2003年04月前半の日々の雑記



雑感/引っ越した/2003.04.01


■生活水準向上
 昨日一日がかりで何とか引っ越しを完了。新しい部屋最高。今まで住んでいた宿舎がヤバ過ぎたので相対的にどこでも最高に感じるんだが、正直一気に生活水準が向上し過ぎて怖いくらいだ。キッチンがあるって素晴らしい。風呂、トイレがあるって素晴らしい。押し入れがあるって素晴らしい。こういうレベルで感動している自分もどうかと思うんだが、とにかく素晴らしい。特に押し入れ、部屋サイズ的には今までと同じ六畳なんだが、+押し入れがあるだけで雲泥の差だ。普段使わないものをしまっておける、特に布団をしまっておけるというのは大きい。六畳ってまるまる使えるとこんなに広かったのか。
 もともと引っ越し費用に金を貯めていた上に宿舎退去時に思わぬ形で保証金が帰ってきたので、引っ越し記念にかなり散財。引っ越し手伝ってくれた友人+αと高めの中華料理屋行ってみたとか細かいことは置いておいて、パソコン置く机+椅子&スピーカを購入したのが大きい。机はわりかし大きいモノを購入。上部にプリンタを置けるタイプだが、プリンタを置いても半分以上スペースが余るんでいろいろ工夫できそう。俺のPCはラップトップなのでPCを置いても机の半分も占拠しないので余裕でいろいろ書いたりできる。今後デスクワークは文字通りこの机に密着して行うことになりそう。今年はデスクワーク多そうなので元々そのつもりで少し気合い入れて買いました。そして椅子!椅子に金かけてみた!社長の椅子って感じ?いや、社長まではいかないんだが、課長くらいが座ってそうなモノを購入。超座り心地イイ!結構高かったが微塵も後悔していない。この椅子があるだけで部屋にいるのが楽しい。最後にスピーカだが、これは先日買ったDVDプレーヤに接続。これにて基本的にCDもこれで聴くことになるんで自動的に今まで使用していたミニコンポがいらなくなる。近々ハードオフ行きか。音質も低音が効いててまあ満足。
 あとはガスとインターネットを早く申し込まねば……


雑感/唐突に帰る/2003.04.02


■ピコっと帰省中
 故郷の土地でいろいろとやることがあるために強引に帰省。卒論ゼミ、日本語教育実習など大学の方も盛りだくさんの時期なので長期帰省はままならず2,3日の短期帰省。引っ越しの事後処理も終わらない中メッチャ慌ただしい。疾風の如くまたリターンなんで今回は会えないッポイ>故郷の朋友へ。
 朝早く発つ予定が寝過ごして計画が多いに狂う。起きてからダッシュでバス停まで走ったんだが5分ほど間に合わなかった。惜しかった、アレはマジ惜しかった。そういうわけで昼の列車まで時間が空いてしまい、ポツポツと部屋の整理をしながら過ごす。いやー本当アパート部屋はいいわーとかしみじみしながら過ごす。特に椅子がイイ、椅子が。
 昼過ぎに列車に乗ってのんびり揺られながら一路仙台へ。列車の中でマガジンを読んだが今日はなんか疲れてるんで感想(「ネギま!」とか)は今回パス。とりあえず「ゴッドハンド輝」は面白いのに一挙二話掲載とかスゲーサービスやってるなぁと実感。あとは一時間位寝て過ごす。
 実家に着いてみると姉1とその子ども達が帰省中。子ども達と龍騎の話題で盛り上がる。お子様的にはまだ555に気持ちが移行仕切れておらず、まだまだ龍騎現役らしい。龍騎カードのコレクションを見せびらかして「いいだろー」とか言うんだがマジで羨ましかった。特にトラが欲しい。「龍騎終わって悲しかった……」と語るのでしみじみと「俺もそう思う」と答えておいた。つーか奴らR&Mシリーズのダークレイダーとか普通に持ってるんだけどこっそり貰っておいていいかなぁ。


