2003年03月後半の日々の雑記



更新情報/2003.03.16


第08話「夢の守り人・後編」/555感想を更新。

■第05話「アバレ治療!ジャジャジャジャーン 」/アバレンジャー感想
 70%くらい眠りながら観てたんでイマイチ内容把握できてないんだが、整体師のブルーが活躍という話だった気がする。レーサーの少女を整体しつつプラキオサウルスも整体するという中々グレイトな話。とりあえず敵が最初からデカー。そういう持ち駒あるんなら最初からミニ怪人なんか出さないでデカイの出せばヒーロー的には困るのに。街壊れまくりだし。

■第07話「仮面舞踏会のワナ」/明日のナージャ感想
 イチイチ貴族の台詞に痺れるゼ。今週はレオナルドという人がかなりキテます。「この世の美しいものは全部僕のものさ」ときました。貴族になるとそういうこと言っていいんだ。いいなー。
 ところでやっぱ星の瞳のナイト=黒薔薇なのだろうか。最近この手の仕込みは結局同一人物オチが多かったからな。でもパリとロンドンってあの時代そんな簡単に行き来できるものだったのだろうか?星の瞳のナイトは韋駄天?


更新情報/2003.03.17


WJ16号/WJ感想を更新。


雑感/最近読んだ漫画達/2003.03.18


■「アイドル地獄変」第01話/尾玉なみえ/ビジネスジャンプ
 良かった。なみえ空間が広がってた。おそらくビジネスジャンプの看板漫画になっていくでしょう。なんかついに尾玉先生の素晴らしさが世に認知されはじめた感じな。こんどはウルトラジャンプにも読み切りを描くらしいです。集英社の雑誌制覇しようと目論んでるともっぱらの噂です。

『無頼男(ブレーメン)』2.3巻/梅澤春人/コミック
 ロックの教典2.3巻は露魅王、麗児、喨に続く四人目のメンバー嵐の加入を巡る物語が中心。登場人物の心の「束縛」を露魅王がロックで「自由」へと導くという基本構成ができあがってきた感じ(余談だが最終回は露魅王自身の「束縛」が露魅王自身が救ってきた仲間の心によって解放されるあたり、梅澤先生は実はしっかり構成考えてる感がある。ロックに描き殴ってたらたまたまなっただけかもしれんが)。嵐が「俺は明日で二十歳になっちまう、大人になってしまう、お前達と同じ夢はもう見れない」という台詞を語るシチェーションの盛り上げ方が上手い。え、何、ロックは二十歳まで?そんなこと言っていいのか?とか思ったらこの作品は少年誌で連載されていたんでした。ついつい忘れがちになります。
 レコード投げるのがロォォーック!(露魅王の技は最終回まで「物を投げる」で一貫。「幽遊」の刃霧要を思い出します。自分古い?)!!とにかくロォォーックゥ!!

『も〜っと!おジャ魔女どれみ』1巻/たかなししずえ/コミック
 各話のページ数が短い上に思いっきり幼年層向けに描いてるんでホント展開とかストーリーはテキトーなんだが、おジャ魔女達の性格に作者なりの味付けがしてあったりしてプチ面白い。絵的に何故かおんぷがブサイクで逆に可愛いし。
 これ1巻とか言ってますがもう続き出す気ないですね?おジャ魔女は設定と登場人物だけでいくらでも描けそう。それだと同人誌でいいことになっちゃうんですが、たかなし先生のように絵柄的にも内容的にも原作の雰囲気をイイ意味で留めつつ新しいストーリーを作っていく(しかも面白い)のはやはりプロのスキルを感じます。原作の脚本家と組んで続き描けば売れそうなのに。まあそれよかアニメ版の後日談のOVA化を切に望んでる自分がいるわけだが。
 巻末には声優インタビューも収録。アニメ版と違う私服おジャ魔女が見れてお買い得。つーか自分褒めすぎ。スマン。実際の所原作好きじゃなきゃ絶対楽しめない。

