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スポーツ障害・外傷 ジャンパーズ・ニー

【膝】

半月板損傷

前十字靭帯損傷

膝蓋骨脱臼・亜脱臼症候群

オスグッド症

ジャンパーズ・ニー

タナ障害

内側側副靭帯損傷

有痛性分裂膝蓋骨

離断性骨軟骨炎

後十字靭帯損傷

ジャンプ競技の選手や長距離走などの選手によく見られる症状で、膝蓋靭帯の炎症のことを言います。ランニングでは通常体重の2〜3倍の力がかかり、それを大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)、膝蓋骨、膝蓋靭帯でクッションの役割を果たしています。このストレス吸収機構が繰り返しや大きな力によって、靭帯はわずかに断裂したり、炎症を起こしたりします。

原因は大腿四頭筋のオーバーユースにあると考えられ、柔軟性の低くなった筋肉が過度に伸ばされることで膝蓋靭帯に損傷を与えると考えられています。膝の下あたりの不快感、圧痛、腫れなどが見られます。

しばらく運動を中止して十分な休息をとることで、症状は回復することが多いようです。大腿四頭筋の柔軟性を回復するためにストレッチを取り入れ、ハムストリングス(太ももの後ろ側の筋肉)とのバランスを考えた筋力アップが大切です。
 

タナ障害

膝関節の滑膜ヒダをタナといい、胎生期の遺残ですが、その大きさや厚さによって障害を引き起こすことがあります。内側の滑膜ヒダは膝の屈曲動作のときに膝蓋骨(しつがいこつ)の下にもぐりこんで音を鳴らしたり、痛みを伴うとされ、逆に外側の滑膜ヒダは膝の伸展動作のときに痛みを伴うとされています。

痛みがひどいものについては鏡視下手術などによって取り除くのが望ましいでしょう。さほどひどくないものについてはアイシングや筋力強化、ストレッチ性の向上など日々のケアが大切になります。
 

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