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サクラ大百科 第十四巻

Volume 14

OVA「桜華絢爛」第1話スペシャル!
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1/2 収録


蒸気自動車にはしゃぐ少年たち
・き、君はもしやジャンくんっ!?

筆者:ぼく〜の名前はー、ジャン・ロックラルティーグぅ〜♪
アイリス:ジャンってぇ、フランスのおとこのこのおなまえだよね。
さくら:ジャン君って、誰なんですか、大神さん。
大神:うーん、何でも昔某国営放送アニメに出てきた発明少年らしいけど。いつか自分の手で飛行機を飛ばすことを夢見て…
紅蘭:飛行機? なんやウチとよう似たお人やなー。
大神:そういえば確かに。けど年代を考えると、ジャンくんとナディアの息子にしては子供すぎるし、孫にしては大きすぎるし… 誰だろ、こいつ。


 あの3人の男の子の一人、やっぱりジャンくんにそっくりだと思うんですけど。あの帽子といい、メガネといい… キャラデザスタッフの方、おしえて、気になる〜。





『神崎重工 川崎工場』
・それって結局川崎重工じゃないの?

さくら:アブリビエーション(イニシャル)はどちらもKHIですもんね。
大神:どう考えても、川崎重工のコピーに思えて仕方ないんだけどな…
関係者:この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません…


 この件に関して、川崎重工さんはじめ関係者の方々のコメントをお待ちしております(ばく)。ちなみに工場の外観を見ると、スリーマイル島原発(最近の若い方はご存じないですか)そっくりの塔が並んでいて一瞬ぎょっとしましたが、あれは使用済蒸気の復水器なんですね。蒸気力全盛のこの世界においてはあってしかるべき設備といえます、スタッフの皆さんよく勉強なさってますね。





・どうしてさくらくんは最初から
標準語なの?

大神:真宮寺家はあれだけの大邸宅を持つ旧家だから、どこか他から引っ越してきたということもないだろうし、どうしてだろう…
さくら:うちはお母さまが仙台に嫁いできたんです。だから、お正月の場面のお母さまに方言がなかったでしょ? そんなお母さまに育てられたあたしですから、仙台生まれでも標準語、というわけなんです。
大神:なるほど、一応筋が通ってるなあ。…でも、たしか、もごもご言ってるおばあちゃんも最後の方で少ししゃべってたけど、あの人も方言がなかったぞ。おかしいなあ…
さくら:お、おばあさまも他所から真宮寺家に嫁いできたんです。
大神:なんだか怪しいなあ… これでもしも、第2話に出てくるお父さんの幻影が標準語しゃべってたりしたらどうするんだろ。
さくら:そ、それなら、お父さんも、養子として真宮寺家に迎えられたんです。
大神:………


 そして、さくらくんの子供は、栃木弁ミックスの標準語か? がんばれ、大神。いや、海軍だと家あけっぱなしになるから結局標準語か。がんばれ、大神。(何を)





・どーして紅蘭の関西弁にまで
字幕がついてるの?

筆者:ふざけとんのか、大阪弁は日本語じゃ! おのれら喧嘩売っとんか、いてこますぞコラあほボケなすカス!
アイリス:ねーねー、あのへんなおにいちゃん、さっきからなにいってるのー? アイリスぜんぜんわかんない。
大神:わ、わかんないほうがいいんだよ、アイリス…


 大阪出身の作者としては、なんとも複雑な気分のギャグでしたな、あれは。関西弁は日本語ぢゃ、認めろぉ…





『少女にこれほどの力があったとは…』
・米田長官、どうしてテープのパンチ穴
だけで文面が読めるの?

紅蘭:あれにはウチもびっくりしたわー。蒸気通信機から出てきたテープの穴に目ぇ通すだけで文面読んでしまうんやもん。
大神:今の蒸気通信機は活字印字箋にカタカナで出てくるからなあ、あんなことする必要もないんだけど…
あやめ:ちゃんと理由があるのよ。昔の蒸気通信機は、受け取った文面をいったんさん孔(穿孔)テープに打ち出して、そのあとタイプライタにかけていたの。
米田:けどよぉ、そのタイプライタってのがこれまたすぐ紙が詰まるわ歯車は狂うわ、肝心なときに限ってからきし動きやがらねぇんだ。
あやめ:タイプライタは精密な機構だから、最前線での過酷な環境に耐えられなかったのね。そこでやむを得ず、テープの穴から直接文面を読むことが多くなったの。
米田:そうこうしてるうちに、いつの間にかテープの穴そのまま読んだ方が早くなっちまったってぇわけよ。
大神:なるほど。要するに、8086/Z80時代のプログラマーが、アセンブラー命令見るだけで機械語を暗唱できるようなもんだな。
紅蘭:大神はん… このウィンドウズ全盛時代に、そんな話わかる人おるかいな…


