9/7 Fri. Trail of tears [4]
国立公園を出ると、徐々に人家が目に付くようになってきた。
それはまあ当然として、驚いたのは川の色だ。
これが今しがた辿ってきた、あの清流の川上だなんて、にわかには信じられないくらい平凡な姿になってるじゃない! いかに国立公園外とはいえ、この豹変ぶりは凄い。
12:17 そろそろ国立公園を出たころ?
       12:22 これもタラ川
朝からずっと曇天だったから、光のせいでもなさそうだしなぁ・・・。
12:28 スピードを落とさせるためバンプを設けている集落入口
車の量も増えはじめ、地元の人の姿もちらほら。
右の写真の数分前に通過した村では、路肩を歩く通学途中らしき子供たちを見かけたりもした。
今日は半ドン? それとも家でランチを食べるのかしら。
その先、モイコヴァッツ (Mojkovac) という町のあたりで、タラ川は緩やかに蛇行を繰り返しながら、ほぼ直角と言っていいほどまで向きを変える。同様に私の車も南へと進路が変わった。

ほどなく線路も仲間入り。
これはセルビアの首都ベオグラードと、モンテネグロの首都ポドゴリツァを結び、さらに海沿いのバル (Bar) まで続いている。バルはイタリア (バーリ、アンコーナ) との船便が発着する港町だから、モンテネグロの機軸となる鉄道だろう。
       12:33 左がタラ川、中央に線路、右に道路
しかし単線なんだぁ・・・(゜o゜;
12:33 線路が車道とクロスする
これじゃあやっぱり映画 "007 カジノ・ロワイヤル (2006年版)" の列車が走れるはずもないわw。
※映画については当旅行記・城壁上で名物料理 (コトル)で触れています。
12:34~12:37 タラ川@ビオグラツカ・ゴーラ
こちらは直後のタラ川。
これが本日6度目の停車となった (笑)
この一帯は別の国立公園、ビオグラツカ・ゴーラビオグラード山地、Biogradska Gora) 西端にあたる。
ニコラ王の命によって保護区になったという原生林が、このタラ川の向こうに広がっているはずだ。タラ川もその美観をいくぶんか取り戻したように思える。
次ページではいよいよタラ川ともお別れ!
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