2001年 1/2〜1/5 3泊4日 オンドル部屋でぬくまる旅
その4


1/4 仁寺洞オンドル旅館 チェックアウト

今日もまずまずの天気。
布団の敷き方を工夫したので、前の晩より、さらによく眠れる。

しかし里心がついた。
なんとなく、去りがたい気分。

何より清潔で、匂いもなく(これって大事)、
旅館を経営している家族にも、廊下で時々会うので安心。
カタコトでも、ハングルがわかったら、もっと楽しかっただろうに。
よし!(って何が?)

仁寺洞のシングンジャンヨグファン
また、必ず泊まりに来ます。
そのときも、ソウルナビで予約しますんでよろしく。

宿をあとにして、仁寺洞通りを散策。

梅干しを入れる容器や、湯呑み、小皿を買う。

湯呑みを2ヶ買ったのだけど、帰ってみたら、ふちがかけていた。
ちゃんと確認しないで買ってしまったから、仕方ない。

ふと、Kajaさんのことを思い出す。
ちゃんと吟味して品物を選んでいなさるのだろうなぁ。
素人との違いを感じる。

韓国雑貨に手を出す前に、伝統韓国雑貨 KAJAさんのところで、
もう少し勉強しよう。(kajaママよろしくね)

 

韓紙(日本の和紙のようなもの)。
和紙に比べるとずっと安いので、封筒をたくさん買い込む。
便せんは買わない。だって、請求書を入れるのだ。

 

筆やハンコを売っている店もあり、中をのぞかせてもらう。
時間があったら、ハンコを作りたかったなぁ。

こんなのも売ってる。



日本に忘れ物

タコプル公園の近くまで来たので、
ハングルカゲさんおすすめの、足ツボマッサージ店を探してみる。

なのですが、でかける前に、ホームページ地図を印刷してくるのを忘れた。
ハングルカゲさん、ごめんなさい!

このへんだったと思うのだけど、
ハングル語だらけなのでわからない。わからない!!! 

家に帰ってから確認したら、反対側を探していました。
今度こそ、必ず行きます。多分今年もう1回行きます(宣言)。

モーニングトータルマッサージ!

上記「ハングル語」は間違い。正解は、「ハングル」。
ハン・グルは「韓」・「文字」と言う意味なので「ハングル語」
という言い方はありません(チゲ鍋と同じです)。 by すいっちょん


今日は、朝粥。 「粥郷=チュクヒャン」

まだ朝ごはんを食べていなかった。

お日さまもでていたので、
朝の空気を思い切りすいながら、大きな通り(三一路)を歩く。

配管・設備の道具を置いている商店が並び、おもしろい。
和式便器がダダダと並んでいたりして。
目的の店「粥郷=チュクヒャン」は白病院のななめ前。

店に入るなり、店主のおじいさんが、
ストーブのそばの暖かい席に案内してくれる。

私は「山菜ビビンバ」、ダン吉君は「お粥」を頼む。
ついてくるおかずは共有。



(お味については、ビビンバアルバム2/6をご覧下さい。→

店の外にあるの共同トイレが狭くて、お尻が壁にぶつかりそうになった。



明洞「プラザホテル」へ

街を散策しながらプラザホテルまで歩く。
だいたい地図のとおりに進めばそんなに迷わない。

プラザホテル(ラディソン ソウル プラジャホテル)
http://www.seoulplaza.co.kr/Seoul-Plaza-Hotel/frm_top.htm
http://www.seoulnavi.com/hotel/h_list/h_004.html

国家顧客満足度調査(NCSI)で、2年連続ホテル部門のナンバーワンとか。

ホテルは、1年の半分以上を韓国ですごす、
バリバリ・エリート・ハンサム・ビジネスマンS君が予約してくれた。

スムーズにオンドルルームにチェックイン。

廊下もかっこいい。 でも、迷う。

おそるおそるドアを開けると、

おおおお。すごい! 豪華だよ。

 お布団だってほら、たくさんある!

