2005年6月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:さなえ(出題者:寒月) |
泥炭 | 6月19日 | 性(さが)を知り 慣れぬ世ならば エゴ捨てん |
策におぼれ 何がしたいの 偉い人 | ||
泥炭 | 6月26日 | さびしくもあり なぜか居場所は 縁の下 |
峰 | 6月30日 | 笹の舟 なくせない日の エクボかな |
寒月 | ||
6月17日 | 早乙女の 苗は我子か 笑みこぼれる | |
6月20日 | 寂しけり なおざり父の日 詠ずるよ | さぁ どおする などと 思うな えんりょなく |
6月22日 | 五月雨が 涙を誘い 笑み忘れ | |
6月27日 | 五月闇 萎えた心を 抉るよう | |
2005年6月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:あんず(出題者:寒月) |
寒月 | 6月3日 | 明日(あす)の日に 衆生はいつも すがりつく |
緑雨堂 | 6月5日 | あなたのため 親切心よと 図々しく |
あせらずに 見据えることは ずっと未来(さき) | ||
寒月 | 6月6日 |
アンフィルタード・サケ 芳醇な酒 すばらしきかな 梅の宿「アンフィルタード・サケ」と言う名の酒を飲みながら。 |
6月8日 | 愛してる 言えないけれど ずっと好きだ | |
泥炭 | 6月9日 | あれこれと 惑わぬが良し ずぼら道(どう) |
寒月 | 6月10日 | 紫陽花も 雫をまとい すがすがし |
泥炭 | 6月12日 | 新しい ページが増えた 随想録 |
峰 | 6月15日 | 朝顔が 茶室に一輪 透ける日差し |
アゲハチョウ 羽を広げて 住める島 | ||
SY | 6月15日 | 雨やどり 野薔薇に遊ぶ スズメかな |
2005年5月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:ぼたん(出題者:緑雨堂) |
泥炭 | 5月17日 | 茫漠たる 退屈のうちに 知る幸あり |
5月18日 | ぼそぼそと ため息のように ひとりごと | |
峰 | 5月25日 | 僕たちは 闘い続け なにが残る |
5月27日 |
ぼうっとして 食べかけパンを トビに捕られる (実話:みねたいむず参照) |
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緑雨堂 | 5月30日 | 簿記二級 宅建取得も 職は無し |
峰 | 5月31日 | 細倉(マインパーク)へ 田を眺め行く ローカル線 |
ボトルに ためた文(ふみ)詰め 涙ぬぐう | ||
寒月 | ||
5月16日 | ぼんやりと 袂をてらす 春の月 | 僕はきょう 誕生日です しじゅういち |
誉れなき ただ人の子に 生まれ落ちて | ||
5月23日 | 忘却し ため息ついて ひとりごと | |
5月30日 | ほっとする たまに会うから いいのかも | |
2005年5月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:みどり(出題者:寒月) |
峰 | 5月7日 | 水の乱舞 時を忘れる 立夏かな |
寒月 | 5月8日 | 峰の白 峠の緑 陸の青 |
泥炭 | 5月9日 | 見渡せば どいつもこいつも 利口者 |
寒月 | 5月9日 | 御仏と 同行ニ人(どうぎょうににん) 力まずに |
2005年4月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:でにむ(出題者:峰) |
泥炭 | 4月23日 | デジタルは 苦手じゃないと ムキになり |
寒月 | 4月27日 | 手の中に 握りしめてる 昔かな |
緑雨堂 | 4月30日 | 出無精で 日常生活 無味乾燥 |
デートの日 にっこり笑って 迎え酒 | ||
2005年4月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:つくし(出題者:峰) |
寒月 | 4月10日 | 吐(つ)いてみた 口下手だけど 四月バカ |