■雑感の中の雑感
 車検終わった車を受け取りに久々にバスに乗ってディーラーまで赴く。そのバスの運転手がなんか激しかった。停止線オーバー上等って感じ。バス停に人いるのに突っ切っていくからオイオイと思ってたら行き過ぎた所で急停止。開くドア。乗せるのかよ!もっと落ち着けよ!なんか「チッ」とか言ってるし。運転席のところに「私は安全運転を誓います」って写真つきの誓約書張ってあったんだが、激しく偽りだよ。

■あー
 ゼミの発表まとめねば。なんか二週間周期位で忙しさの波が来てる自分。深夜に自室以外で勉強できる場所を開拓したいんだよな。24時間営業のファミレスとかってアリなの?一人で勉強してる人ってイル?常識的にどう?許されるんならノートPC持っていって電源お借りしたいくらいの勢いなんだが。


雑感/イッパイイッパイです/2003.03.19


■ぐぐぐ
 思考能力低下中。誤字脱字ありそう。あー、閃きが欲しい。

■「魔法先生ネギま!」第04話/赤松建/マガジン
 すこし飛ばしすぎたか赤松先生。今回はまったりエピソード。前作の成果を生かそうと無意味にヒロインに全力ダッシュさせたり、無意味にシャワー浴びさせたりと頑張ってますが、それが前作の成果かどうかは微妙だと思うぞ。特にヒロイン全力ダッシュ。『ラブひな』の成瀬川はとにかく走るヒロインでしたが、それは別に流行った要因になってないような……いや、ゴッド(オタクの)赤松の卓見なんか俺には読めませんが。
 4番綾瀬夕映、27番宮崎のどか、哲学研究会だとか図書館探検部とかゆー設定は人文系学生のツボを狙ってるということか?俺はまだ騙されないぞ、微妙に理系だからな!さすがに認知科学研究会のキャラは投入できなかっただろ、甘いよ先生。って違げーよ、マーケティングとしてマイナーな属性は排除が有益だよ。練り込んでるよ先生。

『無頼男(ブレーメン)』4.5巻/梅澤春人/コミック
 ロックの教典4.5巻はブレーメンのライブエピソード2本と華田流季篇を収録。
 ライブエピソードはとにかくブレーメンは凄いバンドらしいということが鮮明にアピールされます。この辺り努力してどんどん上手くなっていく型の主要人物ではなく、全員がいわゆる天才型として描かれております。天才万歳、音楽は所詮才能かと落ち込むけど(嵐とか絶対音感持ってる設定だし)、まあいいさ、ロックだし。
 流季篇は整形女優の流季の心をロックで救う梅澤的王道の話。微妙に味付けされてるのがチョイ役の探偵九堂の心も救ってる点。「こんな非道いマネ好きでやってんじゃねえ、仕事だからな」という九堂に「好きでもねえ仕事やってて楽しいかよ?」と露魅王が言い放つシーンが多分梅澤的にプチ盛り上げたかった部分でしょう。
 流季は梅澤漫画の典型的襲われ役ポジション。なんども犯されそうになっては露魅王に助けられ、少年誌的にギリギリヒロイン。ギリギリこそロック。

■昨日1
 自転車で10分ほどのいつもと違う図書館にマイナーな学報を探しに赴く。初めて訪れたんだが、簡素な雰囲気で居心地は良かった。申請がなけらば入れない保存書庫にまで入って探してた学報を手に入れたんだが、残念ながらあんまし大した論文じゃなかった。論文タイトルだけで探してるからこういうこともある。まあ新しい場所を探し当てただけで良かったと無駄を+に考えておこうと思う。