わーい、わーいと、調度品やら何やらチェック。

お茶と、コーヒーは無料。お湯も沸いている。
冷蔵庫の中は? 高い!コーラが400円だって。

ダン吉に、きつく「勝手に飲んではダメだよ」と言い渡す。
この人、酒が飲めないくせに、炭酸飲料が好き。

ここでふと気が付く
あれ?足の裏が? あたたかくならない。

早々電話をしてサービスマンを呼ぶ。
どうも、電源がオフになっていたよう。

(ほう、あそこがスイッチなのね=盗み見る私)

部屋の電話を使って今晩の足ツボマッサージの予約を入れる。
夕飯の予約は、言葉が通じず失敗。
でもお店がやっているということだけはわかる。

よしよし。



京東(キョンドン)市場へ
行きは「模範タクシー」
、帰りは「一般タクシー」

場所がよくわからなかったので、タクシーで行くことにする。
ホテルに、行列している模範タクシーに乗ろうと思う。

多分、ここが乗り場だと思うのだけど、
運転手さん、鳥の羽がついた棒で、ピカピカの車をなでなで中。
私たち、無視されているのか、気が付いていないのか。

またホテルの入り口に戻って、ドアマンにお願いして、
同じ場所までもどり、タクシーに乗車。

ちょっとこの運転手さん、やな感じっ。

途中、高架道路にも乗って、7800ウォン(780円)で現地に着く。
もう1ケ言わせてもらえば、この運転手さん、
しきりにホコリを気にしていて、メーターとかのホコリも指でぬぐってばかりいる。
指紋がつくよーだ。

そして、8000ウォン払ったら、200ウォンのお釣りをくれずに走り去る。
そりゃ、20円。でも、みかんが5ケ買えるよ。

帰りは、一般タクシーで、4800ウォン(480円)。
ガンガンうすのろな車を追い抜く、こそくな運転も気に入った。

ととと、タクシーは途中で止まって、相乗りの客を乗せた。
同じ明洞行きらしい、若いサラリーマン風。

わたし、妙にワクワクする。
思わずこっそり車内撮影。

とても礼儀正しい人で、なんと「シツレイシマシタ」と、
日本語で挨拶をして下車した。
うーん。なんかここでも礼儀正しい韓国の人に心を打たれる。
日本では、こういうことスマートにできないかも。

(料金は、いくらか運転手さんに払っていたよう、私たちとは別会計)

私たちは、メーター通りの金額を支払う。
はぁ〜、相乗りってこういうふうにするんだ。

日本人旅行者は、相乗りをとても嫌がるらしいけど、
私としては、いい思い出のヒトコマでした。運がよかったのかな。

模範タクシー 3キロ 300円の初乗り料金、
相乗りはなくて、メーター制、黒のボディに金色の線が入った車体、
運転マナーもよく冷暖房完備。

一般タクシー 2キロ 130円の初乗り料金
深夜割増で、24時以降は2割増
相乗りは常識、運転マナーはよいとは言えない。
と、ガイドブックに書いてあるが、フレンドリーとも言える。
私が乗った一般タクシーは全て、メーター制&冷暖房完備でした。


京東市場で、フィーバー

タクシーを降り、気を取り直して京東市場に潜入。
大きな通りには、漢方薬のお店がいっぱい。
高麗人参や、猿のこしかけ、むかでのような虫のかたまり。
ありとあらゆるものが積まれている。

 

