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07 地鎮祭から上棟式まで |
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この工程は建物の骨組みを決めるもっとも大切な工程です。その中のポイントとなるものについてピックアップしてみました。
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地鎮祭
地鎮祭とは地主神を鎮めるとともに家の繁栄と工事の無事を祈る儀式のこと。
いろいろと面倒な手配、準備も、事前にまとめてある"地鎮祭マニュアル"があるので安心です。
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鉄筋検査
ほとんどの建物の基礎は鉄筋コンクリート造です。コンクリート打設前の鉄筋検査ではその間隔やかぶり厚といった、コンクリートを流してしまうと見えなくなってしまうものを第三者の目で検査確認します。
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コンクリート打設立会
コンクリート打ち込み時の締め固め不足や、早期脱型による養生不足、放置される屋外環境に異常がなければ施工後の強度は、徐々に増加し設計値以上の強度になることが確認されています。
このことからも型枠の確認や打設の状況、ミキサーの確認などを重点的に行います。
コンクリートを打った後に雨が降る、あるいは雨のときにコンクリートを打つことは特に問題ありませんが、ひどい雨でコンクリートの強度に影響するような雨はNGです。小雨程度は問題ありません。夏の暑い日にコンクリートを打つ場合も要注意です。コンクリートは乾燥するときに熱を持つので、夏の暑い日には 水をかけながらコンクリートを乾燥させ養生することもあります。急激な乾燥は強度の劣化を招く理由からです。
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上棟式(建前・建舞)
上棟式は、建物の柱や梁が組み上がって最終的に棟木を載せる時に、工事の無事を祈る儀式で、吉日に朝から一気に家の骨組みを建ち上げて、夕方から上棟式が行われるのが一般的です。
一番高い棟木に魔除けのための幣束を立て破魔矢を飾り、四隅の柱に酒と塩、米を撒いて建物を清めます。棟梁や工事関係者が集まって、施主をはじめ、互いの顔合わせをして意思疎通を図る懇親の場とするためですが、車の運転に支障が出ることからも、最後に折箱(祝酒付)を渡して施主の感謝の気持ちとする場合が多いようです。
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金物検査
平成12年から義務付けられた、ホールダウン金物とは、建築物の構造躯体を基礎にしっかり固定するための接合金物で、住宅の主に四隅に取り付けるボルトのことです。
建物を支える基礎から土台や柱が抜けないように、柱と土台を緊結するための特別なボルトで、住宅の四隅など、特に重要な部分に使うものです。それ以外にも各接合部の適切な金物使用の確認や筋かいプレートの施工状況等を確認します。耐震診断の際にもこれら金物の状況は大きく影響するので注意が必要です。 |