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エアコンのカバーを外した「熱交換器」の部分です。
すごい汚れですね。エアフィルター(お客様が手入れできる網の部分)をまめに掃除していないと、数年でこうなります。 これではエアコンが壊れていなくても、冷え具合は相当落ちてしまいます。 エアコンは吸い込む空気が入ってこないので、室内機の中に冷気がたまり、冷えたと勘違いして冷やすことを止めてしまいます。 お客様は冷えが悪いので設定温度をどんどん下げますが、すぐ止まるので故障だと思ってしまいます。 |
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エアコンの風が出る「吹き出し」の部分です。
これまた、すごい汚れです。 冷気は上の写真の「熱交換器」の裏を通って、下側の「吹き出し」から出てきます。「熱交換器」の裏側に吸い込まれた汚れの中でカビが増殖して真っ黒なカビだらけの状態です。 この中を通ってきた空気はホコリとカビの臭いや部屋自体の臭いやタバコやペットの臭いなどを含み何ともいえない異臭を放ちます。 特にエアコン運転し始めや暖房時はすごいです。 |
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エアコンの「吹き出し」部分の風を送り出す「回転ファン」の部分です。
「吹き出し口」の部分は上の写真ほどではないものの、かなりプツプツと黒くなっていますが、問題は「回転ファン」の部分です。 横の筋の部分にたくさんのホコリがついて詰まりかかっています。この位にホコリが着くと、ファンが回ってもホコリのために空回りのように空気を押し出すことが出来ません。 汚れがひどい箇所は風が出ないところがあります。 また、ゴウゴウ不定期に風のうねりが聞こえたりします。 この位着くと、黒い汚れが飛んできたり、エアコンを運転すると咳き込む人もいます。 もちろん、風の出方が悪いのでエアコンの効きもよくありません。 電気代もかかってしまいます。 |
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上の汚れを見てもらえたなら分かると思いますが、エアコンの汚れの重大な部分は、室内機の「熱交換器」の裏側の空間や「回転ファン」や「吹き出し口」の汚れです。
ホームセンターで売っているエアコン用スプレーは「熱交換器」の汚れを落とすことは出来ますが、エアコン内部のカビや汚れを落とすことは難しいです。 また、「熱交換器」の汚れを少量のスプレーで落としたホコリがドレンホース(配水管)に詰まり後から水漏れを起こしたお客様が何人もいます。 当店のエアコンクリーニングは「エアコン専用洗浄液」と「洗浄噴霧器」を使い、大量の洗浄後の水洗いでエアコン内部の汚れやカビを流し落とします。 |
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洗浄方法はダスキンさんやエアコンのおそうじ本舗さんと同じやり方です。でも、エアコンクリーニングのキャリアは、25年も前、エアコンクリーニングが一般的でない頃からやっています。
エアコン室内機は外カバーやフタ部分、ルーバー(風向板)や電装品(最近のエアコンは残面にいろんなランプや表示をするために前面に電装品があります)また、エアコン自動クリーニング用のメカ部品など、かなりの部品を壊さないように分解していきます。 フタの部分はうまくやらないと部品が欠けて閉まらなかったり、開いてしまったり、落ちてしまったりするのでキャリアがモノを言います。 分解したパーツで洗えるものは本体洗浄とは別にきれいに洗浄します。 |
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室内機本体は電源およびマイコン基板部分を養生して、エアコン専用の洗浄カバーで包みます。
当店使用の洗浄カバーは洗浄時洗浄液を噴霧しますので、洗浄液が部屋に飛ばないように、すっぽりと室内機全体を包みます。 「熱交換器」を洗浄した洗浄液はドレンホース(配水管)を通り室外に排出出来ますが、「熱交換器」の裏の空間や「回転ファン」や「吹き出し口」を洗浄した洗浄液は洗浄カバーについている排水ホースからバケツに回収します。 |
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回収した洗浄液はこんなにどろどろです。
使った洗浄液はエアコン専用のエアコンの材料を痛めない洗浄液を使いますが、さらにかなりの量の水で洗い落とします。バケツいっぱいになります。 洗った後のエアコンは臭いも取れ、きれいな風です。 風量も正常に戻り、冷えも良くなります。 洗浄液は吹きかけてはいけない箇所もあります。また、エアコン洗浄をしない方がよいエアコンの機種もあります。幾度か失敗をした大事な経験が生きます。 更に乾燥・組立ててエアコンクリーニング完了です。 かなりクリーニングをこなしている当店スタッフでも3時間程度、エアコン自動掃除機能付はさらに時間がかかります。 |
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エアコンクリーニングはただの掃除ではなく、エアコンの機能回復や臭いやホコリといったエアコンの不具合を解消する修理です。
「街の電気屋さん」ならではのエアコンクリーニングはエアコンの具合を見た後に開始します。壊れて冷えが悪いエアコンを汚れと勘違いして頼むお客様もいますので、開始前に電気屋さんの診断をしています。 このように、時間もかかりお客様は驚く方ばかりです。ですから安いエアコンクリーニングにはご用心を! |
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