6年生通信ー12月



12月5日(火) 第72号  理科「水溶液の性質」終了

■理科「水溶液の性質」が終了しました。
 まず,前までにお知らせしてきた各グループの実験結果から,どの瓶がどの水溶液かを文章に「予想」「根拠」を明らかにしてまとめていきました。例えば,K.Aさんは次のようにまとめました。 
○Aは,スポーツドリンクである。理由は,においが甘く色が白いということ。酢,石灰水,食塩水,炭酸,塩酸には甘いにおいや白い色など,どこにもないからである。それと,リトマス紙では酸性でした。
 Bは,酢である。理由は,においをかいだ時にわかるが,直接かぐと鼻をつくすっぱいにおいがすることと,色は黄のうすめである,ということから酢と判定した。上に書いてあることが特長である。(以下略)

■こうして,まとめたあとに答え合わせをしました。これは,全員が正解でしたが,あまり「ヤッター!」と大喜びはしていませんでした。いいだけ実験を繰り返して,もう予想が確信にまでなっていたからでしょう。

■この後,教科書を見て次にどんな学習がしたいかを出し合い,新たな計画を立てました。予定では,この後教師実験で水酸化ナトリウムの実験(金属を溶かす,塩酸と混ぜる)をしようかと思っていたのですが,子供たちから「やりたい!」の声。そこで,十分に注意して,という条件付きですることにしました。
 他に,「炭酸水を味見する」「炭酸水から二酸化炭素を取り出す」「二酸化炭素を水に溶かして炭酸水をつくる」,「石灰石に塩酸をかけて溶かす」が出されましたので,それを先週と昨日で実施しました。(炭酸水をつくるは,発展させて?炭酸ジュースづくりにしてみました。)

■まず,先週の「炭酸水」編は,次のようでした。
 ○マジでまずい。飲み物じゃない。きゃっか。 でも2口目は,一口目と比べて少し味が違った。 なぜ?
 昔,おもしろ発見でジュース作りをしていたけ ど,本当に自分たちで炭酸を作るのははじめて だったからとても楽しかった。家でコカコーラなどを買って2週間くらい置いておくと気が抜けているから,いま私たちの作った炭酸ジュースは,それよりももっと早くに気が抜けているから,何かが少ないのでは…。(K)

○石灰水を入れてふったら,き〜いろくて白くにごった。やっぱり炭酸水は二酸化炭素が入っている。(S)

○二酸化炭素を入れてジュースを作った。すごくおいしい時とまずい時とすごく差があるのはなぜだろう。(K)

■また,「水酸化ナトリウム」編は,次のようでした。
【アルミニウム片を入れて】
○水酸化ナトリウムに金属を入れる。アルミを入れ,しばらくたつとアワが出てきた。
水酸化ナトリウムは,アルミをとかすんだなと思った。(O)

○アルミニウムをやってみたらとけた。ぼくは「これはすごいはかい力だ。」と思った。(O)

○アルミを入れ,ふってみたら白いあわがいっぱい出てきた。よく見るとアルミに小さいあわがついていて,そこの近くから,さらに小さいあわがさかんに出ていた。それを見てぼくは不思議だなあと思った。(T)

【塩酸と中和させてみて】
○1回目…水酸化ナトリウムちょっと…変わらない
 2回目… 〃 …相変わらず酸性
 3回目…    〃 …またまた変わらない
 4回目… 〃 …まだ変わらない
 5回目…あっあっあっあーーー,と青くなった。水酸化ナトリウムと塩酸が混ぜあわさったらとうとうアルカリ性になった。 (M)

○今日は,とっても危険な水酸化ナトリウムの実験。アルミを入れたら,塩酸の時と同じでとけてきた。鉄も同じで,少しあわが出た。だから塩酸と同じで酸性かと思いました。けれど,リトマス紙でやるとアルカリ性ということが分かりました。その後まぜたら,アルカリ性になりました。今日の実験はむずかしかったです。 (A)

○水酸化ナトリウムは,塩酸と似ているけれどアルカリ性でちがうことがわかった。水酸化ナトリウムと塩酸をまぜる時,塩酸の量が多くて失敗した。(たぶん)水酸化ナトリウムは危険な水溶液ってこともわかった。実験の時とてもこわかった。 (H)

■長い間おつきあいいただいた理科の授業記録,今日でいったん終了です。この後は,発展的に総合的な学習として実施していきます。水溶液から,どんな活動に広がるか,乞うご期待!


