「うずのしゅげ通信」

 2023年3月号
【近つ飛鳥博物館にて】
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2023.3.1
落語の台本


〈2023年2月24日にフェイスブックに投稿したものです〉

先日の投稿の続き。
(ここで先日の投稿というのは、下の2月21日の投稿です。)

先日(2月19日雨水)、桂二葉さんの『らくだ』を朝日放送の「上方落語をきく会」の中継で聞いて、次の句を詠みました。

わわしき女(ひと)の雨水の『らくだ』納得ス

「わわしき女(ひと)」とは桂二葉さんのことですが、悪く言うつもりはなく、聞き終えた時、 『らくだ』に挑戦した彼女の思いに十分納得させられたのです。そのことを言いたくてこの句を詠みました。 要するに彼女の勇気に元気をもらったのです。以下のことを書くのもその勇気のたまものです。

私は学生時代から落語が好きで、青蛙房の『圓生全集』など愛読書でした。
それが高じて十年前に落語の台本まで書いてしまいました。
落語台本「地獄借景」−原発のゴミ処分場を地獄に?−というものです。 「賢治先生がやってきた」という脚本のホームページに公開していますが、こんな筋です。

原発のゴミ処分は、ウラニウムの半減期46億年ということからして人間の扱える時間を超えています。 処分場が見つからず追い込まれた官僚が処分場を地獄につくるしかないと思いつきます。 それを聞いたある大臣が秘書に計算させたところ、人口一人あたりのゴミはサイコロ一個ほどのものらしいと分かります。 だったら、未来の世代に迷惑をかけないためには、亡くなった人に六文銭代わりに廃棄物のサイコロ一個を預け、 閻魔さんの館まで持っていってもらい、地獄に地層処分してもらうしかないという結論に達します。 そこからは、落語『地獄八景亡者戯』のパロディで、喜六清八の二人連れが廃棄物のサイコロを懐に、三途の川を渡り 、閻魔の庁にやってきます。……そういった筋ですが、さてオチはどうなるのでしょうか。

興味のある方は覗いてみてください。
『地獄借景』−原発のゴミ処分場を地獄に?−(http://www3.plala.or.jp/kenj.../kenjigeki/jigokusyakkei.html)


2023.3.1
フェイスブック


〈2023年2月24日にフェイスブックに投稿したものです〉

「今日の拙句です。

  (盲学校の庭に)
ミモザ咲く金の点字のリボン垂れ

  (桂二葉さんの「らくだ」)
わわしき女(ひと)の雨水の「らくだ」納得ス

賞味ひと月減塩の身に柚子味噌は

  (近つ飛鳥博物館で観光客に頼まれて)
春よ春浮遊写真をと片言に

  (聞いた話で詳細不明)
この街の午砲の「どん」やうららけし

少し春らしくなってきましたので、春の句を。
二句、昨夜、桂二葉さんの「らくだ」を、朝日放送の「上方落語を聞く会」の中継で聞いて 、若い挑戦に十分納得するものがあり、この一句となりました。
五句、以前にこの街に住んでいた人に聞いたのですが、どんな「どん」でいつまで鳴らしていたのか、詳細は不明。」


2023.3.1
俳句


〈2023年2月にフェイスブックへ投稿した拙句です。〉

  (病院食)
術後なほあまりに淡し蒸し鰈

ゆくりなく希少を病みて鬼遣らひ

  (退院して)
おそれを知らぬ鳥ども最後は鶯色

キャッチャーミット空に鳴る鳴り春立ちぬ

こげらの小枝春立つほどの寸法の

恵方巻きのUSの空風船爆弾

蕗の薹匂ふ一日(ひとひ)の生家はや

夫婦して守り来しもの女正月

立春の声の遅るるラジオ体操

  (病院で)
カーテン越しに時刻訊かるる虎落笛

ゆくりなくまた内を病み鬼遣らひ

取りきつたとは言ふものの鬼遣らひ

  (近つ飛鳥古墳公園)
鼻一吹きの威嚇咬ませて春の猪

檻罠におのれ傷みし二月の猪

  (手術後の譫妄の話)
カーテン越しに聞く譫妄(せんもう)の冬の虫

  (むかし奈良の盲学校の庭にミモザ)
盲学校のミモザ点字のリボン垂れ

黐の実に群がる鵯の争はず

  (盲学校の庭に)
ミモザ咲く金の点字のリボン垂れ

  (桂二葉さんの「らくだ」)
わわしき女(ひと)の雨水の「らくだ」納得ス

賞味ひと月減塩の身に柚子味噌は

  (近つ飛鳥博物館で観光客に頼まれて)
春よ春浮遊写真をと片言に

  (聞いた話で詳細不明)
この街の午砲の「どん」やうららけし



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