雑感/怒濤の木曜/2003.04.03


■「バキ」/板垣恵介/チャンピオン
 バキワールドでも猪木VSアリ戦に相当する戦いがあった模様。現実では引き分けだったことを考えると、実力的に親マホメット=猪狩レベル(最大トーナメント三回戦レベル、最近骨延長したお兄さんや笑ってる軍人に叩かれまくったロシア人より弱いレベル)ということに……じゃあ子マホメットは?ということなんだが、当然親マホメットより強く描かれねば盛り上がらない。それは分かるんだが、今の所不明なのが実力的に普通の闘士レベルなのかオリバ級なのかというあたり……死刑囚が片づいた時点で登場したことから考えて相当上の実力者という気はするんだが、何しろバキだからなぁ。さらに不明なのがそもそも何をしに現れたのか、というか何を言いたくて板垣先生が描いたのかとかその辺り。もっともこの辺り多分まだ板垣先生も考えてないんですが。この新キャラマホメットJrでまたオリバ初登場時くらい長ーく描くのかなぁ。

■帰省してるが
 院試の過去問取得に失敗。二日とっておいてよかった。明日また探そう。
 先輩からゼミの知らせがキタ……今週マジ鬼。漫画家並に活動しないと間に合わないや。


雑感/淡々とした金曜日/2003.04.04


■今週末は
 新居のネット環境がまだ整ってないうえ土日は大学のPCも使えないので多分更新できません。まあSEEDも休みなんでまったりしようと思います。嘘です。死ぬ気で教案考えます。
 そういや結局CATVはやめました。ネットonlyで申し込みました。やっぱ今年は悠々とTV観てる暇無い。

■帰省してるが
 昨日Get出来なかった過去問をGet。これだけで何故か満足。第二外国語が読解だけなのを確認して少し安心。
 明日は新居用の布団を積んで父母共々車でリターン。碁盤、将棋盤、オセロ盤も持っていくことにする。客が訪れたら誰彼かまわず勝負を挑もうと思う。

■何か
 故郷を出て以来親子のコミュニケーションも久しく無かったなぁと思い、母親とオセロをしてコミュニケーションを図ってみる。盤面の10分の9位を黒で埋めて勝利。所要時間15分。母弱ぇ。

■夜
 h村君から「外に出ろ」とのCallを受けて家の外に出てみると見覚えのある聖梨華が……「(引っ越しの)祝いだ……」と高そうな「すだち酎」を手渡される。h村君なんかカッコイイぞ。粋なプレゼントに答える方法はただ一つ。その場で花山薫ばりに瓶をへし折って一気に飲み干しました。後半創作入ってます。


雑感/過ぎていった土曜日/2003.04.05


■こんな土曜日か
 ほとんど何もなかったな……大部分を親父に運転させて学生都市へとリターンし、一緒にラーメン食べたり夕飯食べたり……生産的な活動としては合間に論文一本読んだ程度か。


更新情報/2003.04.06


第11話「謎のライダー」/555感想を更新。

■第10話「ふたつの想い出オルゴール」/明日のナージャ感想
 今週の見所は工具。ケンノスケが工具でおじいさんの古時計を直すくだりがほのぼのと楽しかった。最近工具と男の魅力は深く結びついているんじゃないかなどと考えている。技術系こそ男の魅力じゃん?というわけで僕も工具を揃えようと思うんですが、困ったことに別に直したり改造したりするものがありません。バイクでも持ってりゃいろいろいじって楽しいんでしょうが。唯一考えられるのがPCなんですが、これも今んとこノートなんで別に需要無し。分解すりゃイイってもんじゃないし。


更新情報/2003.04.07


WJ19号/WJ感想を更新。

■第01話「ようこそ」/宇宙のステルヴィア感想
 ようやくビデオでチェック。第01話は中々の好感触。このまま週一の楽しみになりそう。異様に眼がデカイ某Kanonアニメ風の主要キャラに最初は違和感が大きかったんだが、そこは若い適応力を発揮してAパートが終了するまでに強引に慣れる。しかし絵柄の違和感がマイナスファクターだとしても、ツボ過ぎる基本設定だけでかなり観れそう。航宙士(この用語は出てきてないが)養成のための宇宙コロニーに主人公がやってくるまでを描いた第01話だったんだが、このまま宇宙学園モノになりそうな感触。言うなれば『無限のリヴァイアス』で、もしリーベデルタが圧壊しなかったら?って感じの、宇宙における少年少女群像の日常を描くシリーズになるんではないだろうか。世界設定はかなりハードなので油断はできないが、このまま学園モノのノリでいってくれるとあんまし頭使わないでボケラーと観るのに楽しい作品になりそう。
 さらにプラス要素として、今回第01話で主人公と出会ってそのままルームメイトになったサブヒロインであろうアリサ・グレンノースの声が松岡由貴だ。声優とか普段どうでもいいんだが、この人は『おジャ魔女』のあいこでかなり好感を持っていたんで結構嬉しい。このままリヴァイアスでいうイクミのポジションでずーっと出てくるみたいなんで楽しみ。


