2001年 1/2〜1/5 3泊4日 オンドル部屋でぬくまる旅
その3


1/3 朝ごはん

オンドル部屋での寝心地はまずまず。ぐっすり眠れた。
少し暑かったので布団から足を出してみたら、床のほうがあちちだった。

前の晩に街角で買ったパンを食べる。

←これはパンではなくシュークリームでした。

なめてかかったら、意外とおいしい。
韓国の人は砂糖の使い方がうまいような気がする。

本日も快晴。でも油断は禁物。
しっかり防寒して宿を出る(着ぶくれ)。

この宿で観光客は私たちだけと思っていたら、
日本人の男の子がひとりチェックアウトしていた。

街をきょろきょろする余裕がでてくる。
銭湯を探してみるが、温泉マークと、床屋マークの差がよくわからなくて、
結局みつからない。
かわりにみつけたのは、犬。  よく見ると3匹。

人なつこくて、首をかしげる仕草がとてもかわいい。

あとでまた来るね。 あなたは、キムチ食べる?



「鐘閣から梨大へ、アカすり」ヘウサウナ

昨晩訪れた「ヘウサウナ」へ直行。
ダン吉も挑戦する!と、かなりはりきっている。
料金は前回(9月)同様で、ひとり3,850円。
 

 入浴料、3,500w(350円)。
 垢すり込みのマッサージ料、35,000w(3,500円)。

サウナというより、街の温泉センターのよう。
地元の人でいっぱい。日本人は自分ひとり。

湯船につかって待っていると、垢すりのおばちゃんに呼ばれる。
いよいよ開始。前回横に寝ていたマリコさんのことを何回も思い出す。
ほんとにひとりだと心細い。ダン吉も大丈夫だろうか。

おばちゃんが念入りに垢すりをしてくれる。
隣にもベットがあり、そこで垢すりをしている人と、
陽気に(猛烈?)に話をしているので、明るい雰囲気。

垢すりが終わると(たくさん出ました……)、
すりたての胡瓜で顔をパックしてくれる。
体は牛乳っぽい液体でミルクマッサージ(多分)。

次に、また別の液体でマッサージ。
ん?
見えなかったが、ごま油の匂いがしたのだ。
オイルパックだろうか!恐るべし。
最後に髪の毛まで洗っていただき、垢すりは無事終了。

少し体が冷えてしまったので湯船に入りたかったんだけど、
おばちゃんが監視(いや失礼、世話をやいてくれる)ので断念。
考えたら、パックの成分が落ちてしまうし、
お湯が汚れるのだろうか?

私の係りになったおばちゃんは、
最後にタオルで体まで拭いてくれ、子供のようにされるがまま。
脱衣所の入り口で笑顔で別れる。

ババシャツやら何やら着込みつつ、髪の毛をかわかす。
このまま外に出たら風邪ひいちゃうもんね。

このサウナで会った女の人たちは、総合して前を隠さない。
お化粧コーナーのところで、19歳くらいの女の子が、
それはそれは念入りにお化粧をしているのだが、すっぽんぽん

3面ガラス張りなんで気になって仕方がない。
お化粧はかなり上手である。 
でも、早くパンツはかないと風邪ひくよ!

女子大が近いせいか、若い女の子が多いのかもね。

受付のソファーで先に終わったダン吉がニコニコと待っている。

マッサージはかなり気合いが入っていたらしい。
きゅうりパックはなかったみたいだけど。
2人の話を総合すると、殆ど同じサービスを受けている。

ダン吉は、男湯のみなさんに、いろいろとお世話になったようだ。
シャワーの出し方とか、ロッカーの場所とか教えてもらったって。

それから、思い切り体操している人、湯船でバタ足をしている人、
おんなじ、おんなじ、女湯にもいました。

そんな元気な韓国の人って、やっぱりいいなぁと思う。
ちなみに、男性はほとんど「ブリーフ」だったそうです!

ヘウサウナ 新村、世旺ホテル(ミラボホテル)より徒歩1分 (5:00〜20:00)


ダン吉、はじめてのデパート体験「現代百貨店」新村にて

韓国のデパートは、店員さんがたくさんいる。
ダン吉ったら「美人だなぁ…美人だなぁ…」を連発している。

デパートの上から下までひと通り見てまわる。
バーゲンをしているのでどの階もにぎわっている。
電気製品コーナーでは、全自動洗濯機のような、キムチっ庫を見学。
キムチ育成機である。

パソコンとか、カメラはあまり売ってないような気がする。

さあ、地下食品売場へ。
このあと狎鴎亭のデパートに行く予定なので、買い物はなし。
キムチやら、野菜を見てまわる。前回失敗した「ドリアン」も、あるある。

フードコートで昼食をとる。

 魚、ニラのチヂミ(ジョン・煎)。

冷麺と、海鮮ビビンバを注文したつもりが、海鮮チャーハンであった。

次は絶対海鮮ビビンバを食べるゾ! 

