「うずのしゅげ通信」

 2025年2月号
【近つ飛鳥博物館にて】
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2025.2.1
ホームページの移転

ホームページの移転について(お願い)

plalaのプライベートホームページは、3月末日で終了するという連絡をうけています。 そうなると「賢治先生がやってきた」のホームページをどうするか。2000年からもう四半世紀続けてきたものですから、 考え込んでしまいました。
いろいろ悩んだ末思い切ってnoteに替わることにしました。
すでに1月に全作品から選んで12脚本を移しました。

1、「賢治先生がやってきた」
2、吉本風新狂言「ぼくたちはざしきぼっこ」
      ―環境問題で、もはや地球脱出しかない―
3、短い劇「賢治花壇」(小)
4、朗読劇(一人芝居)「私は被爆猫であります」
       ―「猫の事務所」の竃猫の被爆手記―
5、二人芝居「地球でクラムボンが二度ひかったよ」
      ―宮沢賢治が原爆のピカを見た―
6、腹話術台本「星にならなかったよだかと賢治先生」
      ―いじめ防止キャンペーン用―
7、「「銀河鉄道の夜」のことなら美しい」
      ―賢治先生と妹トシによる命の授業―
8、朗読劇「3・11 宮沢賢治インタビュー」
      ―地震、津波、原発について―
9、落語台本「おせんにキャラメル、地獄に仏」
      −原発のゴミ処分場を地獄に?−
10、地球でクラムボンが二度ひかったよ(改作版)
11、「学ランの兵隊」
       ―いじめからの脱走―
12、短い劇「戦争とかぼちゃ」

これがそのリストです。
前のメニューページの「私のホーム」をクリックするとnoteの「私のホーム」に飛ぶことができます。


あるいは、noteに行って、「浅田洋」で検索すると、わたしの「ホーム」が現れずはずです。
12脚本は、25年1月の投稿で見ることができます。
自分なりに一定のレベルに達しているものを選んだつもりですが、 これまでいろんなところで上演していただいた脚本と一致しているわけではありません。
それで残る脚本をどうするかは現在検討中です。あまりに増えると一覧できなくなるからです。
これまでのホームページでは一覧できたのですが、noteはそういうわけにもいかないようです。
これだけにするか、もう少し加えるかはまたおいおい考えたいと思います。
なお移し替えるとき見つけた脚本の不備を書き換えたものもいくつかあります。
もちろんホームページの原稿も訂正しました。
「うずのしゅげ通信」も必然的に終了といことになります。
しかし、notoの記事として、時々は「うずのしゅげ通信」に類する内容を投稿したいと考えています。

「賢治先生がやってきた」の脚本を読むもう一つの方法は、検索で「はりこのトラの穴」という脚本のホームページに ゆくと23の脚本を読むことができます。
ということで、 今後ともよろしくお願いします。


2025.2.1
フェイスブック

〈2025年1月15日にフェイスブックに投稿したものです)

「今日の拙句です。

入院も検査もなくて年明くる

ぼやき漫才名さへ浮かばぬ初湯かな

淑気とは祖父から父に寄り添へる

遥拝の碑は碑としつつ初詣

街場の雪は風にまよふや纏はるや

今日は十五日、小正月ということで小豆粥をいただきました。
一昨年は年明けの手術、昨年はその経過を診る検査と内視鏡といったふうに 二年続けてあわただしい正月明けだったのですが、 今年はとりあえず平穏な年明けを迎えることができました。


2025.2.1
俳句


〈2025年1月にフェイスブックへ投稿した拙句です。〉

翁面気になるややや初笑

左義長も焚火もとんど河内野は

注連縄はごんぼと言ふも太かりき

とんど焼きにごんぼはねじりもどしけり

獅子舞に頭噛まれてこの齢(よはひ)

女正月母に気遣ふ子でありき

  (母のお遍路のりん)
年用意床の間のりん一振りして

  (「なんじゃもんじゃ」はカードゲーム)
孫に試されなんぢやもんぢやのお正月

  (イオンモールで)
吹抜けの老いも突つ立つ二日の太鼓

  (氏神様の初詣に先客)
車椅子の子連れ四日の初詣

  (たまに見かける老婦人)
口を読むらし老いの艶ある御慶かな

  (氏神様の境内には恵比須神社も)
賽銭も恵比寿の太鼓も格子越し

夜の咳賢治手帳が闇に浮く

入院も検査もなくて年明くる

ぼやき漫才名さへ浮かばぬ初湯かな

淑気とは祖父から父に寄り添へる

遥拝の碑は碑としつつ初詣

街場の雪は風にまよふや纏はるや

  (かの遠き国を想いて)
柿落葉火の蚕食の美(は)し哀し

  (「あも」は女房言葉とも)
餅のこと「あも」と云ふ祖母さらばへて

  (むかし餅搗きを祖母にいじられ)
鼻の穴もひとつ要るかと餅返す

木槌にて鳴る侘しさも除夜の鐘

餅花を炒りてあられの素朴なる

大寒やミットの音の谺する

一生(ひとよ)ものの折目とは何古賀状

  (おーい、雲よ)
アキレス雲が亀雲を追ふ春を待つ

テントに紅しふくろふの昼の夢

  (あれはいつのことだったのか)
天板を隔つ鼬の温み愛(は)し

春隣後ろ歩きを追ひ越して

一人ゐの白菜と豚のミルフィーユ

レモンたわわに美術部女子の群がるや

亀の雲を追ひかける雲春を待つ

声も人も底抜けの友寒の訃よ

蝋梅の花透くひかり程の香よ



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