12月7日(木) 第73号  国語「卒業文集の作文」(1)

■卒業文集の作文に取り組んでいます。これまで,下書きを書き,それらに私の方で赤を入れるところまで進みました。
 今日は,その赤入れをした作文を子供たちに返し,よりよいものにするための指導を行いました。(お子さんの作文と,プリントをご覧ください。)

■まず,一人一人の作文を返却しました。そこには,カラーペンで「A」とか「B」とかが記入されており,また細い赤ペンで細かく表記の間違いや主述のねじれなどを指摘してもあります。
 自分の作文を見ながら,下のような内容の書かれたプリントを見比べながらの学習となりました。

■まず,下のことを再確認します。

1 主題,題材は適切か(ピンク色を見よ)
 ・「思い出」だけはB。
 ・「思い出」から自分の成長や感謝,中学校への決意に至れば,A。

2 内容の絞り込みは適切か(緑色を見よ)
 ・一つか二つのエピソードをくわしく。A。
 ・三つ以上のことを書かない。何を訴えたいかが分からなくなる。B。
 ・順序を考えよ。バラバラだと伝わらない。C。

3 書き表し方は適切か(赤で直したところを見よ)
 ・話し言葉と書き言葉を混ぜない。
 ・人に対して,無神経な書き方をしない。
  ・だらだらと続けない。むだを切り捨てよ。
 ・段落を適切に配置せよ。
 ・漢字の使い方を適切にせよ。
 ・文字をていねいに書け。

子供たちからは,「あっ,だからBなんだ。」などというつぶやきが聞こえてきました。しかし,それだけではなかなか全員のものにはなりませんので,続いてみんなの作品の中から「参考になる間違い例」を選び出し,プリントしたものにお互いに赤を入れ合いながら,大事なことを学んでいきました。おうちの方も,例のどこがよくないかを考えてみてください。そうすると,私がどのようなことをねらって作文指導しているかがお分かりいただけることと思います。

■ただし,誤解のないように申し添えますが,子供たちの作文の力は結構付いてきていると思っています。5年生の4月に書かせた「5年生になって」では,32人中6名の子が最後まで白紙でした。また,作文用紙半分(200字)に満たなかった子が10人もいたのです。実に半分の子が,ほとんど書けないという状態だったことを思えば,全員がきちんと800字の作文を提出してくれることを,まず喜んでいるのです。そして,それをもっともっと伸ばしたいと考えているのです。
では,今日やった学習です。

■次の作品の不備を指摘しましょう。

A 小樽では,観光船に乗ってみんなで写真をとった。おじいちゃんのために土産のまんじゅうを買った。ガラスで作ってあったウサギなども見た。イチゴ狩りなどもした。

 これは,「したこと」「見たこと」の羅列に終始し,そこに「考えたこと」が盛り込まれていないため,非常に浅い書き方になっています。この人の心の中でとても輝いていることは何なのかが伝わってきませんね。

B 最初バスの中に荷物を入れました。入れたらバスの中に乗りました。歌とかクイズとかをしていたらあっという間に小樽運河に着いたのでグループに分かれて行動しました。

 バスに荷物を入れたことなど,些末なことを限定された800字の中に入れるべきなのでしょうか? この人の本当に書きたいことにずばりと入っていけなくなります。文にむだがありすぎます。

C 宇宙記念館では,自分たちで実感する乗り物などもありました。中には,月に行ったときの体重を量るものや○星に行ったときの体重を量るものもあって,他にもいろいろあって,とっても楽しかった。帰りには,家の人が好きなおまんじゅうをおみやげに買って帰りました。他にも何か宇宙食を買っていこうかなと思ったけれど,お金が少なかったので買わずにそのままバスに乗り家に帰っていった。

