9/6 Wed. 南下してポストイナ鍾乳洞へ part 1
ツェルクノからは5分ほどで102号線に突き当たります。
2泊したファームとは逆方向の左に折れれば、本日のゴール、ポストイナまではほぼ一直線。マップ上ではライトグリーンの線が該当ルートです。
全長約55km、たいした距離ではありません。
12:50 イドリアは素通り
13:00、依然スーパーのトラックを追い抜けず

昨日訪問したイドリアを通過すると、それまでずっと脇を流れていたイドリツァ川が姿を消しました。

13:07 イドリアから20kmほど。風景が平坦になってきた。

そこから20kmほど南下したところで、道は "リュブリャナ方面" と "ポストイナ方面" に分かれます。

そしてさらに約8km。今度はリュブリャナと海岸部を結ぶハイウェイ、A1 への分岐がありました。これを使えばポストイナまで一区間ですが、私は一般道を直進します↓

13:26 左へ行くとハイウェイA1線

ところで、今さら言うのもなんですが、ヨーロッパの制限速度は概して日本より高めに設定されていまして、ここスロヴェニアとて例外ではありません。町や村の中こそ最高時速50kmとなりますが、ひとたび市街地を出れば一般道でも90km/hです。

もちろん状況に応じてもっと低く制限されている
場所もあるとはいえ、こんなカーブすら→
70km/h なんですよ。

13:35 道なりにまっすぐ

全般的にさほど交通量が多くないので、走行はしやすいと思います。
ただ、意外に交通事故死者数(人口比)ではイタリア、スペインはもとよりポルトガルすらをも上回っているようですので、スロヴェニアで運転する予定の方はお気をつけくださいね!
※ 参考資料↓ (交通安全白書より) 
 諸外国の交通事故発生状況 <人口10万人当たりの交通事故死者数 '05>

  ちなみにイタリアも一般道の上限は90km/h、
                クロアチアの場合は80km/hです。

そうこうしているうちポストイナ市街に入りました!

13:38 ポストイナ市街
ポストイナの中心部

まっすぐ進めばそのまま町の中心に出ます。交差点を
右折すると約1kmでポストイナ鍾乳洞。予約してあった
Sobe(貸部屋) はその途次にあります。
順調に1時40分頃には宿に到着しました。 ※ Sobeの詳細は 2ページ後 にご紹介しています。 



部屋のテラスで少々休憩して、2時半をまわったころ徒歩で出かけることにしました。行き先は、もちろん鍾乳洞です!

スロヴェニアの観光地のなかでも、アルプスの瞳・ブレッド湖以上に有名なのが、このポストイナ鍾乳洞(Postojnska jama)かもしれません。昨年訪問したイタリアのフラサッシ鍾乳洞も実に見事なものでしたが、一方こちらは欧州最大ともいわれ、19世紀から観光化されていたという老舗中の老舗。そもそも一帯のKrasという地名が "カルスト地形" の語源ともなったというのですから、本家本元でしょうか (笑)? それにトロッコ列車に乗るという楽しみもありますしね♪
イドリアの水銀鉱山といい鍾乳洞といい、なにやら穴ぐらマニアの様相を呈してきましたかね (^^ゞ

ポストイナ鍾乳洞への途上

さて、Sobeを出てまっすぐ500m。
ありがたいことに並木が作り出す日陰が心地よく、
ちょっとしたお散歩コースという感じです。
  ※ポストイナ市街地のマップ↓
http://www.postojna.si/dokument.aspx?id=2681

鍾乳洞入口脇にはパーキングもあり
14:42 ポストイナ鍾乳洞入口

敷地内に入ると、御多分に漏れずレストランや土産を扱うショップが並んでいました。でもその多くが立派な建物の中にあり、観光地にありがちな猥雑な雰囲気は感じられません。

手前に並ぶショップなど

その先にチケット売り場を見つけました。

14:47 チケット売り場

※ポストイナ鍾乳洞の公式サイトはこちら↓
  (スロ語/英語) 
http://www.postojnska-jama.si/


上記、公式サイトのプライス・リストにあるように、ここではポストイナ
鍾乳洞だけではなく、系列下にある数ヶ所の入場券と併せたセット販売もしています。もちろんセットの方がお得。組み合わせは何パターンかあります。何日間有効なのかはわかりませんが、明日も使えるということだけは確認。そこで洞窟城とその洞窟ツアーとの3枚組を購入することにします。料金は 5990 SIT =25€ (当時のレートで約\3,760)でした。

14:54 入口は右の建物、一番奥にある

鍾乳洞入口は一番奥にあります。内部はツアーで巡る形になっていて、夏場は毎時スタートします。次の回は3時から。あと数分です。
入口の建物のなかには、まるでアミューズメント・パークのような長~い行列が出来ていました。

マント貸し出し窓口

列の向こうにはウールのマントを貸し出す窓口もあります(有料)。
なんと、洞窟内は8℃ですって! イタリアのフラサッシ鍾乳洞は14℃、昨日の水銀鉱山が15℃、そして明日行く予定の世界遺産・シュコツィアン鍾乳洞が12℃だそうですから、ここはかなり寒そうですね。フラサッシには薄手のカーディガン一枚で出かけて後悔しましたっけ。ま、その教訓から今回は長袖カーディガンとジャケットの重ね着で万全を期したつもりなんですが・・・。

                         さあ、いよいよツアーが始まります。続きは次ページで!

Chapter3 自然の造形、カルストの奇勝 << スロベニア・クロアチア・イタリア06 Topへ >> 南下してポストイナ鍾乳洞へ [2]
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Slovenia
美しく碧きスロヴェニア(出発、リュブリャーナ、ブレッド湖ほか)
>> chapter 1

その地に生きた人々(イドリア、Cerkno)
>> chapter 2

自然の造形、カルストの奇勝(鍾乳洞、洞窟城ほか)
>> chapter 3
Croatia
魅力いっぱいイストラ半島(内陸部、ロヴィニ、ポレチュほか)
>> chapter 4
Italia
イタリアの端っこトリエステ(市街、ミラマーレ城ほか)
>> chapter 5

リベンジと再会(ヴェネツィア~帰国)
>> chapter 6


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