■昨日2
 イッパイイッパイながらイラク情勢のニュースをついついNetで観てしまいゼミのレジュメ作成は進まず。新聞社のWebはどこもほとんどリアルタイム体制で入ってくるニュースを更新しておる。意外なことに国内の新聞社の方が更新頻度は高い。その分小出しな感はあるが。海外のWebはある程度まとまった文章でupしている感じ。
 ブッシュ大統領の演説も全文読んだんだが(リアルタイムでTVは観れなかったが)、要旨は分かりやすかったと思う。その背後にある論理が真か偽かが問題なんだが、こればかりは論理学者にも分かるまい。
 ここで個人サイトなりに洞察力あふれた話でも出来ればいいのだが、俺自身こと国際情勢や政治には疎い人間だし、多少の考えもWebにupするのは憚れるので何とも言えない。しかしそれでも、双方無謀な、としか形容できないような、およそ実現は厳しいビジョンを描いてる側面があることくらいは分かるし、そのくらいは語ってもイイと思う。まずイラクの徹底抗戦という姿勢。将来的に勝てるというビジョンを持っているのだろうか?なんとも絶望的に実現できそうもないビジョンだ。一方アメリカの戦後にイラクに民主政権を作るというビジョン。一体どんな自信があって宗教も文化基盤も違うあそこにアメリカ式の民主制を敷こうというのか?双方ともビジョン実現は神々しいまでに困難だろう。そしてビジョンが叶えられないという現実がやってきたとき、その事実が周辺、世界各国に及ぼす影響は決して+とは言えまい。本当のっぴきならない事態になってる。


雑感/イッパイイッパイでした/2003.03.20


■チャンピオン
 バキが内容無いなぁ。新キャラは面白そうなんだが、こうフラストレーションが溜まる展開が続くようだと週間連載としてどうか。ジャンプ作品を見習って毎週盛り上げポイントをつくる努力も必要かもしれない。
 その分「無敵看板娘」が面白かった。一気に盛り上げるようなギャグ路線じゃなく、微妙にイイ話を描いても面白いのは作者の実力だと思う。一人暮らし始めたばかりの頃をちょいとばかし思い出したよ。

『無頼男(ブレーメン)』6.7巻/梅澤春人/コミック
 ロックの教典6.7巻は喨が男に戻る篇を収録。露魅王のロックが登場人物の心を救ってゆくという基本構成の本作ですが、樺鬼とのバトルを通して「カタルシス」という言葉が用いられて。そのテーマ性が「ロックと救い」みたいな形でかなり明確に示されます。このロックによる救いがしばしば敵にも当てはまるのが面白い所なんですが、敵のうちでもロックで救われるタイプと救われないタイプ(というか救いようがない梅澤作品的「悪」)が存在するのがイイ意味で現実志向で好きです。この篇の架神は救われないタイプで悪っぷりが光ってました。
 相変わらずロックは光ってます。私、素手で巨大アナコンダと戦う人間をアレクサンダー・ガーレンと露魅王くらいしか知りません。バックドロップで倒すのと巻き付かれたまま四階から飛び降りて倒すのとどっちが凄いのかよく分かりません。経験ないんで。

■ゼミ終わった
 卒論レベルで扱うには理想が高すぎるみたいなありがちなこと言われてしまった……だいぶ抽象度落として話したつもりだったんだがなー。逆切れして「宇宙について書きます」とか壮大なこと言えばよかったかな。

■夕暮れどき
 駐車場に停車したまま車のラジオで戦争の報道にしばらく耳を傾ける。時折中断して流れる一昔前の洋楽が妙に泣ける。アナログの音質も素晴らしい。


雑感/観ませう/2003.03.21


■2003年度春期Airチェック予定表
 まだ早いが書いちゃおう。ちょいと欲張り過ぎだろうか。まあいくつかは自然淘汰されるだろう。

 ◎……絶対チェック、別枠で必ず感想書きます。
 ○……できるだけチェック、できるだけ感想書きます。
 △……できたらチェック、感想は心が動かされたら書きます。

無し
無し
△『宇宙のステルヴィア』(深夜:1:00時、テレ東系)……絵を見た瞬間ちょっと引いたんだが、設定が『無限のリヴァイアス』と酷似していてツボすぎるんでチェックしたい。SF、集団、ときたら観ないわけにいかないっス。4月2日放映スタート。
△『学園戦記ムリョウ』(19:00時、NHK教育)……前にBSで放映していたものの地上波降臨。非常に評判が良かったのでチェック。NHKってのも良さ気。4月10日放映スタート。
無し
○『ドラマ愛の詩 パパトールドミー〜大切な君へ〜』(19:00、NHK教育)……原作が最高なだけにとりあえずチェック。華原百合子に注目しています。4月12日放映スタート