 「いろいろあって」という書き方は,書いた人だけが「いろいろ」の中身を知っている独りよがりの書き方です。「お金が少なかった」などというのも些末なことですね。「バスに乗って家に帰った」なども全く不要です。

 こんな感じで,プリントをもとに一つ一つの不備を話し合っていきました。子供たちは,喜んで取り組んでいましたよ。


12月7日(木) 第74号  国語「卒業文集の作文」(2)

■作文指導の続きです。

D 三年生の時は西山ラーメンの工場に行きました。工場の天井は,きたなかったです。
 そして,おみやげに西山ラーメンの青バージョンをもらいました。

 書き言葉は,いつ誰の目に留まるがしれません。高学年であれば,マナーとして,「きたない」というようなことは書くべきではありませんね。

E ポートシャトル乗り場で船が来るのを待っていると雨が降ってきました。乗れないかなーと思ったけど乗れてよかったです。

 「ー」は,片仮名の長音を表記する記号です。また「思ったけど」は話し言葉なので,「思ったけれど」または「思ったのですが」,「乗れて」は正しくは「乗ることができて」ですね。

F この6年間は楽しかった事やうれしかった事,ちょっと悲しかった事などの出来事が,数え切れないぐらいありました。その出来事の何こかを書いていきます。

 まず「何こかを」は,話し言葉ですから「いくつかを」にしましょう。
 また,「悲しかった事などの出来事が」は,重なっています。「悲しかった事が」あるいは「「悲しかった出来事が」でよいのです。

G 初めは,一年生と,いっしょに遊ぶことが,「やだなー。めんどくさいなー。」 と思っていました。けど,遊んでいくにつれて,やだとかの,気持ちが,なくなっていき,もっともっと,遊びたくなってきたのです。

 長音表記を改めましょう。それと,「やだ」は話し言葉ですね。書くなら「いやだ」でしょう。「けど」も「けれど」あるいは「しかし」に。さらに「初めに」は「はじめに」と平仮名に直した方がよいですね。
 それと,読点(、)がとても多いですね。適切なところだけ使うようにしましょう。子供たちと話し合って次のようにしました。

はじめは,一年生といっしょに遊ぶことを「いやだなあ。めんどくさいなあ。」 と思っていました。しかし,遊んでいくにつれて,いやだとかいう気持ちはなくなっていき,もっともっと遊びたくなってきたのです。

H その日から先生のこわいイメージがすこしづつ消えていきました。

 「少しずつ」が正しい表記ですね。(ちなみに,この「先生」は,私ではありませんよ。)

I 仕事の他にも,学年が上がれば委員会,クラブなど6時間になりました。小学校生活では何と言っても6年生は最高〜。なぜかというと,それは修学旅行!!とか, (まーいろいろ)6年生限定の楽しみがあるから。だけど6年生になると横藤先生に北海道地名,歴史の年号や事件など,ガッポガッポ覚えさせられた。

 「えっ,委員会とクラブで6時間もするんですか?」と受け取られかねませんね。長音表記,常体と敬体の混同も見られます。

J 夜になって,みんなと遊びました。外に出てピンポンダッシュをしたり,米たちとロフトからとびおりたり,夜は,一番楽しかったです。

 友達の名前は,きちんと「米永さん(君)」などと書きましょう。(これは仮名です。)

K 案内をしてくれる,宝金さん,バスガイドのあきさん,バスの運転手の松井さんでした。

 「案内をしてくれたのは」という主語にしないと,文になりませんね。「バスの運転手」は「運転手」で通じますね。無駄な言葉を省きます。

L メニューはカレーライスです。シチューみたいになっちゃったけどおいしかったです。次の日は芸術の森で見学しました。

 「なっちゃったけど」は,話し言葉ですね。「芸術の森で」と始めたら「何を」を書かないと完結しません。「芸術の森を」なら,「見学しました」につなげてもOKです。

 以上のような学習をして,いよいよ2回目の原稿書きに入ることになりました。今日お子さんが持ち帰る下書きをご覧いただき,どうぞ励ましてやってください。


12月8日(金) 第75号  国語「人類よ宇宙人になれ」より

■理科の授業記録や卒業文集づくりの報告が続きましたが,もちろん普通に教科の学習も進んでいます。今日は,立花隆氏の論説文「人類よ宇宙人になれ」の授業からお届けします。

