雷電から作ることにしたが、よくよく考えてみれば雷電は局地戦闘機だ。内地にあって、そんなに塗装がボロボロのやつは無かっただろう。とすればそこそこ剥がしてやったほうがそれらしいと思い、最小限に留めた。また、 サンダーボルトの方は、たいてい米軍の機体でよっぽどのことが無い限り、塗装の極端にひどいものは見たことがない。だからこちらもチョボチョボ、品の良いハガシ具合で終わる。こんな事が楽しいのだから私もまだ青い、いつまでたっても子供のまんまだね。そういえば、昔サンダー杉山っていうプロレスラーがいて、必殺わざが雷電ドロップっていう技だったのを思い出した。あっ、これダジャレじゃなくてほんとですよ。

次にコルセア、この逆ガルウイングがかっこいいです。私の小さいときからのコルセアのイメージは、零戦や隼が正義の味方だとすれば、それと同等もしくはそれ以上の悪役のイメージなんです。どうでしょう?「コルセア」「コロセア」「コロシア」「コロシヤ」殺し屋、わぁーッ、、、いい歳こいておやじギャグですね、スイマセン。難無くキットは出来ました。

あらま、また息子が買ってきた。今度は飛燕だな、陸軍続きだ。「迷彩塗装でもするのかな?」「やらないの」「難しいから?」「隼と同じようにハガシをやるわけね!」この飛燕は水冷(液冷)だったんですよね。だけど冷却に問題が多かったらしくて、あまり活躍出来てないですね。、、、「全然、冷えん」ゴメンナサイ

1999年を迎えるにあたって、やっぱりこれを作らないとね。99式艦上爆撃機、なんと良い響の名まえなんだろう、世紀末にふさわしいです。キットは不死身模型、ではなくてフジミ模型です。好きですね、このノスタルジックな機体、出っぱなしの脚、楕円形の翼、歳はイッてるんだけど必死で働く親父さんみたいなイメージがある。失敗したのは、この機体は後期型(22)で、ほんとに作りたかったのは前期型(11)の真珠湾攻撃(全面明灰色)に参加した方でした。ま、そのうち手に入れるぞっと。

お店で次の獲物を物色していると零戦21型(ハセガワ)を見つけた。値段は今どき400円、大昔の金型のものだと思うが値段に負けて買ってしまった。また、そのシリーズでP-51ムスタングもあったのでついでに購入。零戦から作り始めたが、変な所スジ彫りが深かったり、あちこち簡略化されてあって問題もあったんですが、なんとかクリアして出来上がりました。パイロットの首がちょっと横向いてるところが、なかなか粋(いき)です。400円のキットには見えません。
あと同シリーズのP-51の方はやはり時代の差を感じるモデルですが、出来上がると形はとれているし、分離出来るキャノピーが2種類付属していたり、日本のメーカーって昔から真面目に取り組んでいたことが伺えます。2機で800円、ちょっと食事してもそれくらいすぐに出ちゃいますよね。そう思うとこんなに長い時間、安く楽しませてもらっちゃって、ハセガワさんて太っ腹!


BREAK TIME

久しぶりにカミさんの買い物に付き合って手芸店へ、手芸店といってもデパートみたいにビルになってて何でも売ってる。しばらく付き合ってぶらついていたら奥の方に何やら素晴しい光景が、あるじゃないですか棚にギッシリと積まれた宝の山が。外国製もあるし、なかなか豊富に揃っているけれど、箱がテープで止めてあって中が拝めないのはちょっと残念。会員のカードを見せると割引になるみたいだ。カミさんにカード持ってるのかと聞くと有ると言う。なんて幸せな男だろう。「買って行きなさい」と神様が、、、

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