第21話 魔術士マジク 脚本:荒木憲一 演出:岡崎ゆきお 絵コンテ:金子伸吾 作画監督:高津幸央
リベンジ第21話。もう誰がヒロインなんだこのアニメ。
その縦列順に意味はあるのか
ジジィの元へ向かうべく黙々と歩き続ける一行。
先頭に奴、その後ろにクリ(いい構図だ)、その後ろに海老&蟹・・・ってあれ新キャラは何処に? と思ったらとぼとぼと肩を落としてしんがりを務めてました。
オイオイオイちょっと待てーい、前回の引きから見てもクリの真横に居るんが正しいのと違うかー?!(すっかりこのカプに馴染みました<ぉ)
だいぶ憔悴してる新キャラをクリが一人で歩かせるってのも変だし、何より新キャラは道案内役でもあるんだから一番後ろに居るってのはかなり不自然に思うのでスが。
新キャラが「ちょっと一人にさせて」、とでも言ったのか?
でもなあ。それならクリは少し距離を置いて新キャラの前を歩く気がしないでもないが。(=奴、海老&蟹、クリ、(少し距離)、新キャラの順てやつ)
「難しくてよくわかんないけど、わたしが何とかしてあげるから」
とか言ってたらクリと新キャラがラブラブやってますよ! 相変わらずクリは素で殺し文句ですよ!! お前らさっさと幸せに(以下略)
そしてクリの持つ長剣は先週に引き続き貧相なまま・・・ってうわぁぁぁあ?!
クリの剣を持つ手、どこからどう見ても柄じゃなくて刀身を握りしめてるんですが。
ひー!!! いくらあの貧相な刀身でも皮膚切れますがな!(笑)
そりゃ確かに、あの柄と刃の(微妙に不恰好な)長さの比率を考えれば持ちやすい位置はそこなんだろうけどさあ・・・。
逃走すればお約束。
迫り来る竜巻から逃走中、こける新キャラ。助けに戻るクリ。
もう何だこのヒーローとヒロインの抱き起こし構図は。
画面キャプチャしてきたい程に果てしなくヒーローとヒロインでした。クリの表情が勇ましくてステキ・・・(遠い目)
ところで、竜巻に巻き込まれたけど奇跡の生還、なんてことはまず起こらないそうですヨ。
芸細。
画面は地人へ移動。
前回雷に打たれただけの奴らも竜巻に巻き込まれていたらしく、髪がサイヤ人も同朋と認めそうな程見事に逆立ってたりするのは中々に芸が細かいなあと思いつつ。
例によって彼らもジジィの根城へ向かっているわけですが、これは(長編第一部ラストの如く)ラストバトルあたりで妙な活躍する為の伏線なんでしょーかね。
それともただ被害に遭うだけか。ふむ、スタッフ御方々のお力に期待。(ってもう終わってるけど)
応急処置だから動くなって言う割に
かすり傷程度にしか見えないのは私の目が穿った方向でしかこのアニメを閲覧できないからでしょーか(ぉ
ともあれ、魔術で傷を癒して「あくまで応急処置」、「ここを動くな」ってことは、蟹の足は骨でも折れてるのか?
うーむ、竜巻に巻き込まれての怪我が足のすね(?)とは。どんな着地の仕方をしたんだ。
「気が付いた? リコリス」
何でずっと画面ぼやけさせてんのかなーって思ってたら眼鏡外れてた新キャラ視点だったのね。
妙なところで演出が細かいよなあ。
つーか新キャラはスタッフ方に愛されてるなあとか思った。(その影響でクリの扱いも素晴らしいことになってるので私的には喜ばしいです<ぉ)
ちなみにクリの貧相長剣が見当たりません。獲物を無くしたか、とか思ってたら・・・(Bパートに続く)
オバチャン頑張ってたんだなあ(笑)
で、奴はママンの身体IN子安と対決中。
しかし子安ママンの服、随分な横スリットが入ってますヨ。うわあオバチャンかなり無理して頑張ってたんやなあ(笑)
さて、これで竜巻に巻き込まれた一行全員の無事が確認されたわけですが。
奇跡の生還の理由は、魔術士組は魔術でどうにかした、クリ&新キャラ組は一緒に飛ばされたレキのおかげって感じなんでしょか。
甲斐性なしが無傷っぽくて海老&蟹組は蟹が怪我してるのは、蟹の魔術がうまくいかずに着地失敗って話かな?