■立花隆氏は,私の好きな作家の一人です。彼の著作は,20冊以上読んでいると思います。私の自宅の仕事机は,袖机の上に大判ベニヤを載せただけのものですが,これは『知的生産の技術』(だったと思います)で紹介された立花氏の机を真似したものです。
 教科書の「人類よ…」も,立花氏らしい骨太な主張で,子供たちにはぜひこの主張の意図するところを読みとり,「自分だったら」と考えながら学習を進めてほしいと思いました。

■教科書の文章は,小見出しが5つあります。今日は,その2つ目を読みました。

宇宙環境は「人類の敵」
 マナロフは,宇宙ステーションで長期間にわたって生活し働き続けることがどれほど大変なことであるかを力説し,「宇宙環境は,本質的に人間の敵だ。」と断じた。宇宙には空気もなければ,水もない。重力もない。人間が安定して暮らしていける条件は何もない。そのような厳しい環境の中に人間が移住して,そこでずっと生活を続けるというような未来は,考えられないという。宇宙で働くのは,強い意志と強い肉体と強い義務感をもった人間にして初めてできることで,ふつうの人にはまずできないだろうという。強い意志と肉体をもった人にしてみても,これは一時の苦しみで,任務が終われば地球に帰れると思うからこそできるのであって,宇宙に行きっぱなしの人生など,考えるだけでたえられないという。
 話を聞いていると,なるほど,宇宙は人間の住むべきところではないという気がしてくる。しかし,宇宙が人間にとってそのようなものにとどまるならば,人間は永遠に地球にしばりつけられた存在で,地球と運命をともにしなければならないことになる。その場合,未来に確実に待っているものは,地球の死であり,人類の死である。

授業では,まずここの文章の構造を,「マナロフ氏の考え」と「立花氏の考え」の対比で整理しました。厳密には対比というより論点の違いです。マナロフ氏と立花氏では,思考の立脚点が違います。マナロフ氏は,体験から宇宙移住の可能性は希薄であると3つの観点と根拠から主張するのに対し,立花氏はもっと長いスパン(何億年先?)で考えたときにどうかと疑問を投げかけています。
 ここを扱った後に,「今,あなたはマナロフと立花さんどちらの考え方に賛成しますか?」と問うてみました。さあ,どんな反応が返ってきたと思いますか?
■挙手させてみたところ,次のようでした。
 マナロフ派… 18人
 立花派  … 13人
この結果は,ちょっと意外でした。この論説文の圧倒的な説得力からすると,もっと立花派が多いと予想していたのですが。

■そこで,子供たちに自分の立場とその理由を簡単にノートに書かせました。
【マナロフ派】
○絶対イヤだから。技術が進歩してもふつうの人には手の届かない存在だし。水も空気も重力もないと安心して暮らせないから。(M)
○私はマナロフ派。理由は,マナロフは実際に宇宙に行って「ふつうの人にはできない」と言っているから。本当に宇宙に行った人がそういうふうに言っているから。私はマナロフ派です。(K)
○理由は,どうせ自分たちは死ぬし,べつにいいじゃんと思うから。(O)
○宇宙に行きっぱなしだと下手したら死ぬかもしれないから。(A)
○教科書と同じで,人間が安定して暮らしていける条件はないと思う。(M)
○理由は,宇宙は人間に適してない環境だから。(O)
○きびしい環境はきついから。(K)

