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電子書籍リーダー

  2012年12月15日購入
 世界最大のショッピングサイトの”Amazon”が、遂に2012年の末に日本に上陸を開始しましたので、2013年はいよいよ日本での電子書籍業界の競争が本格化するものと思われます。
 端末機器としてはパソコンから携帯のiPhone/iPadに至るまで多々ある中で、老眼の進んだお年寄向けの端末機器に対する要求は、
@ 大きな文字で読みたい。
A 就眠前に寝床の中で読みたい。
B ハンディで車中や病院などの待時間にも使用したい。
・・・などですが、専用端末の中でも特にAの要求に答えられるのは現在のところ「フロントライト内臓型」の2社の製品に限られます。
 私の場合は従来から書籍の購入に”Amazon”のサイトを利用していたことでもあり、アメリカでの電子書籍業界トップ・リーダーとしての実績を買って、迷わずに「Kindle Paperwhite/3G」を発売前に先行予約をして入手しました。 ”Amazon”から届いた「Kindle Paperwhite/3G」には既に私の個人としての登録事項がすべてセット済みであり、その場で直ぐに使用を開始出来たのは大きな驚きの経験でした。
 結果として、Kindle Paperwhiteに使用されている電子ペーパー”E ink”は紙に近い表示品質で眼には疲れにくくて長時間の読書に適しており、液晶画面の様に見る角度での画質の変化もなくお勧めです。 ”E ink”は米E ink社が開発した電子ペーパーで、「電気泳動方式」のマイクロカプセルの帯電で白/黒を表示するため、動画のように急激な画面の変化に対応することが必要な表示には不向きですが、読書用には新しい頁をめくった時にだけに電力を消費するため、他社の機器に比べ消費電力量の違いに圧倒的な優位差があります。
 お年寄向きに文字を大きくして読み易くすることは、一冊の本の頁数を増やして読書するのと同じ事になりますので消費電力の増加には直接影響する問題ですが、この点「KindlePaperwhite」に採用された「E ink」の節電効果は問題解決の差別化技術として大いに評価できる先進技術と言えます。
 Paperwhite(¥7,980)とPaperwhite/3G(¥12,980)の価格の違い¥5,000は、通信方式が前者はWi-Fi(無線LAN)のみで、後者は更にドコモの3G回線が無料(AmazonとWikipediaのみ)で利用できるため、無線LAN環境に無い全国のドコモ通話可能域から何時でも通信料無料で書籍の購入出来る点です。
 外出時の保護ケースとしては本の様に表紙を横開きにした形式のものが多い中で、私の選んだオート・スリープ機能対応のレザーケース(KPW03−K)は、書見台や手鏡のように縦方向に表紙を開いて裏に重ねられる形式のため、本体そのままの大きさでコンパクトに読書できる製品として推薦出来ます。(2013/01/01)
 Paperwhite/3Gの3G回線を利用して書籍 を購入する場合にはかなりのバッテリー消費を要するため、書籍の購入は旅先より自宅で済ませておくことをお勧めします。従って住居空間が無線LANの環境にある方で、旅先での書籍購入にやや不便(制限)があっても気にしない向きには、PaperwhiteとPaperwhite/3Gの購入比較の再検討が必要です。
 また旅先では、同梱のUSBコードでの充電はパソコン持参で無いと不可能ですので、別途Kindle専用の電源アダプター(¥990.)の購入も考えられますが、私の場合は旅先に持参する携帯電話ドコモFOMAの充電器の端子を、Paperwhite用のminiUSBに変換するアダプター(¥250.+〒¥80.)を入手することで電源装置の共用化に成功しました。(2013/01/12)