こだわりの建築構造1

  木材は無垢材(※)を使いますが、予算もあり乾燥材ばかり使うわけにはいきません。
そこで作業場に木材が搬入されたら、一本一本の木材に桟を切り、風通しを良くし、自然乾燥させるのです。搬入の時重かった木材が切込みをする頃には程よい乾燥状態になります。
※山から切り出され、製材されただけで二次加工されていない木材。これに対し集成材があります、丸太を裁断し接着剤で何層にも重ねたもので最近無垢材より強度があるとのふれ込みで構造材として使われています。
山のようにある材料をどこに配置するか割り付けています。構造計算偽装も耐震偽装もありません。この木取り図が出来上がれば仕上がりの時の収まり全てが把握できます。どんなに高度な技術も地道な一歩から始まります。
次項は、図面を元に山のようにある木材1本1本の特性を把握しながら配置し、軸組み工法の最大の特徴である木組みの美しさのご紹介です。

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