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サクラ大百科 第二巻

Volume 2

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11/25〜 新年1/13収録


・大帝国劇場、トイレは一体どこ?

まさるな蒼紫さんよりのご質問

筆者:今日の『愛ゆえに』の公演もよかったなあ。マリアさんはすんごくかっこいいし、さくらさんはとってもかわいいし、でれ〜。そうだ、売店に寄ってさくらさんの限定版1/1フィギュアを買って帰ろう! いつもちょっと恥ずかしくてしりごみしてたけど、もう椿ちゃんとも仲良くなったことだし、今日こそ買うぞ、おーっ!
でも、その前にちょっと手洗いに...えーと、あれ、玄関のあたりにはないのか、変だな、普通お客用の洗面所がこのあたりにあると思うんだが...こっちのほうかな。あれ、食堂に、事務所、あ、楽屋だー! さ、さくらさん、いるかな...
し、しまった、今はそれどころじゃないぞ、あ、階段だ、二階にはあるのかな、どどどど。えーと、こっちはテラス、で、二階席...だー、ここにもないぞー! さっきの階段の反対側なのかな、どどどど。あ、花組の個室だー! さ、さくらさんの部屋...
ち、ちがーう! それどころじゃないんだった、ぐあー、トイレは一体どこなんだ、ない、ない、ないーっ! ま、まずいーっ!

 皆さん、このあわれな筆者のためにぜひトイレの場所を探してあげてください。もし「ここだよ」という情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非メールでご意見をお寄せ願います。もしトイレがどこにも見つからなかった場合はこのような最悪の結果が待っています。どうかお助けをーっ!


◆トイレ後日記◆
〜筆者、ついに救われる〜

チョビさんのご投稿

かすみ:お客様、申し訳ございませんが二階はホール・テラスを除いて関係者以外の立ち入りは出来ません...って、どうしました?顔が真っ青ですけれども。
客 :...ト、トイレはどこに...
かすみ:ああ、お手洗いでしたら一階二階とも左右客席入り口への通路突き当たり舞台の横に計四ヶ所ございます。一階でしたら一番舞台寄りの出入り口をご利用ください。詳しい場所については大帝国劇場ご案内(サクラ大戦公式ガイド恋愛篇4〜5ページ)を...お客様!?
客 :...も、もれるぅ...
かすみ:申し訳ございません!すぐにご案内致しますので。

 どうやら、最悪の事態は免れたようです。


 耐え続けて1か月半、膀胱炎寸前(もうなってるって?)の筆者をついに救ってくれたこの情報。ああありがたや、ありがたや!
 チョビさん、かすみさんとの対談まで執筆してくださってのご投稿、まことにありがとうございましたm(_ _)m





・子型、丑型霊子甲冑は
存在するの?

