〜スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報等〜

 

 


 

TOP はじめに (たぶん)日刊トレーナーニュース プロフィール

TOP > スポーツ障害・外傷 > 手 > 手関節捻挫 / 有鉤骨(ゆうこうこつ)骨折

スポーツ障害・外傷 手関節捻挫

【手】

手関節捻挫

有鉤骨(ゆうこうこつ)骨折

三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷

マレットフィンガー

舟状骨(しゅうじょうこつ)骨折

手根管症候群

手首の捻挫は、手首を過伸展した状態で倒れたときや、手首を急激に曲げたり捻ったりしたときに起こります。手首の主要な支持組織は手の平と手の甲の部分の靭帯なので、捻挫を繰り返すことで、手の骨の方への栄養供給が少なくなってしまう恐れがあります。

痛めてしまったら、ケガの部位をアイシング、固定して痛みが軽減するまで休みをとります。その後、可動域回復のために手首のストレッチを痛くない範囲で行い、筋力強化を図ります。

握力回復のためのトレーニング、および前腕部分のトレーニングを行い、手首周りを鍛えていくことが効果的です。
 

有鉤骨(ゆうこうこつ)骨折

手関節の外側(小指側)にある有鉤骨(ゆうこうこつ)は隣接する有頭骨に押しつぶされるときに圧迫されて骨折しやすい「鉤」という部分があります。この「鉤」への圧迫はバットやラケット、スティックのような対象物からの1回の衝撃によって生じることがあります。野球、体操、テニス、ゴルフなど手関節のこの部位にしばしばストレスがかかるスポーツにおいて繰り返される衝撃によっても損傷を受けることがあります。

手のヒールにあたる部位(空手チョップのところ)に痛みと圧痛が見られ、握力の低下や小指のしびれが見られることもあります。このような症状があれば手関節を固定してすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

有鉤骨は血流の乏しい部位であり、早期診断、治療しなければ治癒することはまれです。また保存療法は難しいため、手術で折れた「鉤」を取り除くことが必要です。有鉤骨骨折から復帰するためには6〜12週間の安静とリハビリテーションが必要となります。
 

[←前の記事へ] [後の記事へ→]