三種類の長さの「束柱」を立てる。10cm角は共通で、短い(78.5cm)束柱は両脇3本ずつ6本。 中くらい(168.5cm)の束柱はその隣に3本ずつ6本。一番長い(251.5cm)束柱は 真ん中に4本、その両脇に3本ずつ計9本。つまり、玄関側から見て7本の束柱が3列並ぶわけだ。 (真ん中だけは4列なので都合22本) |
束柱を立てたら、ほぞに空いている穴に「コミセン」という18mm径くらいの木製の栓を打ち込む。 桁や梁に空いている穴と、ほぞに空いている穴が合わなかったり、穴そのものが空いてなかったり、 そういう時はドリルで穴を空け直してコミセンで固定した。 |
束柱が固定できたら、今度は「母屋」をのせる。3列立てた束柱にそれぞれのる形。
母屋はその上に垂木を打ちつけるので屋根の勾配に合わせて斜めにカットしてある。 母屋もコミセンで固定。同時進行で、真ん中3列の束柱の上に「二重梁」3本をのせる。 中心には二重梁と直角に「梁挟み」ものせる。 |
真ん中3列の上に、更に、短い(87cm)束柱を両脇に3本ずつ6本、
ど真ん中に長い(165.4cm)束柱3本を立てる。 両脇の束柱の上には母屋、ど真ん中の束柱の上には「棟木」をのせて棟上げ完了! |
棟木をのせたら、てっぺんの棟木から母屋を通って、壁から60cm出るように「垂木」を打ちつける。
垂木は45cmピッチ、の指定だったが、50cmくらいのピッチで片面14本打ちつけた。
(必要な垂木は2本継で片面28本、全部で56本。ピッチを45cmにすると60本必要なので) 今回は、両面14本ずつ打ち付けただけで終了。下の方は次回ということで今回は終わり。 |
姉夫婦+犬のふくが現地で作業。(ふくは荷物番) 垂木を全部下まで打ち付けてくれた。 反っている木が多い。ブルーシートをかけていたとは言え、 5月から外に出しっぱなしなのだから仕方ない。 カビは発生する、木は焼けるし反る。 出来るだけ早く屋根を葺いてしまわないといけないなぁ。 |
玄関から裏にかけて、2階部分に「筋かい」を入れる。 プレカット済みかと思いきや、ただの10cm角の角材。なんとか型を取り、角度を決めて加工。 梁の上に2本、二重梁の上に2本、のせてみる。・・・合わない。 ちゃんと測ったハズなのに、隙間が出来る。・・・取り敢えず「かすがい」で固定。ま、大丈夫だろう。 |
垂木を壁から地面に平行に60cmの所で切り落とす。 桁の上、垂木の間に「面戸板」をピッタリはめて打ち付ける。 切り落とした垂木に、垂木上面より62mm出るように、175mm幅の「鼻隠し」を木ネジで固定。 表側と裏側の棟部分も、垂木上面より62mm出るように、同じく175mm幅の「破風板」を木ネジで固定。 高所での作業は大変だ。三角屋根のてっぺんから地面までおよそ7m。屋根を葺くには命綱が必要だ。 妻壁(玄関側、裏側の三角部分の壁をこう言うらしい)側の破風板が途中なので、10月はもう一度来よう。今回の作業はこれで終了。 |
破風板完成。これで垂木の上に62mmの高さのある囲いがのったことになる。 この囲いの中に、捨張板(中から見ると天井板になる)、桟木、スタイロフォーム、野地板(コンパネ)がのって、 その上にアスファルトルーフィングをタッカー打ちして、アスファルトシングル葺きにする。 さて、今年中にどこまで行けるか。怪我の無いよう、がんばりましょう。 |