雑感/モロモロ/2003.04.08


■カウンタ再設置
 レンタルカウンタがここ数日飛んでたんで新たに設置。今回はCGIにしたんだが初期設定にやや手こずる。サーバーのperlのパスが分からなくてさ……。何も考えないで設置したら昨日、今日の日間アクセスも表示するタイプの模様。ちょっとうっとうしいかな?

■新聞
 アパートに移ったし新聞でも取ろうかといろいろ紙面を見比べておる。情報だけならWebで見れるんで論考、コラム等の感性が自分に合うものを選びたい。

■ネットに繋げず
 イライラする。そろそろ申し込んで一週間になるんだが何の音沙汰も無い。ハガキが先方に届いているのか不安になる。明日も連絡無かったらもう一回出そう。
 ネットできないんでPCはもっぱらビデオCDのエンコードに稼働中。もうすぐおジャ魔女Dがコンプリートだ。何も考えないで観てると楽しい。


雑感/花見とか無理/2003.04.09


■ジョジョ6部ストーンオーシャン最終話解釈
 荒木飛呂彦の「運命で決定されているとなると努力したり喜んでも仕方ないという考えも生まれる。そこなんですよ。人間賛歌を描いていて悩む点は。答えはあるのか?」というコメントにこの作品のテーマが詰まっていると思うんですが、それでは今回のトリッキーな最終回からこのテーマに対してどのような解答が導き出せるのか?これはあくまで僕の解釈。
 重要なポイントを4点挙げると

 1:神父にトドメを指したのはエンポリオだが、そこに至るまでにウェザー〜徐倫の「意志」が託されていたこと。

 2:神父の「わたしが死んだら人類の運命が変わってしまうぞッ!きっと違う未来になる!ここで死ぬわけにはいかない!〜中略〜わたしがここまでやってきたことが起こらないということに変わってしまうんだ!」という運命が変わることを最後まで恐れる台詞。

 3:エンポリオの最後の「お前は運命に負けたんだ!正義の道を歩むことこそ運命なんだ!」という決め台詞。

 4:ラストシーンのアイリン他とエンポリオとの出会い。

 まず2のように神父は運命が変わるのを非常に恐れているわけですが、それは神父が運命至上主義だからなんだと思います。決められた運命を既知のものとしてそれに従って生きるのが神父の言う人類の幸福なんで、運命が変わってしまうという事態が神父の解釈では一番の破滅なわけです。そこの所を少しつっこんだ見方をすると、神父が表象している立場は運命が全てで、それを超えるものは無いという立場と言えると思います(それが無いから変わるのが怖い)。この神父の立場を超克する形で描かれたのが今回のラストシーンというのが僕の解釈。つまり運命を超えるものはあるということ。
 ラストシーン、神父の消滅に伴って運命が変わります。それは神父の主張では限りない破滅であり不幸であるはずだったんですが、実際は徐倫(アイリン)、アナスイ(アナキス)、エルメェス、ウェザー、そしてエンポリオは変わったはずの運命の中でも出会い、しかも幸福そうです。ここで重要なのが運命が変わっても宇宙一巡前に築き上げた絆は生きているという点です。この絆がどこからきているかというと1の受け継がれた「意志」や2の荒木的正義の道からなんだと思います。つまり正義の心や高潔な意志、さらにはそこから紡ぎ出された絆は運命をも超克する。だから例え全てが運命で決まっていたとしても、努力し、喜び合い、絆を紡ぐ人間の生き方には意味がある。そんな荒木飛呂彦のメッセージが詰まったラストだったと思うのです。
 ちょっと高尚すぎる解釈ですが、自分なりに考えた結果冒頭の荒木の問題意識に対する解答として捉えるにはこういった解釈が一番だと思いました。あるいは7部があればこのテーマは受け継がれてまだ発展するのかもしれませんが、直感としては7部は無さそう。6部があまりにスケールアップし過ぎましたし、なにより完全に今までのジョジョワールドがパラレルとして消滅しています。スタンド能力といった現象も消滅しているというのが妥当な解釈ではないでしょうが(あ、でも荒木先生ならスタンド無しでもジョジョ描けそうですが)。トドメにラストの徐倫の名前がアイリンになってます。これを見てあー、もうジョジョじゃないじゃーんとか自分は思いました。ま、7部かどうかはともかく次回作があることは既に発表されているんで飛呂彦ワールドはまだまだ楽しめそうなんで安心してはいますが。