・・・等と、本当は何も考えてなかったであろう(こら)背景を適当に妄想してみる。
ヒーローとは堂々と本音で反論する者也。
新キャラas林原相手に怯むことなく(クリ的)正論をぶちかますクリ。なんつかもーお前が主役だヒーローだ黒いのなんかどーでもいいと思わざるを得ません(ぉ
但し、「本当の妹じゃないけど……リコリスはわたしの大切な友達だもん!」って、前半と後半が微妙に繋がってないような。
本当の姉である新キャラas林原との対比で言ったんだろうけど、でも「妹じゃないけど」って続けるなら「大切な妹みたいなものよ!」とかならんかね。
まあ、クリが「妹じゃない〜」と言い出した時点で、うわあ姉妹発言かロザリオで誓約か! とかどうでもいい事を思ったのは気のせいです(ぉ
まさかこれだけの為の出番だったのか
マジク@洗脳中にふっ飛ばされる地人組。う、まさかこれだけの為にジジィの根城へ歩かせてたんじゃないだろうな(笑)
ともあれ、ボルカンの「目が二つ〜どこがおかしいんだ!」のボケっぷりは良かったなあ。
「待ってろ、マジク!」
放映当時から言われてたことだがあえて言わせてもらうですよ。
うわーんもう誰がヒロインなんだかわかりませんこのアニメ。
ちゅーか甲斐性なし、前方に顔を俯かせて突っ立ってたマジクを見て「お前は……」、顔を上げてようやく「マジク!」って、その反応の鈍さはどうしたらいいんですか・・・(ぐんにゃり)
あーもう、ヒロイン(ここではあえて言わせてもらう)に敏感でないお前はヒーロー失格!!(笑) クリを見習いやがれマジに。
このアニメの中であれほどヒーローらしいヒーローはいねえよ(笑)
Bパート
またも素手で(笑)
竜巻被害後から消失していた貧相長剣が何故か復活しております。
ってギャーまたクリったら刀身を素手で握りしめていらっしゃる――!!!(ひー) しかも今度は利き手の右手でぎゅうむと!
いくらクリが顔面着地を常とする頑丈娘さんでも手の平の皮膚がそんな厚いわきゃねえですよ!(笑)
対する新キャラ、クリに「契約」のことを聞かれて何故か眼鏡を外すのですが、いや本当何で外すん?
外した直後にクリーチャーが襲ってきて、次のカットではもう眼鏡かけてましたけど。
真実を話すのに眼鏡を外したくなったのか?
そういや以前眼鏡かけてる友人から
「眼鏡を外した状態だと視界がぼやけるから、何となく相手もそういう視界(=はっきりと自分を見ることができてない状態)なんだと思えてくる。そうすると、相手は自分が何をしているかがよく見えていないんだと誤認し、羞恥心等が薄れ、(見られてたらできないような)普段より大胆な行動に出やすい」
とか聞いたことが。
・・・そういう、「真実を話す覚悟を決めたものの、クリの真っ直ぐな視線を受け止める自信がなく、視界をぼやけさせ気分的に大きな行動に出やすいよう無意識で眼鏡を外した」っつー演出なのかこれ?(笑)
しっかし新キャラをかばいつつクリーチャーを睨みつけるクリ、マジにカッチョエエです。
これがヒーローじゃなかったらヒーロー不在だこのアニメは(こら)
師弟攻防戦その1
甲斐性なし、マジクの「光刃の軌跡」が放たれた後に「光臨の鎧」とかやってます。
でも見る限り(防御前・防御後のどちらも)攻撃はひとっつも当たってません。甲斐性なしはただ一直線に走ってるだけにも関わらず。
これはマジクが無意識下で攻撃当てないようにしていると理解すればいいのか? でもこの後のマジクの様子を見る限りそれはなさそうな気が。
むしろ洗脳は完璧だけれども、その洗脳による命令に対し実力がついていってない(一直線に走るだけの甲斐性なしに攻撃を当てられない)という非常にキャラの能力関係をよく考えた演出、・・・と見ればいいのかしら(笑)
本当のヒーローとヒロイン組その1
黒いヘタレと違ってしっかりヒーローしてますヨ!!(笑)
ヒロインを後ろにかばいつつ敵の攻撃を防いでます!
