ぶぶやんはスポーツカーが大好きです。2ドアクーペこそ自動車であると心底思い込んでいる人間です。
が、しかし・・・だが、しかし・・・だあーがあー、しいぃぃかあぁぁしいぃぃ!!<しつこい?(^^;;;
家庭を持つと、そうも行きません。
ファイヤーバードブルーバードに買い換えたときの寂しさ。せつなさ。やるせなさ。
ブルはブルでいい車ですよ。でも、2ドアじゃない!!そんなこだわりが捨てきれませんでした。
あれから10数年・・・
インプレッサでブイブイ走っているぶぶやん。
インプレッサはほんとうにいい車。走るのに最高のマシン。大のお気に入り。
でも、2ドアじゃない!!ぶぶやんがほんとうに好きな車じゃない。
2ドアがほしい。それも2シーターがほしい。
いつしか、ぶぶやんは、買うあてのない自動車探しをはじめていたのでした。

買うかどうかは別にして、自動車屋さん巡りってけっこう楽しい。
最初に探したのは、当然Fボディ。いわゆる、ファイヤーバードやカマロ。
でも・・・ぶぶやんの好きなセカンドジェネレーションはポンコツばかり。そのくせ高価・・・なんで?
次のターゲットが、コルベット。もちろんC3(^^)
・・・これも、高い。C4のほうがよっぽど安い。
そしてこのC3、真剣に乗るには、維持費がかなりかかりそう。

大好きなアメ車は、夢のまた夢でした。
なにしろ、趣味のみで自動車を持とうとしているぶぶやん。
実用性はインプレッサにまかせて、個人の遊びのためだけに買おうとしているスポーツカー。
おのずと予算は限られる。
もちろん、家計に手はつけられない。
よって、ぶぶやんのこづかいとへそくりの範疇でまかなうしかない。

やっぱ、国産だな。
国産の2ドア、2シーター・・・にやり(^^)
「Z」しか、ないでしょう!!(^^)
フェアレディZ。ファイヤー時代のぶぶやんの宿敵(^^;;;
もちろん、一方的に思い込んでいただけ、だけど・・・

さて、アメ車からZへ進路変更したぶぶやん。気持ちが急に楽になりました。
だって、予算が1けた小さくなったんだもん。

さっそく、Z32の物色が始まる・・・あるある(^^)
Tバールーフはパス。ボディの脆弱さはファイヤーで経験済み。
ノーマルルーフで2シーターで、マニュアルミッション。もちろん修復歴なし・・・
・・・けっこうないね(ToT)
この条件の中古って、タマが少ないね。ターボはあきらめて、NAだと、いくらかある。
ま、NAでもいいか(^^)

・・・ちょっといまいち。
必然的にZ32の低年式車(いわゆる初期のZ32)は、けっこうヘタリが多く、問題ありそう。
良い奴は、やっぱり高い。3けた万円はぶぶやんの予算外。
あと、3ナンバー車の税金。けっこう高いね。

なかなか、ないなあ。
今日も、仕事中にネットサーフィン(^^;;;
・・・ん?なに?Z31?
なるほど、当時のぶぶやんのライバルだ(^^)
あれ?
やすいね、Z31(^^)

それにしても、インターネットの情報量や検索能力には、恐れ入谷のなんとやら。
手ごろなZ31を見つけたぶぶやんは、さっそくお店に電話を入れる。
目をつけた販売価格19万円のZ31、その存在を確認。
このZ31、
雑誌に掲載予定の物件らしいが、雑誌掲載はネット掲載より2週間もタイムラグがあるらしい。
編集、印刷、出版、流通、店頭販売と、雑誌が我々の手元に届くとき、もうその情報は古いものらしい。
速い情報収集は、ネットサーファーの特権だ(^^)

早速、仕事を早めに切り上げて、埼玉県八潮市のお店に向かいました。

夜間照明の中で見せてもらったZ31。
14年前の車とは思えないほど、程度がいい。その時は内装もきれいに感じた。
車検証を確認すると、なんと1オーナー。
新車時からの記録簿まで全部揃ってる。ユーザーマニュアルまである(^^)
スペアータイヤ、車載工具も揃ってる。
「修復歴無」をお店は主張している。
それで、19万円?!
・・・なんて素性のいい中古車なんだ(^^)
乗ってみる。

!!!

