9/3 Mon. 城壁上で名物料理

カフェから元首の館に沿って歩くと、その先にあったのはかつてのナポレオン劇場。後には市庁舎として使われていた建物だ。

旧市庁舎/旧ナポレオン劇場
※写真は翌日午後のもの
元首の館。奥が利用したカフェMOCCA。
手前はホテルのカフェだ。

それが今では4ツ星ホテルに姿を変えている。
実は市庁舎だけでなく、となりの元首の館も併せてHotel CATTAROとしてオープンしたのだ。前年の2006年7月のことだから、持参したガイドブックには載っていなかった。
※2008年の第3版には記述あり

ところで、みなさんは映画 "007 カジノ・ロワイヤル" 2006年リメイク版、をご覧になっただろうか。物語の舞台はモンテネグロ。もっとも撮影はチェコやイタリア・コモ湖で行われたそうだし、この国とは似ても似つかないものになっている。更にいえば、TGVも真っ青な豪華列車で到着するわ、ゴージャスなカジノのシーンがふんだんに出てくるわ、監督ったらモンテネグロとモンテカルロを混同してない?と思ってしまう (笑)
ただし。映画とほぼ時を同じくして完成したこのホテルにはカジノが作られていた! 今となっては中に入らなかったことが悔やまれるなぁ。どなたかぜひ、内部を探査&映画と比較してみてください。
※ホテル・カッターロ→http://www.cattarohotel.com/(カッターロとはコトルのベネチア領時代の名だそうだ)
観光に力を注ぐようになったモンテネグロ。ひょっとしたら、そのうち映画に違和感を抱かなくなる日が来るのかもしれないね。

人形のグッドのサインが私を呼ぶw

ホテルと武器庫に挟まれた路地の奥にレストランの看板が見えた。イタリア語で "要塞" を意味するチッタデッラという名のこの店は、どうやら城壁上を利用しているらしい。見晴らしは、良さそうだ。本日の夕食はここに決めよう!

19:24、レストランの看板発見

すでに入口の階段あたりから、かなり高級な雰囲気が漂いはじめたが・・・

レストランのエントランス

それもそのはず、とメニューの表紙を見てから気づいた。ここもホテル・カッターロの一部だったのだ。メインのレストランは別にあり、こちらはオープン・バーというスタンスの気軽な店のようだ。

城壁上をゆったり利用している。
写真は翌日午後、撮影したもの
城壁からの眺め(海側)
メニューの一部
私の席からの眺め(山側)
カラマーリ・モンテネグロ+パン、ワイン

私が選んだのは 「カラマーリ・モンテネグロ」、イカのモンテネグロ風。ってことは、きっとこの地方独特の料理に違いない。
※翌日行った美味しいと評判の店にもこのメニューがあった。

屋根付きの席
こちらのほうがテーブルが高くて食事向きだろう。

そして、これが大当たり!
メニューにも記載されているとおり、イカにチーズとスモークハムを詰めて焼いたものだ。ハムの塩気が適度なアクセントとなって食が進む。付け合わせは茹でたポテトとホウレン草。あっさりした味付けで、これもなかなかいける。山盛りフライドポテトなんかよりずーーーっと嬉しいしね。ほかにトマトも載っていた。別添えのガーリックオイルはお好みで。
白ワインと、最後にエスプレッソで13.8ユーロだった。
景色だけが売りの店じゃなくて、とっても満足〜♪


8時半をまわったころレストランを出て、宿に戻る。

夜の武器広場
ライトアップされた城壁。左下がピマの館

途中、ピマの館のあたりで山の一部が燃えるように明るくなっていることに気づく。城壁がライトアップされているのだ。

部屋に辿り着いたとたんドッと一日の疲れが出たようで、そのまま潰れてしまった。
                    (あ、それはいつものこと?・・・特に運転した夜はそうかもw)

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