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治療例...
 
30才 女性
 昨日から目の奥と側頭部がズキズキと痛む。昨日は会社を休み一日中寝込んでいた。昨日よりはましだが、まだガンガンするとのこと。仕事で10時間以上パソコンに向かっている。ここ数日ずっと忙しく睡眠不足。頭痛の他に肩こり、腰痛、足の冷え、便秘、胃の不快感もある。

 座りっぱなしの作業のため足と腰が冷え、パソコン作業で肩から上ばかり使っているため、気血が頭の方に偏り過ぎてしまい頭痛、肩こり、眼精疲労から目の奥の痛みも起きてしまったと考えられる。

 肝経と脾経の経穴(つぼ)に施鍼し全身の調整をし、腹部、腰背部、頚肩部に施鍼またはお灸をして一回目の治療を終える。治療後は頭痛の軽減と「すっきりした感じがする」とのこと。

 3日後来院、頭痛、胃の不快感はだいぶよくなる。治療を受けた日はよく眠れた。次の日は仕事に行ったが大丈夫だった。肩のコリがまだあるので週1回の治療を2か月続ける。肩こり、腰痛、足の冷えもだいぶ改善された。
 以降、月に1回程度の来院で頭痛の再発はなく、肩こり、腰痛もほぼ感じない程度を維持している。

横浜市港北区 グリーンライン高田 鍼灸院 小児鍼
参考資料
頭痛 on line
頭痛の悩み.com
  注意すべき頭痛...

二次性頭痛といい、ある病気の症状のひとつとして現れます。命に関わるような危険な頭痛もありますので頭痛のある方はこちらを知っておくことも重要です。


 
・ 頭痛の後に意識を失った。  
 ・ 突然かなづちで頭を殴られたような痛みが走った。  
 ・ 頭痛とともに手足のマヒやしびれを覚えた。ろれつが回らない。 
 ・ 頭痛の後、ものが二重に見えるようになった。  
 ・ 激しい頭痛と共に、発熱、吐き気、嘔吐、首の後ろが硬くなった。  
 ・ 頭痛とケイレンが同時に起こった。  
 ・ 頭痛とともに物忘れや痴呆のような症状が現れた。 


 
以上の様な症状がみられた場合にはすぐに病院に行ってください。
 もともと慢性的に頭痛を持っている方は「いつもの頭痛だ」といって放置してしまうことがあります。いつもと違う痛み方だったり、その他に何か症状が出ている場合は速やかに医師に相談してください。


 よくある頭痛...

(慢性頭痛、一次性頭痛ともいわれ、頭痛の大半はこれに属します。鍼灸治療の適応になります。)


 
偏頭痛  頭の片側がズキンズキンと痛むのが特徴です。ひどい時には頭の両側が痛んだり、吐き気がする場合もあります。痛みは長時間続き、身体を動かしたり、力を入れたりするとひどくなり、日常生活に支障をきたすこともあります。片頭痛は男性よりも女性に多くみられ、その数は男性の4倍とも言われています。また、子供にも多いのもこの頭痛の特徴です。

 <主な原因>
ストレス・・・
ストレスにはいろいろとありますが、そのストレスから解放された後に痛みに襲われることがあります。週末になるとこの片頭痛に悩まされるという人は少なくありません。

睡眠の過不足・・・睡眠不足の日が続いたり、一日中寝ていたりすると片頭痛になる人がいます。規則正しい生活を心がけ、適度な睡眠時間をとるようにしましょう。

騒音や強い日差し・・・騒音のうるさいところ、日差しの強いところにいると、偏頭痛になりやすくなります。人ごみや刺激の多いところは避けましょう。

ホルモンバランスの崩れ・・・女性の場合、生理の前後に片頭痛になりやすくなります。ホルモンのバランスが崩れが関係しているようです。

体質・・・片頭痛が遺伝するというより、偏頭痛を起こしやすい体質が遺伝します。


 
緊張型頭痛  緊張型頭痛の特徴は、痛み始めも終わりもはっきりせず、ダラダラと続くことです。きついハチマキを巻いているみたいに、頭が締め付けられるような痛みがします。痛みの程度は寝込むほどではありませんが、身体がだるくなったり、めまいを伴ったりすることもあります。痛みはすぐ治まることあれば、何日もずーっと続くこともあります。

 <主な原因>
身体的ストレス・・・デスクワーク等で長時間同じ姿勢で作業を続けることによって、首、肩、背中が張ったり、目が疲れてきたりすると、緊張型頭痛が起こりやすくなります。他には、メガネやコンタクトの度が合っていなかったりしても、緊張型頭痛は起こります。

精神的ストレス・・・責任の重い仕事、様々な人間関係、いろいろと気を遣ったり、悩むことも多いと思います。そんな精神的なストレスが自律神経等の緊張を高め、緊張型頭痛を引き起こします。


群発頭痛 群発頭痛の特徴は、何といっても激しい痛みです。片側の目の奥や周辺がじっとしていられないほどに痛みます。額に汗をかいたり、目が充血したり、鼻水が出たりすることもあります。年に数回から数年に一回くらいの頻度で発作的に起こります。一度発症すると1~2ヵ月にわたって、ほとんど毎日、ほぼ同じ時間帯に発症します。睡眠中に起こりやすいのも特徴です。20~30代の男性に多くみられます。

 <主な原因>
 
群発頭痛の原因についてはまだ解明されておりません。発作が起こっている期間にアルコールを飲むと必ずと言ってよいほど頭痛発作が起こります。


 上に記された頭痛はそれぞれ単独で発症する場合もありますが、緊張型頭痛をもっている方が片頭痛を併発するケースなども多くあります。東洋医学的には、気が上に上りすぎたために起こる頭痛、その逆で気が下にさがり過ぎたために起こる頭痛、女性の月経時に起こる「瘀血」と関係が深い頭痛などがあります。鍼灸治療により偏った気血のめぐりをよくすることで頭痛は緩和されていきます。また、治療を続けることで頭痛を起こしにくくしたり、起きたとしても軽く済むようになります。