◎『機動戦士ガンダムSEED』……最後まで観て感想書き切ります。後半は前半の三倍の密度で物語が展開することを期待。
△『爆竜戦隊アバレンジャー』……どうせ起きちゃうんでできるだけ観たい。

◎『仮面ライダー555』……これが純粋に一番楽しみにしてるかな。そろそろカイザも出てくるんで目が離せません。

○『明日のナージャ』……これも最近かなり楽しみにしてるんだが、いつも555の余韻で落ち着いて観れない。これとファイズの曜日が分かれていればなぁ。

 こんな所だがちょっと土日に偏ってるなぁ。それ以前にお前はそんなに観てるほど暇なのかと問われそうだが、実は暇じゃない。それゆえに優先度別に羅列しておこうと思ってこんなの書いてる。でもまあとりあえずこんなの観る予定なので暇な人は一緒に観ましょう。そして語りましょう。作品ラインナップが大人としてどうか?というツッコミは勘弁して下さい。

『無頼男(ブレーメン)』8.9巻/梅澤春人/コミック
 ロックの教典8.9巻なんですが、9巻は打ち切りモードに入ってるため僕としてはイマイチです。その分8巻のエピソードが僕的この作品の最高クライマックス。まあ普通はいわゆるネタとして語られることが多い梅澤作品なんですが、この8巻のエピソードは普通にグっときます。
 サイクロプスという片目をピアスで縫いつけてるいかれ悪バンドが敵として出て来るんですが(ちなみに梅澤作品伝説の台詞「殴れ!刺れ!犯れ!殺れ!壊っちまえー!愛?平和?正義?自由?そんなものクソ食らえだ!そんなものは見えやしねー!サイクロプスの目に映るものはただ一つ!破壊(デストローイ)!!」を残したのは彼らです)、彼らの心がブレーメンのロックで開かれるシーンがクライマックスなんですよ。自分でピアスを引きちぎって目を開けたサイクロプスの頭の「こじ開けたこの目に何を見せてくれるんだよ?どうせ退屈な……現実だろ?」という問いに露魅王が「"神"を見せてやるぜ……死ぬほどカッコイイ、ロックの神をな!!」と言い放つシーンが熱い。ロックに限らず人の創作、創出活動が人の心を変えるという非常に希望的な事実が梅澤ロック調で描かれている。少しナメてたんだが、このシーンを描いただけでも梅澤先生は誇っていいと思う。中々凄いよ梅澤先生。
 この後梅澤氏は『無頼男(ブレーメン)』を打ち切られ、『SWORD BREAKER』で劇的に復活し、さらにまた衝撃的に打ち切られ、今は何やってるのか分かりません。
 ジャンプでやっていくのってイロイロ大変だとは思うんですが、くじけず頑張ってほしいです。影ながら応援したいと思います。イヤ、これはマジで。

■今日はこれから
 友人と夕飯食べて、その後プチ研究会に行く予定。まだテキスト読んでないけど。


更新情報/2003.03.22


第25話「平和の国へ」/SEED感想を更新。

 イザーク弱ー。


更新情報/2003.03.23


第09話「社長登場」/555感想を更新。

■第08話「折れた翼と恋の涙」/明日のナージャ感想
 画面そのものに薔薇柄のエフェクトがかかるという新たな演出が……それ以外はたいした面白みなかったかな今回は。吟遊詩人の男がショボ過ぎて……そんな男やめとけってばかり思ってしまった。将来性がなさ過ぎる。
 星の瞳のナイトor黒薔薇が登場、あるいは子どもにスポットを当てた話を求めてるかな、自分。恋い恋いモードを全面に出されると画面を正視できない……555の後で心がHOTになってるだけに特に。

