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スポーツ障害・外傷 足関節捻挫

【下腿・足部】

足関節捻挫

疲労骨折

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アキレス腱炎

足底筋膜炎

偏平足障害

コンパートメント症候群

衝突性外骨腫

種子骨痛

ジョーンズ骨折

スポーツ外傷の中で最も多いケガの一つです。足部の「内側ひねり」による内反(ないはん)捻挫と、足部の「外側ひねり」による外反(がいはん)捻挫があります。圧倒的に内反捻挫が多く、この場合は外側くるぶし周囲の靭帯の損傷(この場合は靭帯が引き伸ばされること)であり、逆に外反捻挫では内側くるぶし周囲の靭帯の損傷となります。

症状としては痛み、腫れ、運動痛などがあり、関節の可動域(本来動かすことのできる関節の角度範囲)の異常などが見られます。

初期治療にはRICE処置(「ケガの応急処置」にて解説)が効果的です。痛みのなくなった段階でのリハビリテーションとして筋力強化(つま先立ち、かかと立ち)などが効果的ですが、これは足関節捻挫の予防にもなります。関節の不安定性(グラグラする)が強い場合は手術をすることもあります。
 

疲労骨折

疲労骨折は「金属疲労」という言葉から由来されたものです。スポーツ動作により繰り返し強い力が加わると、骨に微小なストレスが蓄積されていくため、骨に微小な骨折が生じます。またそのまま放置しておくと完全骨折にいたります。

脛骨(けいこつ:すねの骨)、中足骨(ちゅうそっこつ:足の甲の骨)、腓骨(ひこつ:すねの骨)などに起こりやすいですが、肋骨(ろっこつ)、大腿骨、骨盤、膝蓋骨(しつがいこつ:膝のお皿の部分)などにも起こります。また骨の柔らかい若年層に多く発生し、高校一年生が本格的に部活動に参加する6月から夏にかけて多発します。

主な症状としては運動痛と圧痛があり、初期の場合は軽い運動ができることもありますが、進行すると運動することが困難になります。したがって運動時に関節以外の部位を痛がる場合には疲労骨折を考慮する必要があります。

ほとんどは1〜2ヶ月の練習中止で治りますが、一度生じると慢性化することが多いため、疲労がたまらないようにすること、練習が単調にならないようにすることが大切です。
 

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