2000年頃は・・




 自作 DESK TOP と Portable Note Pasocon の2台体制で、2000年元旦にはホームペイジ「滋遊泰夢」を開設しました。
 当時のパソコンの利用環境を振り返りますと、現在はインターネットやE-mailはホテルのLANポートやWi−Fiの無線LANで簡単に接続できますが、当時は契約しているプロバイダーの宿泊先最寄りのアクセス・ポイントの電話番号を事前に調べておいて、電話回線を利用して接続すると言う不便さで、海外の旅行先ではプロバイダーが提携する海外プロバイダーのアクセスポイントからのダイアルアップ接続が必要でした。 海外ローミングの場合、アメリカは日本と同じ RJ-11 でしたが、ヨーロッパ各国の場合は電源の場合と同様にその国のモデュラー・アダプターを日本で準備して出発する必要がありました。

 ホームペイジに使用するDigital化された映像を、35mmフイルムからDPEに依頼してDigital化する手間を省くために、デジタルカメラが必要となります。 丁度 都合よく、1999年4月に NIKONCOOLPIX 900 が発売されました。 ズームレンズ 38mm〜115mm F2.4〜3.6 、記憶媒体にコンパクトフラッシュを採用、 CCD 1/2.7インチ ファインダーは実像光学式と2inch低温ポリシリコンTFT液晶を併用した130万画素の最新型の高級デジタルカメラで、本体価格¥110,000 Pasocon接続キット¥16,000を 購入することとなりました。 現在と違って電気量販店ではなく、まだカメラ店で購入する上級アマ・プロ用のデジタルカメラの走りでした。





 ノートパソコンを利用したカーナビゲーション

 自家用車のダッシュボードに置いても使用できると評判の高かった高感度のGPS受信機 SONY IPS-5200PC にノートパソコンに利用可能なカード型インターフェイスを装着した日本電素工業製のGPSR−5200 が入手出来た事を幸いに、ノートパソコンを利用したカーナビゲーションを試みました。 左の写真のダッシュボード上の白い大きなブロックがGPSアンテナです。
 SONYのデジタルマップナビゲーター「Navin’You」をインストールしたノートパソコンをカーナビとして利用するため、パソコンに固定用のボード(写真の真鍮金具でパソコンをボードに固定)を取り付けて運転席の横に装着できる装置を製作しました。 マイカー以外の旅先のレンタカーでも利用出来るよう、固定装置の上端は写真撮影用の3way雲台付きVACUMEMOUNT GRIPPER でフロントガラスに固定し、下端は灰皿等に挿入して固定出来る装置に工夫しました。 シガーライターの12vをパソコン用の15vに変換する電源装置も制作しました。
 現在では、GPSが受信できる電話端末や小型のカーナビが簡単に入手できますが、GPSアンテナの驚異的な小型化や当時はノートパソコンを利用したカーナビゲーションはパソコンソフトの先端技術であったことには10年ひと昔以上の隔世の感があります。