かつて            リスボン近郊 I
   ここから大海原へ、
    世界の果てへ、
 船出した男たちがいた。
  ベレンに吹く風に
 そんな時代のロマンが薫る。
ラトからGirassol線で1駅、
マルケス・デ・ポンバルからGaivota線で3駅、
バイシャ・シアードからCaravela線で1駅。

ちょこちょこ地下鉄を乗り継ぎ、途中ポンバル駅のスタンドでビッカを立ち飲みしたりして、カイス・ド・ソドレに到着する。
[写真右] カイス・ド・ソドレ駅コンコース。ここのタイルは巨大ウサギだ。

さらに3両編成の市電に乗り換え、ベレンへ。


   Belém
列車のベレン駅付近で市電を降りると、
Museu Nacional dos Coches(国立馬車博物館)はすぐ目の前。
馬車がこれだけ一堂に会しているのは珍しいだろう。ゴージャスなものもあれば小さな御輿スタイルもある。年代や誰が乗ったかなどの説明を読みながら歩くと変遷が解って面白い。ちなみに、ミュージアム・ショップもある。



部屋を出たのが10時すぎ。なのに馬車をじーっくり見ていたものだから、すでに12時だった。朝食抜きでお腹はぺこぺこである。
市電通りを渡った向かい側はきれいに整備された公園だ。
ジェロニモス修道院に向かう途中、公園の一角にレストランが並んでいた。
中程の店のテーブルにつき、グラスワイン(白)と、いわしの炭火焼きを注文。これを食べずに帰国できない。
付け合わせはポテトとサイド・プレートの生野菜、お通しはチーズとオリーブだった。もちろんパン、バター、いわしのパテなども付く。そして最後にカフェ。
これで1,000円ちょっとだ。
小さいとはいえ、5尾も出てきたのにはビックリ。
炭火独特の香ばしさで4尾までは美味しくいただけたが・・・。
そしてユネスコ世界遺産で、大航海時代の遺産ともいえるMosteiro dos Jerónimos(ジェロニモス修道院)へ。
ペッパー交易を資金源に建てられたと聞いて、危険料込みとはいえ、ずいぶん
ボッタクリだったんだろうな〜なんて邪推も、いざこの華麗な門前に立ってみる
と吹っ飛んでしまった。ただただ素直にすごいと思う。     [写真右] 南門→
内部には航海者バスコ・ダ・ガマと
「ここに地果て、海始まる」の言葉で有名な詩人カモンイスの石棺がある。
[写真左] 2階部分
    [写真下] 回廊の装飾も見事!
独特のマヌエル様式ということだが、幾何学的な模様のせいかアラブ風に見えなくもない。一本一本趣向を凝らした柱から、私はモンレアーレ(シチリア島・パレルモ近郊)の修道院回廊を思い出していた。もっともあちらは金のモザイクなのだが・・・。

通りをはさんだ公園から・・・
・・・さらに川のほうへ。線路を横断するための地下道を抜けると、地面に描かれた世界地図の先にPadrão dos Descobrimentos(発見のモニュメント)がある。

1960年建造というから古い物ではないが、なぜかリスボンと聞いて真っ先に思い浮かぶ建造物だ。

エレベーターで上ることもできるそうだけど、エンリケ航海王子(先頭)のお姿を拝むだけにしておく。まだまだ行きたいところがあるので先を急がなければ・・・。

釣りをしている人、民芸博物館、たくさんの船が停泊しているマリーナ・・・と周囲を眺めながら川沿いに歩く。

もうひとつのユネスコ世界遺産、Torre de Belém(ベレンの塔)が木立の向こうに現れた。テージョ川にぽっかり浮かぶように建っていて、簡単な橋が渡してある。かつてはもっと岸から離れていたというが、同じように橋があったのだろうか。それとも船で渡ったのかな。そんなふうに、あれこれ想像が膨らむ不思議な塔である。

テラスには聖母子像がマヌエル様式の塔に安置されている。しかしこちらは仏像みたいにも思えたりして・・・(^^ゞ。比較的新しい様式なので様々な影響を受けているのかもしれない。


←内部

当サイト、ポルトガルのトップページの写真は
←ここ、ベレンの塔テラスからの眺めだ。
きらきら光る川面を見つめていると、様々な想いがこみ上げては流れとともに消え去っていく・・・。



中にはミュージアムショップがある。前ページ最後で着ているTシャツもここで買ったもの。エンリケ航海王子が 「星の王子様風キャラ」 になっていて可愛い。同様のキャラやお洒落なデザインの文具は友人へのお土産にした。
右も同じくここで買った 「ベレンの秘密」 という絵本(英語)。
塔一階の牢獄は満潮時に川の水が入ってくる・・・など、ベレンの塔やジェロニモス修道院の歴史・建物が解りやすく説明されている。そのほか周辺の名所についても解説している。
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