ハンドルが重い。
「重ステです(^^;;;」とお店のあんちゃん。
窓の開閉は・・・なんと手回しハンドル!!
エンジン音は・・・それなり。けっこうな「古さ」を感じた。
ナンバーを見る・・・あれ?・・・5ナンバー?
「そうですよ。2000CCですもん」とあんちゃん。

・・・!!・・・!!

そうなのだ!!
いまや、現行車のZ32が3ナンバーオンリーのマシンなので、すっかり「Zイコール3ナンバー」と思い込んでいたぶぶやん。
Z31も、230馬力マシンしか頭になかったぶぶやん。
S130も、280ZTがメインだと思っていたぶぶやん。
S30も、240ZGしか眼中になかったぶぶやん。
でも、でも・・・
国産Zは、2000CC、5ナンバーマシンが基本じゃないかあ!!
ぶぶやんと衝撃的な出会いを果たしたZ31のおかげで、ぶぶやんのハイパワー至上主義がガラガラと崩れ去りました。
・・・たしかに、スポーツカーを買うのなら、その車種の最高グレード、最大馬力のマシンがいいだろう。

でもそれは、経済能力が追いついていればの話。

だれにも迷惑をかけずに、自分のお小遣いの範疇で楽しむには、どこかで我慢を・・・いや納得しなければならない。
そして、その納得は仕方なくではなく、心底納得しなければならない。

これ(眼前のZ31)がいい・・・妙にこのZ31が気に入ったぶぶやん。
すぐにでも手付金を払って、このZ31を押さえたかったが・・・
衝動的になりきれないのは年齢のせいだろうか?
再訪を伝えて、この日は帰路についたのでした。
再訪時にこのZ31が売れてしまっていたら、それは縁がなかったとあきらめるしかないことは承知の上で・・・

さて、数日後の休日。とってもいい天気。
アポも取らずに、八潮のお店に行きました。先日Z31が置いてあった所をうろうろすると・・・
無い!・・・無いぞ!!
・・・やっぱり、縁がなかったのか?
先日のあんちゃんは不在だったけど、別の男の子に訪ねると・・・
「ありますよ。まだ売れていません」
だって!!(^^)
単に飾ってある場所が変わっていただけでした<はやとちりぶぶやん(^^;;;

晴天の下、Z31をしげしげと眺めるぶぶやん。
・・・たしかにそれなりにへたっている。内装もそこそこ。特に運転席のシートは磨り減っている。
でも、それは5〜6年位乗れば、大体発生する事象だ。
ちなみに、現在乗っているインプレッサも7年目。運転席のシートは、よれよれのぼこぼこ(^^;;;
だから、この程度のシートの磨り減り具合は、
充分ぶぶやんの許容範囲だ<あばたもえくぼ?(^^;;;

よし、試乗だ!!(^O^)
公道へ乗り出す・・・ハンドルが重くて、取り回しがひと苦労<へなちょこぶぶやん(^^;;;
走り出す・・・レスポンスが悪い・・・いや古い・・・いや、SOHCならこんなもんだろう。
加速がいまいち。14年前のマシンだから、当然だろうが・・・

!!

アクセルを踏み込むと「ヒュイーン」と心地よいサウンドが!!
こっこれは?!
そう、ニッサンのターボサウンドじゃないか!!(^^)
国産ターボの草分けニッサン。ぶぶやんがはじめてターボを体感したのはニッサン「L20ET」エンジン。
その名残が「VG20ET」にも生きている。
ニッサンのターボイズム。その原点が、まだここにある。

・・・よし!!
決めた、決めた!!

Z31も、ぶぶやんに買ってもらいたくてたまらないようだ。
乗りつづけるためには、直さなきゃならないところがかなりたくさんありそう。
でもそんな事は、時間をかけて直せばいい。
いま重要なのは、この「出会い」を成就させることだ。

試乗終了。
さっそく購入契約を交わし、手付金1万円を支払った。

ぶぶやんと、Z31の「運命的な出会い」でした。

(2000/10/02記)(2000/11/04追記)(2001/01/06改訂)

まだまだ、工事中です。ごめんなさいm(_ _)m

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