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スタティックストレッチが筋肉に対して、一定方向にゆっくりと伸ばしていき伸縮性を高めるのに対し、ダイナミックストレッチは動きの中で腕や足などをいろいろな方向に回すことで、関節の可動域を広げるストレッチ方法です。サッカーでウォームアップのときによく行われているブラジル体操などを思い浮かべてもらうとイメージしやすいと思います。


ウォームアップ中に行う

骨と骨をつないでいる関節は、その周囲についている筋肉が伸縮することによって、はじめていろんな方向に動くことが出来ますが、筋肉の伸縮性が悪くなると関節の可動域(関節の動く範囲のこと)も制限されてしまいます。関節周囲筋の動きを潤滑にするのがダイナミックストレッチです。

また関節部分には関節の潤滑油の役目を果たす「滑液」(かつえき)というものがありますが、関節を動かせば滑液は活発に分泌されます。

【参考サイト】

ブラジル体操(八千代ゴールデンサッカークラブ)
ブラジル体操(北埼地区中学校サッカー情報)

【注意する点】

●体が温まってから行いましょう。
急激に関節を動かすと痛みがでるおそれがあります。ウォーキングやジョギングなどの後に行うようにしましょう。

●左右どちらも行いましょう。
偏った筋肉の使い方による体のゆがみなどは、動きの中で調整していくことで改善されることが期待されます。

●「過度な」反動を使わずに行いましょう。

●動かす関節や筋肉を意識しましょう。
今から競技を行うというときの意識づけ。「ここをしっかり動かす」と意識させるようにします。
 

バリスティックストレッチ

バリスティックストレッチはダイナミックストレッチの一種で、反動を使ったストレッチとして知られています。反動は最初は小さく、少しずつその動きを大きくしていき、最終的には関節の可動範囲いっぱいに動かしていくようにします。

しかし可動域いっぱいに勢いよく反動をつけてしまうと、伸張反射がおきてしまったり、筋線維を痛めたりする原因となるので導入する場合には注意が必要です。ダイナミックストレッチ同様、体が温まった状態でリズミカルに反動をつけて行うようにします。傷害を持っている部位に対しては痛みを再発させるおそれがありますので、このストレッチ方法はオススメできません。

 

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