まさるな蒼紫さんよりのご質問

大神:こういう話題は彼女がいないと始まらないな。えーっと、地下整備室...っと。あ、やっぱりここだ。おーい、紅蘭、ちょっといいかな。
紅蘭:ああ、大神はん、おはようさん。どないしはりましたん、えらい今日は早起きやないか。
大神:いや、ちょっとね。いつも早朝から整備ご苦労さん。そうそう、この本、昨日帝大生協の書籍で買ってきたんだけど、ちょっと気になるところがあって紅蘭に聞きに来たのさ。
紅蘭:へ、本? なになに.....
な、なんやこれはーっ! 光武、神武、それに翔鯨丸、どっひゃあーっ!ミカサまで載っとるやないかあー! こんな帝撃の第一級極秘事項がなんで普通の本屋で売ってる本に書いてあるんや!? こりゃえらいこっちゃ、何とかせなっ!
大神:...もう手遅れだと思うよ、日本中の本屋で売ってるから。ははは、心配ないよ、売ってるといっても70年後の日本だからね。
紅蘭:な、なんや...それを早うゆうてえな、びっくりしてしもたやないか。70年もあとやったら別にもうかまへん...えっ?? 70年あと?
大神:ま、まあ、そう深く考えないで。
で、ここのところなんだが、光武と神武の正式名称がそれぞれ虎型霊子甲冑光武、卯型霊子甲冑神武になってるね。ということは光武の前にも子型、丑型というタイプの霊子甲冑があったと考えるのが自然だと思うんだけど。
紅蘭:うーん、そこらへんはうちがまだ帝撃に入る前の頃やからなあ、その当時の話は聞いたことないなあ。当時霊子甲冑の開発設計を一手に引き受けてはったのは山崎真之介少佐はんやしな、あのお人が今でもいてはったらそのへんもはっきりするんやけど...
大神:といっても山崎少佐は消息不明のまま...じゃあもうこの疑問は永久に迷宮入りになってしまうのか...
リツコ:あら、そんなこともわからない? これくらい常識よ。
紅蘭:うわっ! な、なんやあんたはん、突然どかーんとあらわれはってっ。
リツコ:技術者よ、あなたと同じ。時代はちょっと90年くらい後になるけど。
紅蘭:きゅ、きゅーじゅーねん!? 大神はん、一体今日はどないなってんねん、これは?
大神:...は、はははは...
リツコ:で、子型と、丑型の話だったかしら? どんな新開発の兵器でも、特に全く新しい技術を使用した兵器は、制式採用で実戦配備となる前に試作モデルでのテストが不可欠だわ。初めて実戦用として多数配備された虎型霊子甲冑光武が初期量産型、すなわちプロダクションモデルなわけね。
ということは、子型霊子甲冑は試作モデルすなわちプロトタイプ、そして丑型は各種試験用すなわちテストタイプに相当すると考えられるわ。
大神:な、なるほど。確かにつじつまは合ってるなあ。
ってことは、すみれくんがテストパイロットとして搭乗して試験運転中にぶっ壊してしまったという『桜武』は、子型と丑型どっちだったんだろう?
リツコ:そうねえ、それは実機を見てみないことには。機体が橙色なら子型零号機、藍色なら丑型初号機、あ、青色なら零号機改というところかしらね。
大神:そ、それはちょっと...
   ピロピロピロ。(携帯電話)
リツコ:あ、ちょっとごめんなさいね。(ピッ)はい、赤木です。
ミサト:《こらあリツコっ! 何そんなとこで油うってんのよ、使徒よっ! 早く帰ってらっしゃいっ!》
リツコ:あら大変。じゃ私はこのへんで、ごきげんよう。すたすた。
大神:...は、はあ...
紅蘭:な、なんやったんや、今のお人...
大神:...あ、もう一つ疑問があったんだ、忘れてた。霊子甲冑につけられた通し番号なんだけど、一番機のマリア機から八番機のアイリス機まであって、何故四番機だけが欠番になってるの?
紅蘭:そら、縁起悪いからとちがいますのん。あたりまえでんがな。
大神:...それだけ?
紅蘭:それだけ。


 桜武は神崎重工初の試作機のようですから、やはり子型なのでしょう。じゃ、丑型とはどのような霊子甲冑だったのか、あるいは実機のないゴーストバージョンなのでしょうか。あるいは逆も考えられますね、子型は設計図上の構想のみ、初めて実機として完成できたのが丑型ということも...うーん。



・マリアはなぜ夏でも冬でも
コートを着てるの?