■アバレは見逃しました(起きれませんでした)。

■3万アクセス
 多謝です。


更新情報/2003.03.24


WJ17号/WJ感想を更新。


雑感/アカデミーです/2003.03.25


■『千と千尋』がアカデミー賞
 日本人として、アニメ観る人として普通に嬉しい。受賞式に行かないのも普段から「アニメ観る暇あるなら他にやることあるだろ」みたいなアニメ監督としてパラドキシカルなこと言ってる宮崎氏らしい。
 でもまあアメリカ人にも受け入れられました程度の意味なんだろうな。多分アメリカ人はエキゾティシズムに興味津々って感じで評価したんじゃないだろうか。その点純粋にエンターテイメント性で異文化間で勝負できるのは個人的には『ラピュタ』だと思う。前半の冒険活劇っぷりは未だ並ぶものが無い感じ。特にパズーが金貨を貰ってシータを諦めさせられる惨めさ〜そこから立ち直り再び助けに行くくだりは熱い。その分後半が妙に自然回帰万歳みたいなのが強調されていて説教臭く感じてしまうんだが、その辺り差し引いてもアレは一級エンターテイメントだろう。

■無理
 引っ越しの際にTVとビデオを新しくしようと思ったんだが、今更VHSビデオを買うのは何か損した気分。というわけでDVDレコーダを見にいったんだが、激しく無理。HD付きは8万とかします。その分プレーヤーオンリーのがk円台で買えそうなんでこっちを買ってみようかな。生活にアクセントをつける意味で。

■検討
 今年はいつにもまして孤独な作業が多くなりそうなので、孤独の友に音楽を……ということでポータブルMP3プレーヤーの購入を検討中。最近はPDA(携帯PC?みたいなヤツ)の一機能と考えられている感があるんだが、どうも自分は音楽しか聴かなそう。もちろんWord、Excelが見れる形態端末というのは魅力的なんだが、少し考えると現在の生活では特に家の外でまで使う必要性は感じられない。将来的に小型ノートパソを買った方が良さそうだし。というわけでMP3専用でいいんだが、HD内蔵のヤツはまだ結構高いのね。でも今更フラッシュメモリでCD1、2枚分しか記録できないってのも損した気分だしなぁ。

『Wittgenstein on rules and private language:an elementary exposition』/saul A kripke/Harvard University Press
 途中で挫折。面白いことは面白かったんだが精神的負荷が大きすぎて読み込めず。哲学やってる人はやっぱくるってるなー。
 とりあえず懐疑論者という人種が俺の宿敵と再認識。前提とされてる原理(公理ではなく)も疑えることを言い放っていい気になってるのかもしれないが、やるなら原理再構築までやれよ。疑うだけならどこまでも疑えるし誰でもできるさ。それをやらないのはアンタらのような鈍感な人間と違って原理破壊という過激な行いに耐えられず、心を病んでしまう人もいることを知っているからなのだよ。それが分からない奴らはホント思想のテロリスト。俺も言語研究なんかやってるが、一番遠い部分の目標に心の保全というを意識しているのでどうしても彼らだけは掲げられない。


雑感/ピコっとハイ/2003.03.26


■「魔法先生ネギま!」第05話/赤松建/マガジン
 もういい加減毎週コメント書くのもやめようと思うんだが、それにしてもピコっと言いたくなるわい。なんか第1話の31人名簿公開時点でのどこよりも早い人気キャラアンケート結果発表とかってのが載ってたんだが、1位、佐々木まき絵というのがウケた。1話どころかコレまで全然出てないじゃん。メインヒロインの明日菜は2位、アレだな、漫画といえど見た目が一番大事ってことだよな。で、赤松先生が早速これまで全く出番のなかった佐々木まき絵を表紙に持ってきてるのが凄いと思った。売れそうなキャラは出し惜しみしないゼ!って感じで気迫満々です。実際今回はちょくちょく焦点あてられてたし。