防戦一方ですが素晴らしくヒーローです! あっぱれ! スタッフ御方々サイコー!(ぉ
そしてヒロインはヒロインらしくガッツリ緊縛。
その縛り方も腰付近を両腕巻き込んで縛るタイプという、非常に健全かつ動きを封じる効果の高い手法であり、敵ながらクリーチャーよあっぱれだ(ぉ
え? あー別に自分は新キャラのお色気見るくらいならクリがカッチョエエとこ見る方が億倍も嬉しいので(うわあ)
師弟攻防戦その2
おおー! 「光靂の魔弾」発動途中に甲斐性なしが跳躍してきたために後方に転がるマジク、てっきり魔術は無効化したかなーと思いきや即座に再発動。甲斐性なしあっさり吹っ飛ばされる。
スゲェ! 発動途中に邪魔されたのに構成保ったまま(もしくは即再構成)だったとは。こりゃスゲェ。
つーかアニメ始まってから数々の甲斐性なしの活躍群よか遥かにカッチョエエしスゲェよ!(笑)
これが『強い』っていう見せ場だよなー。ただ一発必殺技打って敵を撃破の繰り返しとはやっぱ違う(こら)
・・・で、最後は師匠の方が打たれ強い&体力あるっていう展開に持ってきますか。うーん。
色々褪めるね(ぉ
本当のヒーロー&ヒロイン組その2
んもうクリが果てしなくどこまでも有無を言わさずカッチョエエですヨー!!!
もうバッタバッタと敵を薙ぎ倒すその様は誰が何と言おうとヒーローですよ主役ですよヒロイン助けようとヴァリヴァリ活躍しあさるヒーローそのものですヨ――!!!
それに明らかに作画いいしな! コマ数多いし動きも良いしかぁいいしカッチョエエし。
まあ、長剣を両手で支えつつザクザク敵の触手を切り裂きまくってて、いっぱしの剣の使い手みたくなってるのはご愛嬌ってことでひとつ(ぉ
新キャラを捕まえてる触手を断つのに一振りじゃ断ち切れなくて、3回ぐらいザクザク刀身振り上げてるんですけど、いくら勢いだとしても、うねうね動く触手の同じ場所に連続して切り込めるちゅーのは・・・・・・まあ確かに凄すぎるかもしれん(笑)
でも物凄くカッチョエエので気にしない! 気にするな!(こら)
あの細腕でざっしゅざっしゅ切り込むのがカッチョエエという話でもあるし!(あるし、じゃねえ)
そして落下する新キャラを受け止めようとして背中で受け止めるクリ。当然全身(前面)は地面に突っ伏してしまい、例によって顔面着地と思われます。
スタッフ御方々の伝統の忠実さ加減に涙しました(ぉ
最後にレキでとどめ。
なら最初からレキにやってもらえとは今回は言いませんええ言いませんともいいもの見せていただきましたクリ大活躍@超絶ヒーローっぷりばんざーい!!(アホめ)
真のヒロインが今ここに。
洗脳マジクを止めたのはリベンジヒロインたる蟹でした!
蟹の言うことをあっさり聞いていつもの天然スケコマシ正気に戻ったかと思いきや、ベーゼを予測した蟹を肘で殴打!!
わーもーマジク超カッチョエエ(ぉ
や、ここで普通に正気に戻ってベーゼなんかしてたらマジクについて二度と言及しまい(その価値もねえ)とか思ってたんですが(こら)、スゲェよ!
いいねいいねその鬼畜な洗脳されっぷり! ちょっと惚れた!(ぉ
で、エルボーかました蟹にとどめを刺そうとするマジクに、甲斐性なしが突っ込む!
・・・まではいいんですがどうしてそこでギャグ調になりますか。シリアスなままふっ飛ばせばええやん。よーわからんなあ。
スタッフ御方々は某ハーメルンみたいなの(どんなシリアス展開であっても必ずギャグが挿入される)を狙ってるのか?(笑)
洗脳のオチはダサめの帽子でした。
・・・お、「光の白刃」以外で倒されたクリーチャーって奴が初めてじゃないのか?(笑)(記憶曖昧なんで違うかもしれんが)
そんなベタな(笑)
洗脳も解けたぞ一安心〜ってところでジジィの雷撃が甲斐性なしを襲う! それをかばってマジクは直撃をその身に受けた!!(ええー!!!)
