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スポーツ障害・外傷 腸脛(ちょうけい)靭帯炎

【骨盤・大腿部】

大腿部肉離れ

チャーリーホース

骨化性筋炎

鷲足炎(がそくえん)

腸脛(ちょうけい)靭帯炎

腸脛(ちょうけい)靭帯は腸骨(腰の骨)と脛骨(足の骨)を結ぶ長い靭帯で、膝の外側を安定させる役割があります。この靭帯は膝の屈伸時に大腿骨(太ももの骨)の外側を移動するようになっています。長距離ランナーなどによく見られることからランナーズ・ニーとも呼ばれています。

ランニングでは膝の屈伸が繰り返されることによって、靭帯と大腿骨の間で摩擦が生じ、炎症を起こすことがあります。特に大腿骨が普通よりもより外に大きく出ているときや、O脚がひどい場合、かかとの骨が大きく内側に入り込んでいる場合などはさらに腸脛靭帯にストレスを与えることになります。

これらの組織の刺激は走りすぎたり、シューズや身体のアライメント(骨格上の構造)によるショックアブソーバー(衝撃吸収)が不十分であるときに出現します。

オーバーユースが原因で筋肉が硬くなっているので、筋肉の緊張を和らげることが回復につながります。靭帯の付着部のみではなく、お尻の筋肉や太ももの筋肉、下肢の筋肉までゆっくりとほぐしていくこと、十分な休息を取ることが大切になってきます。

 

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