雑草の防除

 芝生において、害虫の被害の多くの場合は、成虫の被害ではなく幼虫時期に被害をもたらします。
芝生害虫は、約40種で、全ての都道府県で発生しているわけではありません。
害虫による食害は、葉を食べるグループと、根(マット部)を食べるグループがいます。
 発見する時に見る場所は、芝生の新芽(1本1本芝の個体の中心から出た葉)を食べるので、新芽の部分が、齧(かじ)られた跡や、新芽が出て無いなどで発生が確認できます。芝生が黄化する前でも、観察すれば容易に発見できますので、どんな虫がいるか探してみましょう。。
 コガネ虫の幼虫など根・マットを餌とする虫は、発生すると芝の根を切られるので、乾燥害の症状が出るのが特徴です。降雨が多い時などは、乾燥害の症状が出ず、見た目では発見しずらいでしょう。
芝の様子がおかしい場合に、手で芝をつかみ持ち上げると簡単に地面から剥がれるので発見できます。


殺虫剤の種類

殺虫剤は、食毒と接触毒、または両方の毒の作用を持った殺虫剤があります。毒性も、普通物の物から劇物や毒物まで販売されています。劇物・毒物などは、購入じに身分証明書と印鑑が必要です。
普通物でも十分に効果がありますので、保管には、十分注意が必要です。

    スミチオン乳剤

         スジキリヨトウ     希釈倍率1000倍   1u当たり0.5L散布
         シバツトガ
    
         コガネムシ幼虫    希釈倍率1000倍    1u当たり3L散布
                    (浸透剤使用で効果大)

芝生の中に生えた雑草は、施肥管理と頻繁な刈り込みを行い、芝密度を高く維持することで雑草の進入を軽減することができます。
 
 播種した場合、芝の種が発芽しやすい環境を作っていますので雑草も「しめた!」と思っているか解りませんが、ここぞとばかり雑草も発芽し出します。
 ここで焦りは禁物です。小さいうちに抜いてしまおう・・・とか、直に除草剤散布・・・とかしない方がいいです。
それは、雑草は芝に比べ初期成育が良く、雑草のように育つ(?)ので、根の張りも早く、抜いてしまうと小さな芝の種まで一緒に無くなってしまい、後に小さな禿(HAGE)が無数に点在する結果になります。除草剤の処理は、幼期に使用すると薬害の恐れがあります。生き物全てに共通することですが赤ん坊は、人間の赤ちゃんも、芝の赤ちゃんも同じく環境ストレスには敏感です。最初のうちは、雑草が生えるのは当たり前で、芝が発芽しやすいように適度な陽射しの調整してくれている・・・くらいに思っていて下さい。
 芝も順調に発芽し成長して刈り込み始めると、草丈が50mm以内に順応できない雑草は無くなります。
 数回刈り込みし、ある程度芝密度が増して床土が見えなくなったら、除草剤処理する時期が来ました。雑草は、何ですか?雑草に詳しくない人でしたらタンポポ・・・「三つ葉のクローバー・・・なんかゲジゲジしたの・・・」と、判りませんよね!
 そこで、数ある除草剤の中から、お勧めの1品は・・・・
ダウ・ケミカル日本株式会社の「ブロードスマッシュSC」です。
グリーンキーパー時代に、数種類の発売前除草剤の適応委託試験をさせて頂いた時に、この除草剤を知り、試験結果も多年生広葉雑草(タンポポ、クローバー他)にu当たり0.03g〜0.08gで極大の効果を示し、薬害もなく、本当に、イチオシです。
使用の際には、低薬量で効果がありますので、使用濃度・散布水量を間違えの無い様に!
 ブロードスマッシュSCは、除草効果が現れるのに3週間ほどかかりますが、ほぼ再生がありません。また低農薬量で、薬害もありませんので、安心して使用できます。
 他に速効の剤もありますが、薬害・再生のリスクがありますので、除草剤選びは慎重に。

残った雑草は? その雑草を駆除できる除草剤もあると思いますが、手取りできる数なら、手取りしましょう。

病害防除