9/5 Tue. 水銀鉱山とレースの町、イドリヤ part 2
では、イドリヤ博物館内部に参りましょう。
  ※イドリヤ市営博物館のサイトはこちら
          ↓ (スロヴェニア語/英語/独語)

      http://www.muzej-idrija-cerkno.si/
   この博物館は、市内に点在する工業技術史跡や、明日訪問
   するツェルクノ博物館を含めた、複合ミュージアムです。


最初に、水車の模型がありました。実物は町外れにあり、工業技術史跡のひとつです。1790年から坑内の水をくみ出すために使われたものですが、ヨーロッパ最大、直径13.6mもある木 (+鉄) 製 の水車 だそうです。私は午後見に行くつもりで忘れてしまいましたが・・・。
木製水車の模型
時刻は11:30。受付カウンターに戻って、水車と同様に工業技術史跡とされる小さなダムまでの道を尋ねておきます。ただしそこは少々離れているので後まわし。少し町を散策してみましょうか。
その先は鉱石コレクションのコーナー。アンモナイトなどの化石や、様々な金属鉱石、宝石の原石が展示されています。
魚の化石
金鉱石など
水銀 (Hg) !!
他にも水晶やらメノウやら名も知らぬ石がいっぱい
とにかく驚くほど多種多様な石が並んでいるのですが、紹介しきれない ので先へ進みましょう。


再現人形
←このオジサン、左にある昔の写真を再現したもののようですね。鉱山での労働時間を管理する人でしょうか。ここからは町の歴史コーナーとなります。
昔の町を描いたデッサン
展示室の一角
水銀鉱山が現役だったころの町の写真や、採掘に使われていた道具類などが展示されていました。
城の窓からの眺め
窓からは町が見下ろせます。
廊下
いっぽう廊下は中庭に面していて、イドリアの風景画が並んでいます。
坑道の模型
階段下に置かれた手押しトロッコ
レースの授業写真
レース学校や町の綱引き大会写真などもありました。
ガスマスク
←古いガスマスクが、それを使用して掘削している写真に掛かっています。
坑内で使われたランタンの数々


続いて戦争関連の展示です。
第二次大戦中の身分証明書、ハガキ、写真・・・などといったものが並ぶなか一番目立つのが、軍服に身を包んだ女性の写真。彼女は野戦病院の責任者となった医師でした。
Dr. Franja Bojc Bidovec
その病院がツェルクノにあるんですよ。実はそこに行ってみたいと思ったために、今回のルートが決まったようなものなんです。というわけで、この病院跡は明日訪問しますぞ!
当時書かれた似顔絵もあり


レース
最後はレースの展示室。イドリアのレースはボビンレースです。デザインは様々ですが、どれも空間を大きく取って絵画的という印象を受けます。
レースの展示室
織り台(ピロー)に制作途中のレースが乗っている


ミュージアム・ショップ内
レースはミュージアム・ショップで買うことができます。
イドリア・レースって、額に入れて飾ると映えるようです。店番の女性はレースを作る手を止め、デザインについて丁寧に解説してくれました。例えば、
←写真、左下の額入りレースは伝統的なもののひとつで、葉っぱがモチーフ (何の葉だったか記憶が曖昧です)
これを含め、4点購入しました。Sloveniaのスペル中にはLOVEがあるということで、ハート型も忘れずに♪
購入したレース
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Slovenia
美しく碧きスロヴェニア(出発、リュブリャーナ、ブレッド湖ほか)
>> chapter 1

その地に生きた人々(イドリア、Cerkno)
>> chapter 2

自然の造形、カルストの奇勝(鍾乳洞、洞窟城ほか)
>> chapter 3
Croatia
魅力いっぱいイストラ半島(内陸部、ロヴィニ、ポレチュほか)
>> chapter 4
Italia
イタリアの端っこトリエステ(市街、ミラマーレ城ほか)
>> chapter 5

リベンジと再会(ヴェネツィア~帰国)
>> chapter 6


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