魚あり、野菜あり、木のねっこあり、その合間に屋台もひしめく。

通りから1本中に入ってみた。
小さい路地があって、3帖くらいの店がびっしりと、不規則に並んでいる。

 どんどん奥に入っていく。

各店では、いろんなものを売っているのではなく、

ズッキーニなら、ズッキーニ。
菜っぱなら、菜っぱだけ。



ちょっと元気のない子犬をかかえたおじさんに会う。
犬はビニールに入っている。
撮ってもよいかと言ったら、喜んでポーズをとってくれる。

できた画像をまわりのおばさんたちが見て、喜んでる。
なんか、とってもフレンドリー。

たいやきタイム。 ドラム缶で。

うまい具合に、唐辛子ストリートに迷いこむ。

挽きたての唐辛子と、白ゴマ、またまた、エゴマを購入。

いくつと聞かれて「ハナ」=1
なんていうの、あの大〜きな升に、山盛り入れてくれる。
値段は忘れてしまったのだけど、ものすごく安い。

この通りで、犬肉を売っているところをダン吉が確認。
牙と頭の形でわかったそうです。

ちょびっと、留守宅のコロのことを思い出す。

 通りにもどり、ミカンを買う。

100円で14ケ。ふぞろいだけど、ピカっとオレンジ色。
木で熟した感じ。うまいぞ。

すぐ近くに「祭基洞」という駅がある。
その上に、小型のイトーヨーカ堂風のお店があったので入ってみる。

市場帰りの人で、わりと賑わっている。
衣料品、靴、電気製品もあり、フロッピーディスクを10枚購入。
助かった(500円)。

ダン吉はパンツを物色。
ところが、日本でいう、3枚1000円というトランクスや、ブリーフは、
どこを探してもないのだ。

仕方ないから、箱入りの1枚800円のものを買う。
あとでよく見たらおフランス製。およよ。

思うに、韓国の男性は誇り高いので、
そんな安っちい下着は身につけないのかもしれない。と、ひとり分析。

地下の食品売場で、HERSHEY'Sのチョコを安売りしていた。
クッキークリームを5袋買ったら、筆箱を2つもらう。ラッキー。

そして、ギャレリアデパートで買った、1500円のごま油が700円で売っていた。
がびーん。

韓国海苔と、トッポギ(もち炒め)の素、チゲ用味噌、アルミ入りのキムチを購入。
なんでも安い。このスーパーは気に入った。でも名前がわかりません。
祭基洞駅の真上ということで。

とりあえず、荷物が増えてしまったので、ホテルに直帰。
帰ったら、オンドルの床もほどよく暖まっている、
もう、ふたりともかなりソウルナイズされてきた。

さっき買ったミカンとピーナツを食べながら、ももひき姿でちょっと休憩。

 市場で買ったもの

ひと息入れて、次はホテルより3分の「南大門市場」に出動。4:00


南大門市場

9月に来たときより、人が多いような気がする。
はじめて、日本人旅行者らしき人もみかける。

見るものがたくさんあって、

美味しい匂いもぷんぷんしていて、体全身で楽しめる。

 

ホットックを買う。他の屋台と違って、多めの油で揚げている感じ。

あげパン風で、中身の黒砂糖アンはほんのりニッキ+シナモン味。
ちょこちょこ写真をとっていたら、隣のOLさんが興味を示すので、
とれた画像を見せてあげたら、とても喜ぶ。

順番が来たら厚紙ではさんで受け取る。
みよう見まね。

ふたりでうばいあうようにしてたいらげる。
美味しい! 今回の旅の中で、一番美味しいお菓子でした。

食べ物以外にも、 
 
 
海苔店、髪かざり、
食器店(石焼ビビンバ鍋購入)

そして、あっちこっちに屋台がひしめく。
みんな食べることが好き。もぐもぐ口を動かしている。

 



最後の晩餐は「韓定食」南山公園 ソウルタワー

南大門市場から歩いて10分くらい。
南山公園のソウルタワーを目指す。

少し坂を登って、ケーブルカー乗り場へ到着。
そこで10分ほど待つ内に、すっかり日が暮れてしまいました。

ケーブルカーに2〜3分乗って、ソウルタワーにつきます。

 こんなのがありました。

上界からの、ソウルの夜景はとても美しかったのだけど、
昼ごはんをしっかり食べていなかったので、腹ぺこ。

まずはソウルタワーに登る前に、
1Fにある「プルフャンギ」で韓定食をいただくことに。

3800円、4800円、5800円のコースがあって、
(高いコースはカルビとか、チゲ鍋がつくらしい)

3800円を頼んだら、おもむろにがっかりされたのだけど、
初心貫徹。以下画像で報告。

 