よく見たら、寿司コーナーがあって、そこで頼めばよいみたい。メモメモ。
サーティンワンアイスクリームも食べる。

ダン吉も上手にお買い物できてるみたい。
毎回、うはうは言いながら、ウォンの札束をにぎりしめている危険なオヤジ。



地下鉄の中でお昼寝、狎鴎亭へ

なんだか急に睡魔が襲ってきた。 作戦会議。
狎鴎亭に行くためには、たくさん地下鉄に乗らないといけない。
山手線のような環状線である。
1回の乗り換えを含めて20ヶの駅、よし、ここでお昼寝だ。

といいつつ、地上も走るので、漢江を渡ったり。
広くて大きな川。そしてマンション郡が目についてくる。
ちょっとした観光気分。
うとうとしながらも乗りすごさないように。「狎鴎亭駅」に到着。

本当は狎鴎亭の現代デパートに行くつもりだったのだけど、
予定を変更して、街を歩きつつギャレリア百貨店方面に向かう。

小雨が降ってきて、寒い。お日様もかげってしまった。
ギャレリア百貨店に到着すると、何やらおいしい匂いが?

ん? 大判焼のようなものを手にした人が、あっちにも、こっちにも。

 犯人はこの人たち。

いわゆる、日本の物産展。大判焼と、タコ焼の実演販売!
お兄さんたちが、すごーく真面目に焼いているの。
なんか肩を揉んであげたくなる。
お客さんも神妙な顔をしてみつめている。結構なにぎわい。

食品売場はこじんまりとしていて、思ったより小さい。
すると、どこからともなく「アノ匂いが…」。

漢方茶の匂い。 おお、これこれ、煮ている!

高麗人参、ナツメしかわからない。ううう。

 こちらは、ごま油を抽出する機械。

ごま油、白ゴマ、エゴマを購入。ちょい高め。

野菜が山盛り。 垢すり、コロ用ジャーキーを購入。

 歩き疲れたので、上階のカフェでファンタオレンジを飲む。

サービスをしてれる若者がとても礼儀正しく、関心する。器もきれい。

外はすっかり暗くなっていました。

SONYのショップがあったので、バッテリーを購入。
大胆にも少しねぎって、日本で買うよりほんの少し安くしてもらった。
これで、デジカメも安心。

ギャレリア百貨店 狎鴎亭駅より徒歩15分 第1・第3月曜休

待ってました焼肉タイム「ポドゥナムチプ」瑞草にて

「韓国=キムチ・辛いもの・焼肉がおいしいの?」と、みんな聞く。
そのたびに、
「うーん違うかも。韓国には辛くなくて、おいしい食べ物がたくさんあるし、
お肉だって、牛より、豚とか鶏とかを良く食べているかも…… と答えていた私。

でも今晩は、牛の焼肉をいただきます!

何人かの友人から「この店へ行きなさい」と言われた店へ行ってみる。
ところが、場所に自信がない。

だいたいこのへんだろうと目星をつけて、地図に印をつけ、
ギャレリア百貨店の前でタクシーをひろう。

運転手さんに、おそるおそる「そーちょー」の「ぽどなむちぷ」と言ったら一発でOK。
有名な店らしい。夕方で渋滞していたので、20分ほどかかる。

途中、家具の専門店がずら〜っと並ぶ通りを行く。
立派なタンスやソファがショーウィンドウを飾っている。

到着してみると、立派なお店である。うーむ。力が入る。
生ロースと、カルビを頼もうとしたら、ひとつで充分と言われ、

生ロース(2人前)、五穀ごはん、味噌チゲ、ウーロン茶を頼む。
以下画像で報告。おかず類はお肉を頼むとついてくるもの。

 最初に運ばれてくる葉っぱ類。

ごはんでも、なんでもくるんで食べる。

  おかずいろいろ。

食べても食べても、減らない。

 炭火もくもく。

ロース肉を塩でいただく。切ったり焼いたりは、お店の人がしてくれる。

  まだまだあります!

酢味噌がおいしい。
キュートな五穀ごはん!

しめて 7,000円なり ★★★★★(5つ星と言いたいの)

肉質、野菜の鮮度、小皿のおかずの味付け、組み合わせ、サービス…、千点満点。
ここの店員になって、一生ここにいたいとさえ思った。
おおげさかもしれないけど、ほんとうに…。

やっぱり私はお肉が好き。
もし私が行方不明になったら、ここの掃除夫を探してください!

お店の人が一般タクシーを拾ってくれたので、
びゅんびゅん飛ばしてオンドル旅館に帰る。

ドアをくぐるとホッとする。今晩もぐっすり眠れそう。
ヤクルト、ヤクルト…。



オンドル部屋、お布団の使い方を考案

かなり温かいので、このように足を出してもぐっすり眠れる。
元々大きめのお布団ですが、横にかけてみましょう。



その1 目次・出発まで
その2 1/2
その3 1/3
その4 1/4
その5 1/5・あとがき

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