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やっと手に入れたマイホームのお庭は、ただ土だけだったり、雑草だらけだったりの状態で、どうすれば良いのか検討がつかない場合が多いと思います。 下地つくりは、とても大変で、大切な作業です。根気よく、丁寧に作業しましょう! 芝生の根が生育する深さ、約30〜40cm位を耕して埋まっている石、雑草、ゴミ等を取り除きます。 特にススキ、ササ、スギナ等の雑草の根は後々厄介なので絶対取り除きましょう。 最初に除草剤を散布するのも良いのかもしれません。 ラウンドアップは芝や草の根まで枯らしてしまうのでしばらく再生を抑えることが出来ます。 土が硬い場合は、園芸店で売っている芝生用の土に土改材や堆肥、化成肥料を加え3〜4cm整地した上に敷き広げてレーキ等で綺麗に整地をして不陸(凹凸)を取り除きます。 不陸がある状態で芝を張ってしまうと見た目にも悪く、草刈をする時も大変ですし、芝を張ってから不陸を修正するのはとても時間と労力が必要になってしまいます。 芝生はよく踏まれる機会が多いので、粘土分が多いと土が硬くなりやすく、水はけが悪くなります。 水はけの悪い場所は、雨が続くと過剰な水のために土の中の空気が無くなり(酸素不足)根が窒息してしまいますので、粘土分の少ない土を使いましょう。 整地をする時は勾配を作り、雨水が溜らないよう水が流れるようにして芝生の中に水がたまらないようにします。 中央を高くして周囲に水が流れるようにしたり、周囲に流せない時は流せる方向に勾配を取ったり、 集水桝を作って水を流す方法もあります。 ある程度整地が終わったら、転圧をしてその後また整地を2〜3回繰り返すと綺麗に仕上がります。 また、整地をする時は芝生の厚さが3cmありますので、仕切石や段差がある場合は芝生の厚さの分も考えて整地、造成しましょう。 丁寧に張りましょう^^ ※北海道での施工例です 今回使用する芝生はホームセンターでも売っているロール芝を使用します。 横幅30cm×長さ2mで1ロール0.6u、厚さ約3cmです。ホームセンターで購入する場合は何日も陳列されている場合があるので、乾燥していない物を選びましょう。 張り方は基本的に平張り(ベタ張り、全面張り)、目地張り、等色々ありますが、今回はベタ張りで施工します。
もしも足跡で床土が凹んでしまった場合は修正しながら張っていきます。 曲線や植木等の障害物がある時は、園芸用のハサミかカッター等で形を作りながら張ります。 張り終わったら、凹凸や乾燥を防ぐ為に外周部分の芝の床土が見えてる所と目地に沿ってよく擦り込むように目土をします。 目土が終わったら転圧をします。 機械を使うとお金がかかってしまいますので、小規模の面積の場合はスコップや土羽板等で芝面を叩くように転圧をします。 緑化とは、植物を地表に定着させて生育させる事、と言いますので、芝と床土に隙間が出来ないようにしっかりと転圧を行います。 最後に水をかけます(散水) 水をかける時は、目土の土が流れないように、でも床土までたっぷりと浸み込むようにかけます。 もし水をかけて土が流れてしまった時は、面倒でもまた目土をします。 何日か散水を続けてみたら、一度芝を引っ張ってみて下さい。 張った芝ごと浮いてしまったらまだ根が定着していないということです。 引っ張ってみて浮いてこなければ、根が定着しているということです。 ある程度草が伸びても定着していることを確認出来てから草を刈りましょう。 完成例です^^
ここまで簡単に説明しましたが、わからない事があればお気軽にお問い合わせ下さい。
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