束の間に 暮れてゆく春(しゅん)の 白と黒 | ||
4月11日 | 月明かり くすんで見えた 四月尽(しがつじん) | |
泥炭 | 4月12日 | 杖取れて 沓(くつ)履く我に 染みる春 |
寒月 | 4月15日 | つまづいて くじいたあしも しひゃくしびょう(泥炭さんガンバ) |
緑雨堂 | 4月15日 | つきあい酒 くやし涙で 出世道 |
2005年3月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:もえぎ(出題者:泥炭) |
寒月 | 3月17日 |
萌えて蕗け(ふけ) 縁側で待つ 木々の春 (造語です) |
泥炭 | 3月25日 | 悶々と 得体の知れぬ ギブス見つめる |
もがきつつ 笑みも悲しく ギター抱く | ||
峰 | 4月8日 | 物語を 永遠に注ぐ ぎこちなくとも(未投稿) |
2005年3月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:すずめ(出題者:峰) |
寒月 | 3月2日 | 雀の子 巣立つころあい めぼしつける |
峰 | 3月3日 | 澄み渡る 水田の緑 目をほそめ |
泥炭 | 3月6日 | 過ぎたこと ズバッと切り捨て 明(めい)に快(かい) |
寒月 | 3月9日 | スカートの 裾も膝上 目にも春 |
2005年2月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:ねゆき(出題者:寒月) |
寒月 | 2月17日 | 根雪とけて 往く鳥もあり 北の空 |
2月23日 | 猫の恋 行く末いかに きょう今夜 | |
ねぎま鍋 湯気で隔たる きみと僕 | ||
寝待ち月 夕げ時より 気をもたせ | ||
泥炭 | 2月28日 | 根 潤す 雪どけの水 きらきらと |
峰 | 2月28日 | 狙ったら ゆるい日差しの 規則 やぶれ |
2005年2月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:ちよこ(出題者:峰) |
寒月 | 2月3日 | チョコもらう 予定は未定 今年もか |
泥炭 | 2月4日 | 沈黙の 横顔 硬く 凍る時間(とき) |
知恵利かず 世渡り下手で コネもなし | ||
寒月 | 2月9日 | 千鳥足 寄り添う影の 滑稽さ |
峰 | 2月14日 | 力づく 寄りそえぬ戦士 孤独知る |
SY | 2月14日 | チョコレート 用意せしまま 焦げて居り |
チョコレート 夜半の寒さに 恋しくて | ||
泥炭 | 2月14日 | 茶碗酒 酔って候(そうろう) 懲りもせず |
寒月 | 2月14日 | ヂンギスカンは 義経鍋だよ この店じゃ |
峰 | 2月15日 | 地に注ぐ 陽春と修羅 鼓動 聞く |
ちゃぶ台を 酔って返すよ このドラマ | ||
2005年1月後半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:あさひ(出題者:KJ) |
寒月 | 1月17日 | 朝日来て 残雪の跡 ひなた水 |
泥炭 | 1月20日 | 朝寝しても 冴えることなし 昼酒浸る |
寒月 | 1月23日 | あの枝の 先まだ遠い 光かな |
泥炭 | 1月24日 | あくびして 然したることなく 閑(ひま)と遊ぶ |
1月27日 | あの人に 幸多かれと ひそかに祈る | |
峰 | 1月31日 | あいたい さぐりあわずに 陽をうけて |
握手とは 参加の意味とは ビラを踏む | ||
あっちかも さっきと違う 人の波 | ||
ありったけ さけべど届かぬ ひとり 海 | ||
SY | 1月31日 | 炙り河豚 最後に残る ひれ一葉 |
2005年1月前半 | ||
作 者 | 投 稿 日 | お題:おとそ(出題者:泥炭) |
泥炭 | 1月6日 | 大鳥居 年の初めの 空 青し |
音もなく 飛んでく札の 素っ気なさ | ||
峰 | 1月12日 | オルゴール ときめく日々を そっとひらく |
同じ想い 遠い星でも そばにいても | ||
泥炭 | 1月12日 | おだてられ 年甲斐もなく 染める頬 |
寒月 | 1月12日 | おめでとう 酉年ですね 空たかく |