・・・まさかそんなベタなオチで締めるとは思いもしませんでした・・・(笑)
しかも「ごめ・・・なさい」と呟いて意識を失ったマジクは、蟹の見立てによれば「酷い怪我だが命に別状はない」らしいし。
そんならあれだけ打たれ強い師匠が受けてたらどーってことなかったんじゃねえのか(笑)
「挨拶に行く」って
次回への引きかと思いきや、次のシーンでもう行ってんのかよ!(笑) 早ッ!!
そして合流した本当のヒーロー&ヒロイン組。
・・・今度はちゃんと剣の柄持ってて良かった(笑)
予告
微妙に今回もわけがわからん予告だったなあ(笑)
でもクリの言い分に対して「で、何をすればいいんだ?」ってアンタ・・・クリの言うこと聞いて(希望を叶えて)やろうってハラ据えたわけですか!
え? 何? 何なのそれ? 今更ながら株上げようと目論んでみたわけですか?!(ぉ
しかしそんな健気な(笑)甲斐性なしに対しクリは「ねー?」と意味不明の回答。
いやそれマジにどういう意味・・・ちゅーかお前らの話し合ってるシチュエーションもよくわからん。何となく萌えそうだから初めから最後まで洗いざらい話しやがれ(ぉ
前回の予告を見て作画がマズそうと思ったんですが、いざ見てみるとそうでもなかったです。単に予告で使われてたカットがマズいものばっかりだったようで。
確かにロングのシーンはそこそこ崩れてましたが、アップのシーンはしっかりしてたし何よりもうクリの剣戟シーンが前回に引き続き素晴らしかったですぶらぼー!!
で、スタッフロール見てみたら作画マンの中にあの初作2代目ED作監の神たる岩倉氏の名前がッッ!!
もしかしなくとも貴方ですか!
貴方なのですかあのかぁいくカッチョエエ素敵クリをお描きになられたのはッッッ!!!
ぶーらーぼー!!! 最高です。もう良すぎ。
あの一連の切り刻みシーンは初作2代目EDと共にエンドレスで流したいね!(ぉ
クリのバトルシーンだけでなく、甲斐性なしとマジクの師弟対決もそこそこ良かったんではないかと。
バトル中の攻撃がワンパターンじゃなかったし、マジクの再発動「光靂の魔弾」はかなりカッチョよかったし。
また、前回までの展開から、
・どうもマジクは潜在能力が高い(らしい)
↓
・新キャラas林原はそれを引き出してあげる、と持ちかけている
↓
・その結果洗脳された
↓
・だから師匠と張り合えるぐらい強くなっている
と(視聴者は)捉えることができます。
そこへ『再発動させた「光靂の魔弾」』という演出が入ったということは、
『魔術発動途中に邪魔されでも構成が霧散しなかった(もしくは即座に再構成した)=魔術士として技量が高い』
という、原作設定に忠実なソレだったのだと考えられるわけで。
前回もそうですけど、スタッフ御方々は最後の最後でうまいこといい演出(あくまで私見ですが)かましてくれてたんですねえ。
ああいやこれが遅いだなんて思ってませんよええもっと早くからやれとか最初からやってりゃどんなに(以下略)(こら)
とはいえ、今回のリベンジはヒロイン乱立状態で何が何やらという感じも(笑)
本来のヒロインであろうクリは、対新キャラのヒーローに。その言動はむしろ主役。
対し、むしろヒロインの位置を得てしまったのはアニメ中でイマイチ活躍できてなかったマジク。
ちゅーか洗脳ヒロインのパターンをこれでもかと踏襲した今回、彼のファン層で最多数を誇る方々に非常にお喜びいただけたんじゃないかと思って止みません(こら)
でもって私的リベンジヒロインたる蟹も存分にヒロインちっくだったしな・・・
クライマックスだってのに3人もヒロインを立ててしまうスタッフ御方々の懐の広さには感服イタシマス(ぉ
でも今回は総じて展開・場の見せ方がテンポ良かったなーとか思いました。
ほぼ批判なしでこんな長ったらしくツッこんだのは初めてじゃないのか(笑)
よく考えたらあと2話だったんですな(リベンジは全23話なので)。
しかしこのままだと今一番ラブラブなカプが悲恋に終わりそうな感じです。
となると、悲しみに明け暮れるクリをうまいこと奪還できるか甲斐性なし!がリベンジ最後の見所!! ・・・ってことで良いのでしょうか(違うとおもいます)