■AVいろいろ
 どうせなら自作のビデオCDをTVで観れたら嬉しいなと思ったわけだ。んでとりあえずビデオCDってのはどうやって作るかを調べてみた。ふーむ、どうも専用の焼きソフトがいるみたいだなぁー、ちょっと購入してまでやるのはメンドイか……まさかBurningNero(今使ってる焼きソフト)じゃダメだよなぁ……ハハハとか思って一応Neroを起動してみたらウィザードに思いっきりビデオCDの文字が!!!エ、何、ネロでも作れるの?もしかしてNeroのことなめてた自分?というわけで早速手元にあった『おジャ魔女』のavi動画ファイルをビデオCDとしてCD-Rに焼いてみる。意外なほどあっさりアッサリ出来る。PCでの動作も確認。よっし、あとはこれが市販のDVDプレーヤーで観れればばっちりだ!……というわけで早速友人の家に行ってDVDプレーヤーで再生してみる。映った(^∀^)!て、TVに出力されておる!ということはDVDプレーヤーさえ購入すれば俺もついに自作デジタルAVを自宅のTVで観賞できるようになるんだ!かなり嬉しい。顔文字で表わすと(^○^)お!(^□^)め!(^◇^)で!(^▽^)と!(^・^)う!って感じ。もっとも映ったのがおジャ魔女だったので友人からはちょっと遠い目で見られたが。
 さっそく次の日(今日ね)ハードオフに行ってみたらプレーヤーがメラ安く売ってる。え、何、プレーヤーオンリーは価格暴落してる?しかも都合のよいことにビデオCD対応のラベルがついた中古品を発見(どのDVDプレーヤーでもビデオCDを再生できるわけではない)。価格8k円(安いよね?どう?)。購入決定。んでさっそく部屋に戻って繋いでみる。最後の不安要素が俺のTVは姉が12年前に買ったものを託されて未だに使っている点、果たして最新AV機器であるDVDに耐えられるか!とか思ってたんだが、あっさり繋がる。えー、これ嬉しいわ。まあ画質は三倍でとったVHS程度の画質なんだが、基本的にこれ以上劣化しないし、DVDドライブ無しのPCでも観れれば市販のDVDプレーヤーでも(だいたいは)観れるってのはかなりいいだろう。複製も容易だし(配らなければ法的に問題無しよな?配りたいけど)。これはしばらく遊べるオモチャだわ。観るより作るのが面白い側面もあるし。

■『UNPLUGGED』/宇多田ヒカル/DVD
 というわけでDVDプレーヤー購入したんで2002年の正月に買った当DVDをようやく観れました。あ、なんか感動、ボタン一つで聴きたい曲から観れるのね。
 内容は『Parody』のライブ映像を初めて観れただけで満足で、さらに今まであんましイイとは思わなかった『Addicted To You』なんかもクラシックアレンジを生オーケストラが演奏していたせいかえらくイイ歌に聴こえた。何かイイなー、宇多田に限らずライブDVDを買いたくなる感じ。こうなると音響のいいTVとスピーカが欲しくなるわ。ポータブルMP3プレーヤよりそっちが先かなぁ。


