彗星33型、この型は正直に申しまして知りませんでした。彗星と言う名を知らなかったわけではなくて、空冷に換装して使用したことを知らなかった。彗星というと尖ったスピナーとその下部にポッカリ開いた口、脚の短いダックスフンドのようなスタイルの、液冷エンジンを積んだアレを思い浮かべるでしょ。模型やでこの箱見たときは何だか解らなかった。後で調べてうなずいた次第であります。フジミのモデルって、あまりストレス感じることなく組上がるんですがパイロットが付いてないことが多いんで残念だな。

96艦戦、97艦攻、99艦爆と作っていたので98陸偵を入れてやれば、数につながりが出来ていいかなと思い作ることにした。モデルは「アリイ」のもので、細かいところまで気を配ったなかなか繊細な造りです。制作図も見やすくて初めての人でも間違いは少ないだろうと思うけど、何せ実機が小型だからパーツも小さい。偵察機らしく全面明灰白色の塗装を選び、96から99までつながった。次は百式司偵あたりがいいかな、、、

おっと、大事な戦闘機を忘れてた、これを作らなくちゃ。昔「紫電改のタカ」と言う漫画(ちばてつや作だったかな)があって、戦争漫画なんですが夢中で読んだ記憶がある(ストーリーは忘れてしまったけど)。「紫電改」は「シデンカイ」だろうと少年時代からずっと決め付けていて、なんとカッコの良い響のする名前なんだろうと思っていた。ところがあるとき、「紫電改」は「シデン-カイ」で「紫電」という飛行機を改良して出来たことを知り、張りつめていたものがちょっと緩んでしまった。なおかつ、その「紫電」たるや故障続きでどうしようもなかったらしいと知り、もっと緩み、そのまた前は「強風」という水上機だったというではないか。なんだか「紫電改」は水から陸に上がった醜いアヒルの子のイメージが出来てしまい、ズボンもパンツも落ちてしまった。でも最終的に紫電改は短い間ではあったけれど、日本の空を守った傑作機なのだからと自分をなだめつつ制作しておりました。何の不具合も無く作り終わったと思いますが、デカールはおもちゃっぽくて気に入らなかった。(でも張ってしまったけど)


BREAK TIME

ここまで作って並べてある飛行機をみると、日本も米国も随分いろんな機体を生産したんだなと感心して眺めていたら、アンテナの線を張るの忘れてることに気がついた。前はランナーを火であぶり、伸ばして作ったけれど、すぐに取れてしまうので他にいいものはないかと風呂に入りながら考えていた。するとカミさんが、、、

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