ポケコン




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 1984年9月に、SHARP から A4サイズ までのグラフィックと漢字ROMでJIS第1水準の約3500字の漢字印字ができる4色カラー X-Yプロッタ・プリンター SHARP CE-515P (写真の@)が発売されたことで、わずか235gの軽量・低価格 ポケコン SHARP PC-1350 (写真のA)が、当時としては電卓の域を越えたBASIC言語でプログラミングが出来るポケットサイズのポータブル・コンピューターとしての利用の価値が大きく広がり、注目を集めました。
 新しいグラフィック分野での利用の可能性が大きく開けたとの想いが、私が個人で所有した最初のパソコン?との記念すべき出会いとなりました。 現実の問題としては、ハードはメモリーのRAM Card が 8MBと16MB(写真のB)程度であり、Basicで作るソフトに制約される問題が余りにも多すぎて、全く実用性のない実験装置の領域を出ないものでした
 この時点から Windows 98 が登場するまでの14年もの間、会社でも個人としてのパソコン利用の殆んどはワープロ的な域のものでしたが、この数年間でインターネットやE-mailなどのソフト面と、CPU、ハードディスクなどハード面での飛躍的な進歩がコンピュター時代の到来を告げ、もはやパソコンを無視できない業務環境となりました。