【立花派】
○理由は,地球にずっといると,地球の死とともに生命が全めつしてしまうから。(M)
○地球が死んでも宇宙に行けば助かるから。(K)
○地球が死ぬときは人間ももちろん全生命が死んでしまうから,地球にとどまっていてはだめだと思う。(M)
○もし地球が死んじゃったらのことを考えたら,宇宙は人類の逃げ道みたいになるから,私は立花派!!(I)
○次の世代が安定して暮らしていけるように。(S)
○宇宙にカメラを進出させていろいろ調べさせれば希望は見える! (O)
○宇宙船も現代では昔と違って科学が進んでいい宇宙船ができているから,科学がどんどん進み宇宙でくらすこともできるようになると思う。(I)
○別にそこまでして生きたいとは思わないけど,もし宇宙で遊んだり,重力がないから浮いたりと楽しそうだから。それに宇宙旅行に行きたいし。(できたら) (K)

■マナロフ派はどちらかというと女子が多かったようです。やはり女性は現実的なのかな? などと思いました。
 私は,「立花派」です。理由は簡単。立花氏の意見には未来を感じることができるからです。人間が人間らしく生きていくためには,感動だとか,未来だとか,思い出だとか,あこがれだとかといったものが必要です。それをキリストは「人はパンのみにて生きるものにあらず」と言いました。立花氏の主張は,現実的ではありませんが,人間が人間らしく生きていくために必要な考え方を示していると思うのです。
 さて,おうちの方はいかがでしょうか? 夕食時にでも,話題にしてみてはいかがでしょうか?


12月19日(火) 第76号  参観懇談,うれしかったです

■遅くなりましたが,参観懇談には多数おいでいただき,ありがとうございました。
 うれしかったことの第一は,参観授業の間,皆さんがにこにこと授業に集中していてくださったことです。時には,爆笑し,時には拍手を送っていただきながら参観していただきました。これは,子供たちにとって,とても大きな教育的意味をもつことだと思います。 自分たちの学習ぶりに保護者の皆さんが関心を持ち,楽しみ,応援しているというメッセージが込められているのですから。廊下で,世間話に花を咲かせるような参観(?)は,子供達の心を傷つけているということは,よく言われることです。それとは反対の参観ぶりを本当にうれしく思いました。

■学年懇談では,3学期の卒業制作について,学年懇談を持たせていただきましたが,皆さんのご意見で大体の方向性が見えました。後日,別プリントにてお願いをいたします。

■学級懇談では,まず参観授業への感想やご意見をいただきましたが,次のようなご意見が聞かれました。
○子供たちの集中力が高まっている様子が見えて,びっくりしました。
○親にも難しい内容でしたが,子供たちの考えを聞いて,だんだん分かってきました。親も勉強になりました。
○発言する子が,多くなってきていて,みんなで授業を創っているという感じがしました。
○「間違っているかもしれないけれど」などと,間違いを恐れずに発言しようとする姿勢があって,うれしく思いました。
○立って音読とか,ノートに書くとかの指示に,さっと全員が反応していて,見ていて気持良かったです。

翌日,このように出されたことを子供たちに伝えましたところ,学級全体がふわっとした雰囲気になり,子供達とってもうれしそうでした。

■その後,お互いのきらりを見つけて書いた「きらりカード」を見ながら,いろいろと話しました。そこでは,
○普段,家庭で話題に上ってこない子のことも,かなり具体的に書いているので安心しました。
○お互いに友達のことを,温かく見ていることが分かり,うれしいです。
○自分のきらりも書いてほしいです。いったい,自分のよさをどのようにとらえているのでしょう。
○全員の分を見たいという気持になります。
などという感想が聞かれました。
 子供たちがお互いに認め合いながら伸びていくような学級集団を育てたいと思ってきましたので,このようなおうちの方からのメッセージを本当にうれしく思いました。ありがとうございました。

■懇談の中でも説明したことですが,各教科の進み具合等についてご説明します。
 国語〜2学期は読書教材「ちょうの行方」までです。標準の進み具合です。
 社会〜政治分野を終了しました。3学期は,国際理解の単元一つだけです。あとは,歴史や政治のドリル学習が中心となります。標準より早い進み具合です。
 算数〜2学期で教科書の学習内容は終了です。3学期は,まとめです。標準より早いです。
 理科〜3学期は,「水溶液」の発展を総合的な学習として実施します。また,「魚の解剖」などもあります。標準の進み具合です。
 音楽,図工,体育はすべて標準的な進み具合です。