■今日は
 深夜1時からステルヴィアの02話観ます。今回面白ければマジ楽しみになるんだが。


雑感/ハード過ぎ/2003.04.10


■第02話「とまどい」/宇宙のステルヴィア(stellvia)感想
 眼鏡っ子で優等生の藤原やよいと無口で一見恐いけど根は優しい栢山昌というギャルゲーベタベタのキャラが登場。正直作品に対する好印象が少し薄れる。あからさまな萌え路線をアピールされると距離を置いて観てしまうのは俺がまだ健常人の証か。しかしアリサ、志麻の二人は相変わらず観ていて違和感なく楽しい。バカで楽しい、それでいて特定の分野に優れる…という人物像は俺にとっては普遍的な魅力があるようだ。
 世界設定が少しずつ明らかになる。かなりツボ。数百年前に超新星爆発によって一度地球が滅びかけてるという設定はほぼ『無限のリヴァイアス』と一緒だが、それに加えてステルヴィアの世界では間もなくセカンドウェーブと呼ばれる超新星爆発の第二波が来るらしい。その来るべき第二波に備えて人類は英知を結集して準備しており、その先方を担うのが主人公達が宇宙学園で学んでいるオーバビスマシンであるという設定。本編は今のところ学園モノのノリだが、おそらく後半にはセカンドウェーブの到来がクライマックスイベントとして起こり、それに主人公一派が立ち向かうという描き方になりそう。その辺りで既に伏線が張られているのが、今回志麻がオーバビスマシンを暴走させてしまった際に無意識のうちに操船プログラムを書き換えたあたり。リチャードの第01話の「優秀な人材に出会いました」の台詞から考えても、おそらく志麻は眠れる天才型の主人公。第二波到来の際に活躍するのだろう、たぶん。こういった人類共通の課題、宇宙、プログラムの天才なんて設定は岩本隆雄の『星虫』シリーズと重なる点もあって、個人的にはかなり好き。宇宙が舞台の物語としては一番好きな型ですな。


雑感/開放された/2003.04.11


■第01話「戦記、始まる」/学園戦記ムリョウ感想
 NHK教育にて19:00というゴールデンタイムにて放映。BSか何かで既に放映済みのモノの地上波降臨という形なので前情報があるんだが、第01話に関しては評判ほどの楽しさは感じなかったかな。ただ未来舞台にしながらも漂うどこかノスタルジーな独特な雰囲気は結構好きだった。まだ判断を下すのは早いので時間がある限り次回も視聴したい。

■明日は
 久々の『SEED』もさることながら、19:00からNHK教育で始まる『ドラマ愛の詩 パパ・トールド・ミー〜大切な君へ〜』を楽しみにしたいと思っとります。

■俺エライ
 卒論ゼミ発表&日本語教育実習の教案作成締め切りというえらくパワーを消費するイベントにダブルで見舞われていた本日金曜日。双方クリアし、しかもまずまずの反応。ここ一週間頑張った俺。エライぞ俺。とりあえず今日は宇宙が一巡するくらい眠りたいと思います。

■ネット復帰は……
 来週の水曜日がCAの工事日と連絡が来る。工事日=開通日かは分からないが、もうすぐネット復帰できそう。嬉しい。やっぱり自部屋で使えないと色々と不便っスよ。