雑感/ええ本や/2003.03.27


『知的生活の方法』/渡部昇一/講談社現代新書
 今でこそ右の第一人者のように思われてる感のある渡部昇一ですが、本職は言語学者です。
 ちなみに日本では思いっきり反米の活動家として知られてるN.チョムスキーも本職は言語学者という事実(というか人文科学の世界では伝説的な現役の知の巨人なんだが)。渡部もチョムスキーもえらく歴史というものに詳しくて良質の歴史解釈書を執筆してる点が共通してますな。言語学と歴史(ひいてはそこから派生する政治)ってのはなんか通ずるものがあるようです(このことを論じた評論も読んだことありますが)。
 で、とりあえず今回は渡部昇一ですが、この人はエラク分かりやすく、説得力があり、かつ面白い文章を書く人です。僕的にこれだけの良質の文章を書く人はパッと思いつくだけで三人しかおらず、渡部昇一はその中の一人です(その三人の何れもが言語学者。このあたり単に個人的に感性が合ってるだけという側面もあると思う。でも言語学者でもほんと悪文書いてる人は悪文書いてる)。この本も非常に分かりやすくてかつ深みがある良書です。何というか書評サイト開いているような読書家に是非薦めてみたいな。多分勇気づけられますよ。タイトルの通り知的生活の薦めとその方法論がメインで、まあそういった知的生活というのは何物にも代え難い価値があるという主張が入ってるんですな。
 実際老人になろうが、足が折れようが読書はできるんでホント柔軟な活動だし、お金もそんなにかからないんで経済的にも推奨される活動です。この辺りで思い出したのがウチの大学の有名言語学者(上記三人の中の一人なんですが)が座右の銘だと言っていたワーズ・ワースの「Plain living , high thinking」という言葉。生活は質素に、心は豊かに……って言うのかな。実際かなり共感する言葉だよコレは。俺的にも最優先はやっぱHigh thinkingかなぁと思うもん。いやこういうこと言ってると社会的にはみ出す傾向があることも認めるんだが、金がかかる遊び、儲かるけど忙殺されてしまう仕事よりは、本を月数冊買える程度の賃金+読む&考える&研究する、書くあるいは教えるといった活動に時間を割ける生活を目指したいものだよ。
 そのあたりとも関係して面白い点が勉強というものの性質の話(現状学校教育批判にも繋がる話だが)、手段としての勉強なのか勉強自体が目的の勉強なのかという話。勉強のための勉強なんて言うと異様にガリ勉って感じがしてイメージが悪いが、そういうイメージが想起されてしまう点が既に現状学校教育の弊害なのかもしれん。日本人は社会的地位を得るための手段として学生時代は勉強するんだが、学生時代が終わって大人になってしまうと途端に本を読まなくなる傾向があるなんて話を出していて面白い。欧米は逆に少しづつでも本を読み続ける人が多いとさ。この辺りが日本で「生涯学習」なんて言葉がことさらに強調される風土になってるのかもしれない。
 で、どうやれば手段としての嫌々勉強からそれ自体が楽しい勉強のための勉強というスタイルが確立されるかがいろいろ書いてあるんだが、一番重要な点を要約すると「面白いと思うことをやれ」ってことだろうか。渡部論として大人が読まなきゃ面白くないであろう夏目漱石なんかを子どものうちから面白さ分かって当たり前な雰囲気で読ませるのはかえって弊害だろうなんてことを言っている。あんまし分からないのに読んだ気になって「文学ってこんなモンかー」とか思っちゃう子どもが多いのは嘆くべきことだと言っている(ちなみにこの辺りには勇気づけられた。渡部が漱石を面白いと思えるようになったのは大学時代も後半だとさ。俺未だに漱石の面白さがさっぱり分からないんですよ。ちょっと読んでは挫折してます。分からなくて当たり前と言ってくれると非常に救われる)。まあこの辺り僕もだいたい渡部に共感ですね。できる学生のステータスだぜ!とか思って分かりもしない漱石読んで得意になってる子どもよりは『おジャ魔女』を観て感動している子どもの方が後々伸びるような気がします。
 その他もろもろまさに「Plain living , high thinking」の指南書といった本書は既に読書生活に没入している奇人にも、学校の勉強つまらねえーとか言ってる学生にも、定年してやることねーとか言ってる中年にもお薦めできる良書です。渡部の歴史認識が嫌いな人でもピコっと読む価値ありますよ。  