テンペストさんよりのご質問

リツコ:そう、セカンドインパクトで解放された巨大なエネルギーは、地軸を変動させるに十分すぎたわ。そして日本列島は永久凍土に閉ざされた極寒の大地に...
ミサト:《こらあリツコっ! またそんなとこで油うってる上に嘘ついてんじゃないわよっ、早く帰ってこんかい!》
リツコ:まったく、冗談の分からない人ねえ。それじゃまた、すたすた。
大神:...ま、まだいてたのか、あの人...
そ、それはともかく、あー、ついに来てしまったのだ、この質問が...これまでもBBSやらメーリングリストやらで話題になってたようだけど、うーん、こいつは難問だぞ...
さくら:実はあたしも、帝撃に入った頃から不思議に思ってたんですけど...もしマリアさんの過去に関わるような深いわけがあったりしたら、と思うと、なんだかマリアさんに聞くのも気がひけちゃうし...
紅蘭:ほんまに。オフィシャルの設定資料集でも「理由は今もって不明のままである」とか書いて逃げとったしな。
すみれ:まったく、いつもいつも喪服みたいな黒コートばかりお召しにならずに、少しはこの神崎すみれのハイセンスに洗練された着こなしぶりをお見習いになるべきですわっ!
大神:まあまあ...ええと、テンペストさんからの蒸気メールでは、『銃を2、3丁携帯したまま街中をうろつくためとか、防弾加工がしてあって、そのコートを着ないとおちついて外が歩けないとか、そんな理由だと思います』というご意見が書いてあったけど...
さくら:ええっ、あのコートのなかにいっぱい銃が仕込んであるん、ですか!?
紅蘭:そやなあ、マリアはんご愛用のエンフィールド改一丁だけやったら弾数に限りがあるし、あれの構造上スピードローダーは無理やから再装填も大変やし...もう2、3丁隠し持ってはったって不思議はないわな。
すみれ:そ、そんなに持ってらっしゃって、暴発などしませんのかしら。袖の下にも小口径の仕込み銃とか...ひぃーっ、舞台稽古の時なんか、うっかり近くに寄れませんわね。
大神:ま、まあ、あくまで推測の話だから...で、あれが防弾加工してあるという説の方は...
紅蘭:うーん、百戦錬磨のマリアはんのことやから、これまたあり得る話やなあ。いかにもごっつそうで重そうやし、内張りに金属布でも縫い込んであるんかもしらんなあ...まああの厚みやったら直撃弾を避けるのは無理にしても、跳弾によるけがくらいは防げるかもしらん。
さくら:でも、マリアさん、この夏もあのコートのままでしたよね。いくら何でも、暑くないのかしら...
大神:うーん、確かに.....そうだ! もしかしたらあのコート、バスローブみたいに中に何も着ずに羽織ってるのかもしれないぞ。...待てよ、ってことは、あの下は、し、下着だけ...
紅蘭:...大神はん、鼻の下、鼻の下。
さくら:お、大神さん、なんて、い、いやら...
大神:ちょ、ちょっと待ってくれえ! ひとつの仮説だ、仮説! なにも他意はないぞ!
マリア:あら、どうしたの、みんなこんなとこで話し込んで。
大神:げっ、マ、マリア! い、いつからそこに!
マリア:今来たばかりですが。一体何の相談ですか、隊長。...何みんな、私の服に糸くずでもついてて?
さくら:い、いえ、な、何でもないんです、ほんと、あははは。
大神:いや、そう、あの、こ、紅蘭がさ、一年中この格好で、寒くないのかなーって、そういう話題だよ、うん。
マリア:...はあ。
紅蘭:...なんでうちの話題になんねん。まあ、それに関してはノープロブレム!やな。この服は見た目薄いけど華撃団の戦闘装と同じ素材で出来てるさかいにな、耐熱耐水耐油耐ショック、ついでにしつこい汚れもさっと落ちる、もちろん保温性も抜群や!
大神:な、なるほど、こっちの方は簡潔明瞭すぎる。
紅蘭:...とはいうてもなあ、いかんせんチャイナドレスなだけに、冬はさすがに足が冷えるなあ。
大神:確かに...女の人が足腰冷やすのはあんまりよくないなあ。
紅蘭:ほんま、こういうキャラデザされるとたまったもんやないで。ま、一年中超ミニスカートで戦こうたはるセーラームーンに比べりゃまだましかいな。
すみれ:う、うさぎはいいわよ、ちゃんとブーツはいてんだから! こちとらハイヒールでくるぶしから上まるだしよ、もう寒いったらありゃしない、ああかわいそうなレイちゃん...
大神:何いってんの、すみれくん。
すみれ:...はっ

 なんだか、全然解決になっていませんねえ(^^; 皆さん、もし何か良い案がありましたら是非ご意見を...他力本願。


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