リスボンでバスに乗りかえ東(スペイン方向)へ。次の宿泊地は城郭都市、エヴォラ。ローマ時代からアルト・アレンテージョ地方随一の大都市で、街ごとユネスコの世界遺産なのだ。そして天正遣欧少年使節団がリスボン〜スペインの途中に滞在した街でもある。
まずはConvento dos Lóios(ロイオス修道院)を改装したポウザーダ(国営ホテル)にチェックイン。
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左は修道院付属のIgreja dos Lóios(ロイオス教会)。内部が撮影禁止で残念! 絵画のようなアズレージョも美しいが、私の目をひいたのは床に開いた2つの穴。一方は深い深〜い底に僅かばかりの地下水が、もう一方には人骨が積まれていた。


   回廊には古い家具が配され、
   僧房が並んでいる。
部屋と食事は
<エヴォラ 3>で
ご案内しましょう。
←こちらはロイオス教会横にある邸宅、Exposição do Palácioの中庭。2階に教会内には納まらない品々が展示されていた。教会入口で共通券を買えば入館できる。
修道院のすぐ前には2世紀に造られたという小さなTemplo de Diana(ディアナ神殿)が。その向かい側は公園になっている。日曜の午後、木陰に涼を求めてやってくる地元の人々で賑わっていた。
翌日、朝日を掴まえよう!と三脚片手に周辺を散歩。
Sé de Évora(エヴォラ大聖堂)。12世紀建造の重厚な教会だ。宝物館にはVirgein do Paraiso(象牙細工の聖母像)など、見応えのある展示品がある。

月曜の朝は大聖堂内と回廊だけを見て、休みだった宝物館は水曜に出直した。その階段をさらに上がると屋根の上に出られ、エヴォラ市街が一望できる。
天正遣欧少年使節の伊東マンショと千々石ミゲルが演奏したと伝えられるパイプオルガン。‥‥でも「遠来の客に華を持たせてそういう話になっているが、実際は演奏を聴いただけ」というウワサも。 
カフェで休憩しながら道行く人を眺めていた時、教会前の泉にサッと飛び込み、水浴びをしていった犬がいた。敏速かつ悠然とした身のこなし‥‥いつものことなのだろう。
めちゃくちゃ気持ち良さそ〜!
携帯電話を操作するおじさま
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大聖堂前を起点とする細い目抜き通り、Rua 5 de Outubro(10月5日通り)には土産物屋が軒を連ねる。

通りを下るとPr.de Giraldo(ジラルド広場)に出る。
この広場は銀行、観光案内所、商店‥‥に囲まれたエヴォラのへそ。

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