残しモノが苦手な私たち。そっくり残さずに食べていたら、
おなかがパンパンにふくれる。

もう終わりかと思ったら、まだまだ運ばれてくるおかずたち。

 胃袋が悲鳴をあげる。

でも、殆どが野菜や、山菜を使った手のこんだお料理なので、
残すのはもったいない。

そのうち、すぐ横のステージで、歌や踊りがはじまる。

  

       

ただ…この日はお客さんが少なくて、
まるで私たちのためにやってくれている感じになってしまって。
こちらがちょっと緊張してしまう。
拍手なんか真面目にしたり、うなずいて見せたり。
脳味噌を使ったので、お腹がこなれた。

食事が終わって外に出たら、
さっきより、ずっと暗くなっていました。20:00少し前。

ソウルタワーに登るのはまた次にしようといういうことで、下山。
貧虫か?

9時30分に足ツボマッサージの予約をしてあったので、
それまで、明洞で時間をつぶすことに。

メガネ店による。

ダン吉君、9000円で1つ購入。
私は、店の犬と遊ぶ。まだ3ケ月だそう。

店員さんは、日本語がぺらぺら。
私はメガネのことはわからないので、口だしなし。

20分くらいかかるそうなので、
その間、すぐ隣の明洞衣料でお買い物。

ダン吉君600円くらいのコットンセーターを買った模様。

私は150円の手袋。150円のマフラー2つ、
100円のパンティー5枚、300円のブラジャー1ケ。

ふと、帽子をかぶっていないことに気づく。
落とした!!!

あわてて帽子も購入、600円

通りの靴店で靴も1足購入。

 

ミリオレというファッションビルにも足を運ぶ。

ガンガン行きます。


KIM's エステ・足マッサージ

足ツボマッサージはそこから5分。
ほんとに便利な街です。

袋をいっぱいぶらさげて、ビルの3階へ。
フード付きのコートをぬいだら、
なんとそのフードの中になくした帽子がすっぽり入っていました。あはは。

足ツボマッサージは、
前回と違ってフットバスがないかわりに、
あったかい、タオルで足をふいてくれる。

マッサージスタート。
におわないかなぁ。ちょっと心配。

最後に、漢方でパックをしたまま、ビニールをかぶせて
コンセランという機械に足を入れる。

もちろん、ダン吉もとなりで体験。
とにかく初体験なので、気持ちよくてたまらないみたい。

よかった、よかった。

仁寺洞の街の片隅にあった、旅行相談所で
ダン吉君がもらってきたパンフレットに(KOREA RAINBOW)、
クーポンがついていたので、それを使って10%割引。

たまには、役に立つんだな、この人も。
メガネもこのクーポンを使いました。

よかった、よかった。

足ツボマッサージ終了後、
南大門市場に再度立ち寄り、石鍋を3つ購入、1000円。

本当は買うつもりなかったんだけど、
隣のカバン店でスーツケースを購入。

14000円を9800円に値切る。

ホテルに帰る前に、さっき食べたホットックが食べたいと思ったんだけど、
時間は11時を廻っていて、もう閉店していた。

かわりに、肉まんを買った。

・・・のはずが、アンまんだった。

布団を敷いてもらった。

ホテルに帰ってみると、びっくり仰天、予期せぬ出来事。

なんと、布団がしいてあるではないか!

うーん。これで、1人1,3000円。決して高いとは思えない。
ここだったら、子供連れでもよいかも。

冷え切った体も、オンドルの床にのっていると、
ぽっぽとあたたまってくる。
でも、ちょっと暑かったので、
さっき盗み見たスイッチをいじってオフにしてみる。
ちょうどいい感じ。

大きな湯船で、ゆっくりお風呂に入って。
あ〜、極楽、極楽。

ついつい、いい気分になって、高いコーラをダン吉とはんぶんこする。
まっ、たまにはよいことにしよう。

翌日は9時ぐらいまでぐっすり寝てしまう。


その1 目次・出発まで
その2 1/2
その3 1/3
その4 1/4
その5 1/5・あとがき


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