 C言語なんていう便利なものがなかったその昔には、考えたプログラムをまず紙に書いて、その命令ひとつひとつを表を引きながら機械語命令(数字の羅列)に翻訳していったものです。そうこうするうちに表の大半が頭に入ってしまい、そのうちプログラムを眺めるだけで「808E68C9...」と16進数の機械語がすらすら書けるようになります。これぞ人間アセンブラ(笑)。
 ま、おそらく米田長官も同じような経緯でパンチ穴直接読めるようになったんだろうな、と思います。ああ、久しぶりにMSXの機械語書いてみてえ。(ばく)





水浴びさくらくん
・カメラさんお願い、もう少し…
…下の方まで…写して…

    どげっしいぃぃっ!!
花組一同:そーゆーことしか思い浮かばんのかこのど外道ーっ!!
筆者:俺だけじゃないーっ! 同じこと考えたのはずぇっったい俺だけじゃない、はずーっ!!


 で、でも、やっぱり、濡れた長襦袢に包まれたさくらくんのボディラインに未練が… はっ、みなさん私に何いわせるんですかっ、わたしはけっっしてそのよーなことわ…





・それにしても、なぜ長襦袢着たままで
水浴びしてるの、さくらくん?

    ずがぼこばきっ!!
花組一同:ええかげんその話題変えんかーっ!!
筆者:だって、だって、ふつう、気にならないか、気になるだろーーーっ!!


 おふくろに聞くに、時代劇ではたいてい女性は長襦袢着て水浴びするそうです。肌を直接見せないということで。殿さまとかもそうだそうです。なーんだ…





カンナ・マリア・アイリス揃い踏み活劇シーン
・なぜマリアともあろう戦闘のプロが
残弾数を間違えたの?

大神:アイリスに襲いかかる降魔にマリアが発砲しようとして、弾が無くなってしまったシーンがあったよね。
さくら:あ、あの塔の上で「カチッ、カチッ」って場面ですか?
大神:うん。でも妙に思わないか。マリアほどの戦闘のプロフェッショナルなら、常に自分の銃の装填弾数と射撃回数は把握しているはず。そして残弾数ゼロとなるタイミングを予測しているはずだ。なのに…
さくら:マリアさん、たしか正規の軍隊に入ったことってなかったんじゃないかしら。だからそこまでの訓練は受けてないのかも…
大神:いや、露西亜革命を戦い、米国で用心棒生活をくぐり抜けてきた彼女だ。自らの命を守ってくれる愛銃の扱いに抜かりはないだろう。
カンナ:いつも冷静に見えるマリアも、アイリスが襲われてさすがに気が動転してたのさ。マリアも血の通った人間なんだからよ。
大神:だが、彼女の戦闘行動を私情が左右するなんてことはあるんだろうか。あの冷静沈着なる戦士が…
カンナ:おーおー言ってくれるねえ、それじゃあマリアがまるで冷徹無比の戦闘マシーンみたいじゃねえか。マリアだって19の女の子だぜ、そりゃ優しさもあるし、動揺もするさ。お、いたぞ。そうだろ、なあ、マリアぁ…
 ずきゅうううん。


さくら:きゃあああああっ!! カ、カンナさんっ!
カンナ:ぴく、ぴく…
マリア:私の背中に立つな。
大神:お、女ゴルゴ......


 わかってます、わかってますぅーっ! マリアファンの方びん投げないでーっ、いててっ。
 マリアのごとき戦闘のプロにしては珍しいミスです。おそらくカンナの言うとおり、アイリスが襲われてさすがのマリアさまも気が動転していたのだと思われます。彼女も戦士である前に、一人の女性ですからね。
 ま、紅蘭ときたらバズーカ砲が暴発しても「けほ、けほ、またやってもーたー」で済むんですからね。ギャグキャラってのはよほど体が丈夫でないと務まりません。




"三色スミレ"、ですわっ!
・なんで三色スミレの番号が変わってるの?

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OVA第二幕 窓に映るあやめさん
・あれ、髪型が…変わらない?

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 以上、実家にて記憶のみを頼りに書きましたので、内容に食い違いや間違いがあるかもしれません。その際はご一報くだされば幸いに存じます。
 以降も続作予定中、なにかOVAに関わるネタなどあればせひお寄せください。

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