雑感/読み過ぎ/2003.03.28


『エミリー・ザ・ストレンジ』/コズミック・デブリ作・宇多田ヒカル訳/メディアファクトリー
 結構長い文章を期待していたんだが、店頭にあったのをパラパラと立ち読んでみたら1ページに1行程度のコメントというえらい簡素な絵本だったんで購入は見送り。全部立ち読みで済ませました。
 宇多田訳は…はぁー、ホントに「良さ」を理解して訳してるんだなーという感じ。絵本とはいえ文学風味漂う作品を訳すのはかなり難しい。というか一般の英語学習者はまず英文で作品の「良さ」が理解できない。どのくらい理解できないかというと昨日書いた英語学の権威の渡部昇一でさえ本当に理解できるようになったのは30も後半と述べてるほど。おそらくは有名大学の英文学専攻といえど本当に分かって読んでるのは一学年に数人といった程度ではないだろうか、それ以外はぶっちゃけ分かった気になって読んでるだけという現実……しかしそんな英文学専攻のアイデンティティをぶち壊すような存在が世にはいるんですな。いわゆる宇多田ヒカルのような天然のバイリンガル。彼女らは本当に理解して読んでる。もう俺たちって何なの?って感じだよな>英文学専攻。このあたりが英語好きだった自分がストレートに英語学専攻に流れなかった理由かもしれん。そうゴロゴロと天才がいられちゃかなわないから。
 しかし前も書いたが、天然のバイリンガルが成立するってのは中々難しい。両方の言語がぶつかり合って両方中途半端になる例とかもあるんで。そのあたりどうやって天然のバイリンガルを教育するかというのはまさに言語学最前線で今研究されてるテーマですな。
 このままバイリンガル論に流れそうだがとりあえず宇多田本の話。読んでみるとなんか翻訳OKしたのも分かる気がしますわ。多分エミリーっぽいんですよ、宇多田。つーか宇多田っぽいんですよ、エミリー。

『ここまでわかったボケる人ボケない人』/フレディ松川/集英社文庫
 前々からボケは本人の努力しだいでかなり抑制できるんじゃないかと思ってたんだが、この本に「生活習慣病の一種とも捉えられる」という記述を見つけて激しく納得。怠惰な生活が成人病を誘発するように、頭を使わない生活がボケを誘発するんですな。直感としては分かってたんだが、バッチリデータで示してくれてるんで何か嬉しい。皆さん、ボケは予防できますよ!
 ボケる人とボケない人の傾向をデータに基づいてかなり精密に挙げてるんだが、まあ総括して言っちゃえば能動的に頭を使わない人はボケやすい。もうちょっと言えば体制順応型がヤバイ。ボケた人総数毎年ぶっちぎりの1位が公務員で、次が学校教師というデータからその辺りに思いを馳せて下さい。学者でも権威者で論敵がいないような人はボケやすい。皆、安住を求めちゃダメだぜ。
 その他実際にボケてしまった老人への接し方などにも言及しており、その辺りで自省させられる部分もあった。俺なんかボケてる人にはボケてると自覚させてやるのが情けとか思ってた節があるんだが、それ思いっきりNGらしい。加速度的にボケ進むらしい。
 あとはボケとそうじゃ無い症状の境界なんかの話にホっとさせられた。最近もの忘れが激しいとかってビクビクの人、とりあえず大部分は心配ないようだよ。
 ボクサーみたいな名前の人が書いてるけど結構イイ本だよ。あ、医学博士らしい。

■引っ越しだ
 いろいろ準備中。書籍を段ボールに詰める作業に追われておる。

■明日は
 SEEDが5時半から。総集編だけど観たい人は気をつけよう。


更新情報/2003.03.29


第26話「モーメント」/SEED感想を更新。

 早かったな、イザーク。


更新情報/2003.03.30


第10話「謎のライダー」/555感想を更新。

■第09話「悩める天才ピアニスト!」/明日のナージャ感想
 楽しい話や。レオナルドがレギュラーだったのがビビった。世界の美しいものは俺のものー。
 故郷の紅茶で元気になるとか、話の中のちょっとしたスパイスがツボだ。外国で醤油を摂取すると元気が出る感じとか思い出す(そんなこと無い?)。

■アバレはまた見逃しました(起きれませんでした)。
 ブラック復活見たかったんだけどな。


更新情報/2003.03.31


WJ18号/WJ感想を更新。

■今日引っ越します
 というわけで新居にてネット環境が整うまで更新は不定期となります。もし戻ってこなかったら逝ったものと思って下さい。逝ったっていうかもともと僕はアラスカで餓死したシロクマの霊魂ですけどね。



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