■おかげさまで,以上のように学習内容もほとんど残りが少なくなりました。そこで,3学期は基礎的な力をプリント等により付けていく予定です。中学校の授業をよりしっかりと理解するためにも,知識面を確実にして進ませたいと思っています。
 次のような内容で考えています。
・漢字(下学年のものから)総まとめ
・算数用語,定義総まとめ
・計算(足し算,引き算から)の総まとめ
・歴史年代,地名,政治用語等の暗記
・100文字小論文(例えば,「大化改新とは」のような)
・理科用語,概念総まとめ
 冬休みも,漢字や基本的な内容に取り組んでおくと,3学期が楽しく過ごせることと思います。

■また,冬休みは読書の絶好の機会です。
 そこで,次の点をお願いします。
・明日,ご家庭にある「おすすめの本」を持ち合い,貸し合う時間をとります。本に記名の上,お子さんに2,3冊持たせてください。
・お互いに借りた本と図書室の本を持ち帰ります。大きめの袋を持たせてください。 
・お年玉等で,子供たちの財布がうるおう機会も多いのではないでしょうか。その節は,ぜひ心の栄養になる本を買わせてやってください。
 以上,休み明けに読書報告会を予定しておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。


12月21日(木) 第77号  社会科「日本国憲法」

■社会の政治分野の学習が終了しました。昨日から,用語等のまとめをノートにしていましたが,今日は最後に,次の問題を出してみました。

あなたは日本国憲法の特色を,どう思いますか?

 日本国憲法の特色とは,「平和主義(戦争放棄)」「国民主権」「基本的人権の尊重」です。さて,子供たちの関心はどこに多く集まると思いますか?

■授業の中で,私は外国の例と比べて,例えば「学校に行けない子がたくさんいて,大人になっても字を読み書きできない人がたくさんいる国もある」とか「国歌の中に『血を流せ』などの歌詞が入っていて,軍隊の整備に力を入れている国もある」,「国王が一人で権力を握り,クーデターを繰り返している国もある」などという話をしてきました。そういう比較対象がないと,子供たちは日本国憲法の特色を実感できないと考えたからです。そういう話をするとき,子供達は実に集中して聞いてくれました。そして「日本に生まれて良かった」などとつぶやいていました。
 そんな様子でしたから,子供たちの関心がどこにあるのかに興味があったのです。
 予想では,「基本的人権」に集まるのではないかと思いました。この学級の子供たちは心優しい子達が多いので,外国の子供達が基本的人権を保障されていないところの話に,印象が深いのでは,と思ったのです。しかし,子供達のノートを読んでみて意外だったのですが,「戦争放棄」が一番多く,次いで「基本的人権」そして「国民主権」は,ほんの数えるほどでした。子供達にとってみれば,やはり平和であるということが一番だと考えたのかもしれません。

■では,子供たちの感じ方をご覧ください。
【平和主義に関して】
○ぼくは日本が戦争を放棄してよかったと思います。なぜなら戦争になったらおおぜいの人が死ぬからです。(K士)
○私は戦争放棄というきまりがあり,とてもうれしいです。なぜなら,今まで日本は戦争がなく,みな平和で暮らし,食べ物などもたくさんあり,何一つ不自由なことはあまりなくて,しあわせに暮らせるからです。このまま,戦争がないことを願っています。(A)
○「戦争放棄」ってゆうのは,日本とスイスだけで,私はいいと思うけど,自衛隊はもし攻めてきた時に活やくするけど,あまり雪像づくり以外は活やくしないから,そんなにたくさんの人数はいらないと思う。(H美)
(※スイスについては,「国民皆兵性」を武力とした「永世中立国」であること。だから,海のない国であるのに海軍も持っていることや,フィンランドも「永世中立国」を目指したが,失敗して現在は軍隊を持っていることなども話して聞かせました。)
○憲法があって,日本は戦争をしないからいい国だと思った。(Y大)
○戦争放棄はいいと思う。なぜかというと,昔みたいに戦争をして負けたくないから。負けたら国がほろびてしまって,やばいから。(H記)
○戦争放棄もとてもいいことだと思います。他の国も全部鉄砲など持たないで,平和に暮らせればいいと思う。(N樹)
○すごく良い憲法だと思うけど,日本みたいに決まっていない国があると聞いてびっくりした。戦争や基本的人権…などない国にも,これから日本だけが平和なのでなく,世界が平和になればと思った。(E子)

