「賢治先生がやってきた」(新風舎文庫)紹介
2006年11月、「賢治先生がやってきた」を新風舎文庫から
自費出版しました。
脚本の他に短編小説を載せています。
収録作品は次のとおりです。
養護学校を舞台に、障害の受け入れをテーマにした
『受容』
、
生徒たちが醸し出すふしぎな時間感覚を描いた
『百年』
、
恋の不可能を問いかける
『綾の鼓』
など、小説三編。
宮沢賢治が養護学校の先生に、そんな想定の劇
『賢治先生がやってきた』
、
また生徒たちをざしきぼっこになぞらえた
『ぼくたちはざしきぼっこ』
広島のピカを見るという、原爆を扱った劇
『地球でクラムボンが二度ひかったよ』
(pdf形式)など、
三本の脚本。
『賢治先生がやってきた』と『ぼくたちはざしきぼっこ』は、これまでに、高等養護学校や小学校、中学校、あるいは、
アメリカの日本人学校等で
上演されてきました。一方
『地球でクラムボンが二度ひかったよ』は、内容のむずかしさもあってか
なかなか光を当ててもらえなくて、
はがゆい思いでいたのですが、
ようやく08年に北海道の、10年に岡山県の、それぞれ高校の演劇部によって舞台にかけられました。
脚本にとって、舞台化されるというのはたいへん貴重なことではあるのですが、
これら三本の脚本は、
読むだけでも楽しんでいただけるのではないかと思うのです。
脚本を本にする意味は、それにつきるのではないでしょうか。
興味のある方はご購入いただけるとありがたいです。
(同じ題名の脚本でも、文庫本収録のものとホームページで公開しているものでは、
一部異なるところがあります。本に収めるにあたって書き改めたためです。
手を入れた分上演しやすくなったと思います。『地球でクラムボンが二度ひかったよ』は、
出版後さらに少し改稿しました。いまホームページで公開しているものが、それです。)
追伸1
月刊誌「演劇と教育」2007年3月号「本棚」で、この本が紹介されました。
追伸2
2008年1月に出版社が倒産してしまい、本の注文ができなくなっています。
このホームページを見られて、
購入を希望される方は、メールでご連絡ください。
そんな事情で、本の宣伝はこのホームページでしかできませんので、
この欄を設けました。
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