なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第153号)

                                                      平成21年 1月19日

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こんにちは、ニャロメです。

寒さが厳しく、毎日モコモコになるまで重ね着をしています。
決して太っているわけではないのですが、
動きが緩慢だったりします(^^ゞ
究極に暖かい服装を求めて毎日あくせん苦闘中です(笑)。


では153号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「測定のフィードバック」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「半月板損傷」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「信念を曲げないこと、あきらめないこと、行動し続けること」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【測定のフィードバック】

ようやく社会復帰を果たし?日常生活を取り戻してきました。
休みなしの毎日はなかなかハードですが、
一つ一つ目の前のことをやると、なかなか爽快です(*^_^*)

今週は年末に行ったフィールドテストの測定結果を
データ解析しておりました。

「測定したものは出来るだけ早くフィードバックする」

という大原則から考えると、
かなり取り掛かりが遅くなってしまったのですが、
その分、前回との比較や相対的なチーム内での順位、
選手個人個人の体力データの向上度合いなど、
わかりやすくグラフ化することで勘弁してもらおうかな(汗)、
と勝手にあやまっておきます。

体力測定の目的に関しては前回(130号)ネタ帳で
取り上げたことがありました!

《130号バックナンバー》
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/mm/130.htm


フィードバックに関しては、

●出来るだけ早めに測定結果を監督、コーチ、選手本人に伝える

●いいことは控えめに、悪いことは早めに伝える

●全体に掲示するときは、成績優秀者を取り上げる

●数字の羅列だけではなく、グラフや表を用いてわかりやすく

●個人面談する場合は、選手の質問をよく聴く

●言葉遣いやアドバイスの仕方(長所を伸ばす、短所を改善する)
 に気をつける

というようなことに気をつけています。

チームではグランドなどにフィールドテストの結果を
掲示することが多いのですが、
成績があまりよくなかった選手のことを配慮して、
成績優秀者のみ掲示するようにしています。

自分の能力を理解させるためにあえて全員の結果を載せるという
方法もあるとは思いますが・・・。

測定を行うことは現状把握、トレーニング効果の確認、
競技力向上のための要素の洗い出しなど
さまざまな目的が考えられます。

測定はフィードバックが終わって、はじめて完結です。

いやぁ〜もう少し早くしないといけませんね(反省)。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【半月板損傷】

膝関節には大腿骨と脛骨の間に半月板という軟骨が存在し、
体重を支える際のクッション的な役割を果たします。
これが何らかの原因で損傷されると、膝関節の動きが悪くなり、
引っかかって動けないといった症状がみられることがあります
(これをロッキングといいます)。

半月板を損傷すると自然治癒することはむずかしく、
スポーツ動作の不具合度が高ければ高いほど、
手術を勧められます。

この場合、血流量の多い部分であれば縫合にて、
血流量の少ない部分であれば部分的に切除してしまうこともあります。

参考ページ:半月板損傷
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/injury/injury71.htm


ということで、
ワタシ個人としてはあまり経験のない半月板損傷なのですが!
(競技特異性・・・ということで)
MRI検査で半月板損傷と診断された選手がいました。

病院では手術を勧められて帰ってきたようなのですが、
プレー自体に支障となることは少なく、
日常動作での屈伸や正座、深いランジ動作などのときに
痛みや違和感があるとのこと。

そこでハタと思い出しました。

「関節軟骨には痛覚がない」

ということを。

半月板が損傷しているから膝が痛くなるのではなく、
半月板損傷に伴う関節の制限であったり、関節周囲筋群の拘縮が
問題となっているのではないだろうか?

そう思い、下肢や膝周辺部、重心のバランスや足関節など
いろんなところからのアプローチを考えてみることに。
治療してくださる先生とも話しながら、
対応してみると痛みが軽減する模様。

「半月板損傷=手術かなぁ」

と漠然と考えていたワタシにとってはちょっとカンゲキでした(*^_^*)

これはあくまでも対処療法であり、
予防的なもの(膝周辺部の筋力強化であったり、体の使い方といったこと)
まで視野に入れながら、これからもアプローチしてみたいと思っています。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「信念を曲げないこと、あきらめないこと、行動し続けること」

【いのち輝くホスピタリティ】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/499030456X/dosportstrain-22/ref=nosim

医療は究極のサービス業という副題からもわかるように、
病院経営は患者様にとってよい病院であると同時に、
働く人にとって幸せな職場であることを追求し続ける
望月智行先生の著書。

技術はもちろん信頼されるレベルであること、
そして大病院にありがちな「3時間待ち、3分診療」の中にも
患者様の立場に立って考える姿勢を職員全員が行っていること。

ホスピタリティの重要性をはじめて医療という現場に
導入した望月先生の信念と努力には脱帽です。
1年2年ではなく、20年とかですよ・・・。

その中で現在の病院経営にいたるまで

「信念を曲げないこと、あきらめないこと、行動し続けること」

を継続し続けてきたそうです。
石の上にも20年。
トレーナーとしてどこまで粘れるか。
迷ったときはこの言葉を思い出してがんばろうと思います!

参考ページ)川越胃腸病院
http://www.kib.or.jp/

【いのち輝くホスピタリティ】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/499030456X/dosportstrain-22/ref=nosim


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◆編集後記
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日々のトレーナー活動でであう選手の質問や相談に
こちらがいつも勉強させられます。

何かの本で(忘れた)お客様は教科書以上の存在、先生です、
と書かれていたのですが、まったくもってそのとおりだと感じます。

「選手はトレーナーの先生」

少しでもみんなの力になれるよう日々精進です!


では来週154号でお会いしましょう☆


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