【基本的人権に関して】
○今のままでいいと思う。政治を決めることもできるし,上と下での差別も少なくなったし,戦争も日本からしに行かなくなったから,私は今のままで国民にとってはいいと思う。(A菜)
○私はこの憲法があってよかったと思います。まず私にとって一番いいと思うことは基本的人権が認められていることです。これがなかったら誰に殺されるかもわからない。もしかしたら大好きな人にも殺されるかもしれないからです。そんなことのないようにこの憲法をつくってくれたのではないかと思います。その人はきっと人が殺されるのも死ぬのも苦しむのもきらいな人,平和を愛する人だと思います。(たぶん!)  (A美)
○他の国には,学校に行けない人達やこの他にもたくさんいろいろな事で困っている人もいるから,この憲法はとてもいいと思う。(H)

■もうすぐ21世紀。この子達がこの国の主役になっていきます。今,憲法も改正が必要という論議もあるようですが,基本的には3つの柱を大切にして,よりよい日本を築いていってほしいと切に願います。
 
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エトセトラ
・明日は終業式。早いものです。今日,先日の懇談でご説明した「私の生い立ち」の指導を行いました。持ち帰ったプリントをご覧ください。
・冬休み,私の家に遊びに来るという子がいます。しっかり計画を立て,私の時間がある日に,家の人の了承と責任で,友達と仲良くであれば,いいよと話しています。
・明日は,いろいろ持ち帰るものがありそうです。袋等をよろしくお願いします。
・昨日粘土を本焼きしました。11時間ほどかかって焼きました。今日,何人かの子は持ち帰れました。ちゃんと使用できますので,使ってあげてくださいね。


12月21日(木) 第77号  2学期終了

■2学期が終了します。
 この2学期は,教育実習生の渡邉先生と共にスタートを切りましたが,実は昨夜その渡邉先生の所属する「北海道教育大学札幌校吹奏楽団」の定期演奏会があり,鑑賞しに行ってきました。残念ながら,渡邉さんとは話はできませんでしたが,彼が団長としてがんばっている様子をうれしく思って見てきました。
 今日,子供たちにも話してやりたいと思っているのですが,中に映画音楽の「燃えよドラゴン」の演奏がありました。その際,渡邉さんが演奏席からすっと立って,舞台の袖のアナウンスマイクのところにやってきました。そして,なんと音楽に合わせて「アチョー!」と叫び始めたのです。これには,びっくりしました。
 実習中もなかなかユーモアのある授業ぶりでしたが,健在なようです。

 冬休みには,会っていろいろ学級の話などをしたいと思っています。

■冬休みは,原則的に宿題を出してきませんでした。しかし,今回は「生い立ちの記」を宿題といたしました。別紙プリントをご覧になり,どうぞよろしくお願いいたします。
 また,子供たちには「宿題はないけれど,漢字や算数のまとめ等はしっかりやるように。」と言ってあります。一律に宿題という形はとりませんが,教科書の最後の方にはまとめのページがあります。どんどんやらせてください。

■私自身の冬休みは,久しぶりにのんびりできそうです。年末年始はほとんど家で過ごしています。忌中のご家庭もあることと思いますが,子供たちには年賀状を出させていただきますので,ご了承してくださいね。

 では,保護者の皆様もどうぞ良いお年,良い21世紀をお迎えください。


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