オーソペディック・テスト(整形学検査法)は、障害部位のメカニズムを解明したり、痛みを再現させて部位を特定したり、治療前後の比較としても価値ある検査法です。
例えば腰痛患者様の下肢を持ち上げていき、どの関節が疎い他時に痛みが再現されるかを調べるテストです。
これらは、患者様に多少の苦痛を強いる検査ですが、すべて手で行われる安全なものです。カイロプラクティックで用いる筋力テストは、単に筋肉パワーを調べる方法と異なり、筋肉の生理的な緊張度をチェックします。約60種類の筋肉が、必要に応じてテストされています。
筋肉が過剰に緊張しているか、逆に緊張度が低下しているかによって、その対応する神経レベルや、内臓機能との関連が特定され、サブラクセーションの有無が検討されるのです。
また、障害の認められた特定の筋肉には、筋肉処理も施されます。 サブラクセーションが想定される脊椎レベルに対して、今度は組織を動かして調べる検査が行われます。それがモーション・パルペーション(動態触診)です。
この検査によってアジャスメント(矯正)すべき方向が決められます。
矯正の方向が正確かどうかを確認するテストもあり、矯正には慎重が期されるのです。
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