うちは転勤族である。
家が欲しいと思っても、買った途端に転勤ということも十分あり得る。
そこで思いついたのが自宅ではない「隠れ家」を作ること。
幸い、母が所有する100坪ちょっとの土地が岐阜県にあった。
30年近く放ったらかしだが、平地だし、良いところだ。
よし、ここに「隠れ家」を建てよう。
「隠れ家」なんだから、自力で建ててみよう。多少の失敗はかまうまい。
こうして「隠れ家」作り計画は始まった。
二階は半分(この図では右側)だけロフトになっている。
いい感じかなと思ったが、なんと、玄関が無い。ドアはあるが、どこで靴の脱ぎ履きをするのだ?
床の貼る時、一部分を加工すれば良いとのアドバイスを受ける。ならOKかな。
現地に着いてみるとエコレットが設置してあった。 中まで見る余裕が無かったが、パーツが残ってない所を見ると完成であろう。大工さんが基礎工事するとき、ついでに組み立て、設置してくれたらしい。 出来上がっているのをみると有り難いような、少し残念なような。(苦笑) ともかく、これであと「くさび形の板」をエコレットの上に付け、排水と排気を考えればOKなようだ。 では、ブロック積みに集中するとしよう。 (2004.11.12削除) |
姉夫婦+ふくが今年(平成16年)の仕事始めに来てくれた。 強風のため、妻壁は進められず、エコレットの隙間を残ったつみきブロックを使って埋めてくれた。うん、いい感じだ。 写真は内から撮ったもの。中央の穴に便座を取り付けて用を足す。 ロフトの床が張れたら、同時にトイレの天井も出来るから、間柱を立てて、仕切壁を張って、そしたら使えるかな。 夏には本格的に使いたいなぁ。天井さえあったら周りはブルーシートで囲えばいいもの。 |
それと同時に、外側に出した排水ホースを地中に埋めてくれた。 ただ埋めるだけではニオイが心配なので、蒸発用のバケツにホースが来るようにして、石で蓋をして、バケツごと埋める。 普通の10リットルくらいのバケツだが、どれだけの水分が出るのだろうか。 夏場だけの使用(のはず)だから、蒸発する方が早い、ということにしておこう。 エコレットから出る水分は良い肥料になるらしいが、ここで使う予定はないので、水分に関しては、蒸発さえしてくれれば良いだろう。 問題はニオイ。屋根に届くか、それ以上の煙突を取り付けないといけない。ま、これは径の合う円筒さえあれば何とかなるかな。 |
せっかくのトイレ。エコレットとしては、排気(臭気抜き)の煙突がないだけで、いつでも使える状態なのだから、屋根も出来た事だし、今度こそ使おうと囲いを作った。 土台には釘を打たないように、そこいらに落ちている木ぎれで囲ってみる。 これで周りを段ボールなり、ブルーシートなりを使って目隠しすれば次回には使える筈だ。 木酢液(家畜の糞尿に希釈液をふりかけるとニオイが中和される、らしい。。。家畜??)も買ってある。 エコレットの中には、腐葉土と木屑を入れてある。便座を取り付ければトイレらしくなるだろう。 |
周りを段ボールで、出入り口を銀色シートで囲い、便座を取り付け、窓も入れて、臭気抜きに、落ちていた煙突を取り敢えずくっつけ、隙間をスタイロフォームで埋め、仮設のトイレが出来た。 床がないので土台を跨いで行くのと、手洗いの水がないのがちょっと不便だが、とにかく、雨にも負けず風にも負けない立派なトイレ完成! |
姉夫婦+ふくの作業でトイレの床も完成。 風呂場は床を張らないので、トイレの端まで床が出来た。これでトイレの仕切壁を作っていける。 玄関からトイレまで段差がなくなってスリッパで行けるようになった。 (床がない時は一本橋のような板を渡して仮設トイレに通っていたのだ。夜は結構怖かった) |
余談だが、家畜の糞尿のニオイを消すという(家畜?!)木酢液をコンポストトイレに入れてみた。 発酵の手助けにもなるということで、用を足した後、10倍に薄めた木酢液をじゃばじゃばと入れてみる。 木酢液自体のニオイは、う〜ん、スモークサーモン。何となく、ニオイが消えたような気がする。(スモークサーモンのニオイはするが) うん、これはいいかも。 トイレの中には黒い蜂のような蠅も飛んでいたし、床下には虫のさなぎ(?)もあったけど、蛆がわかなかったのは木酢液のお陰かなぁ? |
気になっていた排水ホースを保護チューブで覆った。これで冬場も凍結して割れることはない、かな。(ホンマに排水しとんのやろか・・?) コンポスト内に蛆虫発生!!やっぱり木酢液でもダメだったか・・・。越冬して、来年春には蠅がわしゃわしゃ〜?!(><)これ以上蠅が入らないように、早いとこエコレットと壁の隙間を埋めなくっちゃなぁ。 取り敢えず、蛆にはサン○ールをふりかけておこう。でも、便槽の仕切が金属だから溶けるかもしれない。やっぱ熱湯が一番かなぁ。 |
気になっていたトイレの隙間だが、姉のご主人が良いものを見つけてくれた。ゴム製のパッキンで、上部半分に粘着シールが付いている。 これは、エコレット本体と床の隙間を塞ぐために、エコレット社から送られてきていたものらしいが、トイレにハエが入らないように(床との隙間からも入るだろうが、壁からの方が多い?)、本体と外部との隙間を防ぐことにした。 途中で足らなくなったが、自転車のチューブで代用できそうということで、次回持ってきてもらえるようにお願いした。 隙間が無くなってハエが自由に出入りできなくなったら蛆も減るかなぁ。。。 換気パイプ(臭気抜きの煙突)は良いものが無くてまだ間に合わせのが付いている。屋根より高くパイプを上げないと臭くて窓も開けられない・・・。 夏、辛いかもしれない。 |
トイレの換気パイプの名称が分かった。‘臭突’という。 出来るだけ軽そうなパイプを探したが、ホームセンターには無いようだ。仕方なく、塩ビパイプで作ることにした。 エコレットの排気用穴の直径は140mmちょっと。上部に付ける換気扇の適合直径と、重さの関係で、なるべく細いパイプにしたいので、 直径150mmを125mmにして、さらに100mmにする。(そういう継ぎ手が売っていた) 塩ビパイプはVP、VU、LPと軽くなっていくが、トラックを貸してくれる店に一番軽いLPが無く、仕方なくVU(3.5mm厚)にした。 VUなら何とか4mのものでも持ち上げられる。(エコレット本体が壊れないことを祈りつつ) 実際合わせながら、何度も切り直して丁度良い長さに決定。軒の所を避ける為の45度の継ぎ手も付けて、てっぺんに換気扇を付ければ出来上がり! 使い勝手は、なんだかスースーするけど、おお、臭わないぞ〜! もっと早いトコやっとくんだったな。 これでトイレは一応完成。虫が入ってくる隙間を完璧に無くすことは無理なようなので諦めることにする。熱湯と蛆殺し薬で凌げれば良しとしよう。 |
その敷地を清めて土地の神様を鎮め、また建設工事中の安全と、その家の繁栄が末長からんことを願う儀式。
建て主と工事関係者が参列する。(三省堂 現代冠婚葬祭辞典より)
こちらで用意したお供え物は 米と塩と鯛は皿に乗せて、鯛の皿と野菜類は一緒に大きな盆に乗せる。 (セットは神主さんがしてくれた)
午後5時過ぎ、小雨降る中地鎮祭が始まった。 |