更新情報/2003.04.12


第27話「果てなき輪舞」/SEED感想を更新。

■第01話「しあわせのかたち」/ドラマ愛の詩「パパ・トールド・ミー 〜大切な君へ〜」感想
 心配していたほど悪くない、好感触。これは毎週観れそう。知世役の豊田眞唯が頑張ってた。上手い子役で良かった。最初は思いっきりなんで皆関西弁やねん!と思ったが、観てるウチにあまりにも少女少女した台詞回しの恥ずかしい響きを緩和する働きを担ってると納得(この辺り漫画だとあまり気にならないんだが、ドラマだと恥ずかしい感がある)。作中に挿入される詩については信吉パパの独白という形をとっていた。この辺り唐突に知世が異空間に迷い込む描写とかも含めてホントNHKでセーフって感じ。他の民放でドラマ化されたら恥ずかしさが全面に出てこううまい雰囲気には纏まらなかったと思う。


更新情報/2003.04.13


第12話「流星塾」/555感想を更新。

■第09話「目覚めよ!アバレサバイバー! 」/アバレンジャー感想
 ダメ男がホントダメっぽくて良かった。

■第11話「危機一髪!パリの告白」/明日のナージャ感想
 今週の見所はドイツ製のフライパン。武器にも使える強度というのはフライパンの重要な利点でしょうか。あの時代、ドイツ製は車だけじゃないね。
 ナージャは惚れられまくり。いい娘やからなぁ。

■ヤバー
 なんか一昨日〜昨日にかけてマジ14時間くらい寝たんで睡眠サイクルが狂う。今日はほぼ徹夜のままこれからバイト行ってきます。


更新情報/2003.04.14


WJ20号/WJ感想を更新。

2クール目を終えて/SEED感想を更新。
 テキトーにアニメ誌を立ち読んだ内容を踏まえて書いてみた。よろピコ。
 アニメ誌には西川貴教のインタビューも載ってて、リップサービスなのかなんなのか、「ずっとパッとしなくてこれからのTMをどうしようか悩んでいて作品を作れなかったんだが、SEEDがきっかけでまたやる気が出てきた」みたいなことを言ってました。ミゲル効果抜群。

■宇宙のステルヴィア(stellvia)雑感
 これまたアニメ誌を立ち読んでみたんが、志麻は眠れる天才どころかプログラマーとしては宇宙で三本の指に入る才能を持っているという設定らしい。宇宙ってスゲーな。プログラミングの才能ってすこぶるカッコいいと思うのは俺だけでしょうか、このあたり論理、言語、形式といったものに対する(専門柄の)個人的な愛があるからなのかなぁ。


雑感/学生やってます/2003.04.15


『無限論の教室』/野矢茂樹/講談社現代新書
 著書『論理トレーニング』で有名な野矢氏が新書にて自分の哲学(主に論理学)を初学者向けに分かりやすく書いているのが本書、キーワードが「無限」なのもポイントだろうか。
 野矢氏の本は『論理学』だけ読んだことがあるんですが、『論理学』がバリバリ学問的なエッセンスが凝縮されていたのに対して、本書はほぼ同じ内容が架空の教授と学生との対話形式&学園物語風の味付けという手法でより親しみやすく書かれております。著書のタイトルじゃないけど少しでも学術的に生きようと思う人にとって論理トレーニングってのは分野を問わず必須なんで、こうやって分かりやすく論理の最先端である論理学のギミックを紹介してくれる本ってのはありがたいと思う。
 ここからは抽象的な話だが、無限とは実無限なのかそれとも可能無限なのかが一つの焦点になっているんだが、立場的に実無限の方が実在論らしい。我輩は言語学的には実在論の立場に立ってるんだが、どうも無限に関しては可能無限の考え方の方がしっくりくるんだよな。これって矛盾?その辺りいつか自分なりにまとめられるといいな。疲れるんで論理学なんてやる気ないスけど。

■やる気
 まだ学部生なんだが大学院の授業を受けてもイイと言われたので行ってきた。これがメチャメチャ面白い。世界水準の知っていうの?こういう授業受けられるんなら年間50万の授業料払ってでも大学行ってる価値ってあると思うわー。



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