分かりやすくもないんだという要素をコレから徐々に足していって欲しいです。既に、始、伊坂らの台詞から、現在の勝者である人間という種族がどうも胡散臭いという伏線は読みとれますけど。

●シマウマ
 グルグル回ってたのがヒット。
 
■第07話「熱闘ラクロス!乙女心は超ビミョー!」/ふたりはプリキュア感想
 
 「オレだって人一倍努力してるんだよ! 誰よりも早く登校して最後に帰ってるのがこのオレだ!」(教頭@ザケンナー)

 やけに序盤から教頭先生出てくるなーと思ったら、ザケンナーに憑依されたんで爆笑。無駄にキャラは出しません。さすが。

●今週のポイント
 ・ジャアクキング様に怒られる二番手。反省ゴリラ。ウガッ。
 ・御高倶女子中学。ネーミング的にベローネよりヒット。
 ・ラクロス。こういうスポーツだったんだ。面白そう。
 ・「幼馴染みなの!」。なぎさ!そこは安心する所じゃないぞ。王道だから、幼馴染みカップルとか。

 次回は藤村くん絡みの二人のすれ違い話っぽい。普通ならフラストレーションたまる話だけど、プリキュアなら見たい。何故なら雪城さんがいるから。相互理解少女ほのか!
 次回サブタイ「プリキュア解散!!ぶっちゃけ早すぎ」。大丈夫、ハリケンジャーは2話目くらいで解散話出てたから。
 
■補
 
 今年は戦隊がイイって噂を聞いて、先週からデカレンジャーも見てるんだけど、これがかなり面白い。始まりから終わりまでスッゲーテンション高いまま突き抜けていきます。
 レッドの二丁拳銃バカ燃え。バカっぽい+カッチョいい=好き。
 

2004.03.15.(月)
■16号/WJ感想
 
●無敵鉄姫スピンちゃん
 好 き だ 。
 読み切りの時から言ってますけど、尾玉なみえ先生と同ベクトルのオーラを感じます。ちょっと買いかぶりでしょうか。それは買ってるのか?という疑念が沸く人もいるかもしれないですけど、僕的には最大級の賛辞です。
 尾玉系オーラ、分かりやすく言い換えれば、僕のような一部の読者のツボには入っても、連載は10週打ち切りというオーラです。その刹那的な生き方がまた燃えます。
 読み切りの時の「グットモーニングスター」とか今回の「目が目がメガビーム」とか、バカっぽくて大好き。

●未確認少年ゲドー
 結構、ここまで今回の新連載はアタリかもしれません。今回も普通に楽しめました。ヒロインの讃良ちゃんがまっすぐ系で好印象だし、ゲドーくんもすこぶるイイ奴だしとで、とっても健全な少年向け漫画という感じ。なんとなく、不健全ベクトルの魅力で魅せる漫画が連載ラインナップに増えてきてる気もするんで、こういうのが一つあってもいいかも。

●DEATH NOTE
 おお、デスノート使うと思ってたのに、ブラフ一本で名前聞き出しました。ストレートにライトは頭脳派というのを見せられた気がします。「名前を出させる方法を考えながら話してる途中」とかいう辺りに凄みを感じます。
 でも今回の重要場面は間木照子(仮)改め南空ナオミさんの「あなたにはLに似たもの…近いものを感じました」かな。ナオミさんはこの場面ではポジティブなニュアンスで言ってる模様だけど、後々意味合いが裏返る予感。
 「キラだから」はやり過ぎですが、ライトに子供じみた自己顕示欲の強い側面があるのは結構描かれてたので不自然さは感じません。されど、そのあたりがキッカケになって詰められるという展開だったらイマイチかな。やっぱ一見スキじゃないあたりを突いて詰んでいく展開を見たい。

●ブリーチ
 石田くん、マユリちゃんと相打ちで死ぬんじゃってくらい熱い展開になってます。宿命の敵だし、石田にはこれ以上の舞台も自然に用意するのは難しいだろうし、ホント、このバトルで作品からドロップアウトくらいの勢いの濃密な石田メイン話を期待します。石田頑張れ。七回死んでも七回生き返ってマユリちゃん倒すくらいの勢いで頑張れ。

●いちご100%
 表紙の東城可愛いな。
 新キャラはレギュラーなのかどうも判断しずらいんで(東城の親戚のお姉さんとか、消えたキャラの前例もあるし)置いておいて、コレはこのまま受験漫画にシフトしたりしたら熱いと思いました。何が熱いって河下先生と担当の人が。東大受験漫画はいっぱいあるんで、なんか、有名なような有名じゃないような微妙な大学を真中には狙って欲しい。
 真剣に、高校卒業までをWJで描き、大学篇は青年誌にて…というのはどうか?

●武装錬金
 どくーんと胸にキました。先週書いた僕の視点は→コチラ
 上のように、どうにも早坂姉弟篇は「るろうに」の追憶篇と重ね合わせて読んでたんで、今週のラスト8ページはヨカッタ。「"死が二人を別つまで"…とうとう…来ちゃったね…今まで…あり…が…」の所まで、ああ、やっぱり追憶篇のリフレインなのか、やっぱり巴(桜花)は死ぬのか…悲譚なのか…と悲哀気分いっぱいにさせられてたんだけど、そこにページめくった所でカズキの「まだだ!!諦めるな!!(サブタイでもある)」がキました。カズキ・゚・(ノД`)・゚・って感じ。
 ラスト8p良すぎ。「もしもあの時…早坂の扉が閉ざされた時…すぐ外に武藤クンがいたら絶対に助けてくれたんだろうな…って」が普通に泣けます。ここで、桜花助かって欲しいとホント思いました。ああ、でもやっぱ悲譚なのか…って感じで絶望に襲われる僕。そこで飛び出す主人公(読者の代理)の「あきらめるな!!」…かなり最高。つーか無駄なさ過ぎ、前回の蝶野戦を踏まえた「今度は守る」のカズキの台詞が今週の結末に深みを与えるし、今週の結末自体が、やたらとブっ殺すという思想を乗り越えられるかという斗貴子さん物語、「二人きりの世界」という依存を抜け出せるかという早坂姉弟物語それぞれにとって重要なイベントになっています。
 追憶篇リフレイン視点から見ても、先週書いたように異分子である守り人カズキが今度は守るという僕の望んでいた展開で、かなり満足。和月氏、同じ結末はつけませんでした。これが、オレは読みたかったのだよ。

●ブラックキャット
 バトルが多発してる状態で主人公がラスボスに辿り着いてしまったのに不安を感じますが、今週エかったですよ。危機一髪で救う弾丸。憔悴(しょうすい)してるセフィリアのコマ。大ゴマで主人公の決め台詞…の流れは中々。「不吉を届けに来たぜ」の決め台詞は長い間出てなくて、僕も覚えてませんでした。そのブランクが返ってイイ感じの演出になった気がします。

●ごっちゃんです!!
 涙。
 ヨカッタ。最後までヨカッタよ。高田川と兜山の面々が向かい合う場面とか燃え燃えです。
 アリガトウつの丸。サヨウナラつの丸。また帰ってきてくれつの丸。
 僕が、密かに単行本の2巻を買わなかったからかなぁ。スマン、つの丸。
 


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