八甲田山”春”/山岳スキーツアー
【2005年4月】
桜がやっと満開を迎えた頃、今シーズン最後の八甲田春スキーへ行ってきました。
しかし、青森空港にはまだ積雪があります。
そして、城ヶ倉へ向かうまでの道路の脇にもまだまだ雪の壁は残っていました。
【2005年4月9日 曇り場所により雪】
いつものように送迎バスでゲレンデに向かい、昼食。
風が強く、曇っていました。
昼食後、ロープウェイに乗り、フォレスト・コースを滑りました。
滑り出しは、ガリガリ。
下部樹林帯には昨日の降雪で積もった雪で快適な滑りが味わえました。
あと少しでコースも終わる樹林帯では降雪がありました。
少し早いですが、3時の迎えのバスに乗り、ホテルに戻り、酸ヶ湯温泉へと向かいました。
千人風呂を覗いてみると、湯気がモウモウとしていて、視界も悪そうなので入りました。
しかし、中は思ったより視界は良く、人も沢山いました。
1月に入浴した時もですが、境界線に腰掛けて、真横に構えて凝視している人が居て驚きました。
こういう行為は謹んで頂きたいものです。
夜は、前日から宿泊している山仲間のHさんからイメージトレーニングを受け、みんなに大笑いされながら練習しました。
雪のないところで行うと、とてもアヤシイ動きになります。
ところがこれが、最終日、とても成果を発揮することになりました。
【2005年4月10日 雨 気温-1.4℃ 風速強烈】
銅像ルート
朝から風が強いです。
ロープウェイ乗り場には日曜とあって、沢山の人が並んでいます。
通路で、階段で並んでやっと3台目の一番終わりにロープウェイに乗り込めました。
並んでいる途中「ロープウェイは強風の為、10時30分をもって運行を休止します」というアナウンスがありました。
終点に着くとき、グワングワンと数回揺れ、立っている人たちが倒れそうになりました。
こんなに揺れたのは初めての事です。
外に出ると、なるほどものすごい風が吹いています。
パフパフの雪の時には難なく滑れる斜面もアイスバーンと強風にあおられこわごわ降りました。
風が止んだ樹林帯に入って | 樹林帯での休憩 |
銅像ルート終盤 | 銅像茶屋の道路標識、まだこんなに雪があります 何だかタッキーがちっちゃい・・ |
午後は、1時30分に山麓駅に集合ですが、午前中から運休したままのロープウェイは結局動かず、午後のツアーは中止になりました。
雨も降りやまず、早々にホテルに戻りました。
夜になって、ますます強くなる雨は、明け方まで降り続いたようでした。
明日は、一日コースへ行くので夜ツァー申し込みの時にお弁当の申し込みもしました。
【2005年4月11日 曇り時々晴れ 気温-1.4℃ 風速16m/s 】
一日コース/猿倉ルート
朝、フロントでお弁当を受け取ってザックに詰めました。
前にお弁当をそのままザックに入れておいたら、ご飯が少々凍ってしまったので
今回は、保温用のバックを持ってきました。
よしのすけのお弁当も一緒に入れました。
空は曇り空ですが、雨はすっかり上がって、ホテル前ではかすかに陽も射しました。
ロープウェイは空いていて、一番に乗れました。
昨日までビッシリと付いていたエビのシッポもロープウェイ本体、鉄塔からすっかり消えていました。
山頂駅に降りるとガスっていて視界はあまり良くありません。おまけに風もやや強く雪も降っていました。
鉄塔まで登り、緩やかな斜面をどんどん降りていきます。
平らなところまで来て、ここから登りになるので、ツボ足隊はスキーをザックに括り付けました。
シール隊はもちろんシールを付けます。
アイスバーンの登りになるので、中には、アイゼンのようなものを足の真下に装着する方もありました。
ゆっくり登って約一時間、非難小屋に到着です。
ここでお昼かと思ったら、ここではトイレ休憩のみでした。
本来ならここから大岳の登りとなる予定でしたが、視界が悪いのと、風が強い為、大岳はトラバースで通過する事になりました。
右手から回り込むようにトラバースで滑って行きますが、結構な急斜面です。
ガリガリのアイスバーンで、足下には数十メートルの斜面が広がっています。
落ちたら登るのが大変そうです。
後から聞いたのですが、一人「あ〜〜」と言いながら落ちて行ったそうです。
怪我はなかったようです。
仙人岱ヒュッテに到着。
入り口は、半分埋まっているので、ダウンして小屋に入ります。
お弁当の中身は、おかか付きの海苔弁で、おかずは、魚フライ、チクワのから揚げ、コナスの漬物、ツボ付けなど。
とっても美味しくて、瞬く間に頂いてしまいました。
お弁当を頂いている間に、小島さんが特製スープを大なべに作ってくださいました。
ベーコンやきのこ、野菜の入ったコンソメスープです。
あ〜〜、こんな人と山へ行きたい。
ビバーグ中にこんなご馳走がさっと出てきたらさぞかしいいだろうなぁ。。。
なんて、余談でしたが。
小一時間の楽しいランチタイムが終わった後は、小岳の登りです。
小屋前から左にトラバースして左上。その後樹林帯を直上します。
またまた、ゆっくり40分登り、小岳の山頂直下の広いところで登りは終了。
ただっ広い所、さえぎるものは何もない風の通り道で、ザックからスキーを下ろして休憩。
しばらくするとシール隊が追いついてきて、後ろの樹林帯で準備しています。
私達も樹林帯で準備したかった。
いよいよ大斜面の滑降に入ります。高田大岳の真下を滑り降ります。
やっぱり、ガリガリのアイスバーンです。
所々、トタン板のうねを大きくしたような斜面になったりで、絶えず、足下から絶え間ない振動を感じながら滑ります。
まるで、足裏マッサージです。
中間部でやや傾斜が落ちた頃から、アイスバーン乍、快適な滑りとなりました。
思い切って、土曜日の夜Hさんからレッスンを受けたアヤシイ動きをしてみました。
あ〜、こういう感じなのか・・・と、チョッピリわかったような気がいたしました。
下部では軟雪になり、スキーが引っかかってしまうようになりました。
ほぼ平らな樹林帯に入り、このルートの終わりとなりました。
小さな谷を滑り、あっと言う間に猿倉温泉入り口に到着してしまいました。
猿倉からの周遊道路際にはまだ高い雪の回廊がありました。
雪の回廊 【MPEG 12.6MB】 |
100 点満点 ( 合格点 80 点 )
残り時間
八甲田山は何県にありますか?
秋田県 青森県 岩手県
八甲田山はどの山ですか?
大岳 高田大岳 田茂萢岱 八甲田山という山はない
明治35年1月 青森歩兵第五聯隊雪中行軍隊及び、臨時移動大隊本部はどこの温泉を目指しましたか?
八甲田温泉 城ヶ倉温泉 田代温泉
福島大尉率いる弘前歩兵第三十一聯隊雪中行軍隊の最終目的地はどこですか?
弘前 十和田湖 田代
多くの犠牲を出してしまった隊はどれしょう?
弘前歩兵第三十一聯隊雪中行軍隊 青森五聯隊の雪中行軍隊
お疲れ様でした。「採点」ボタンを押して採点してください。
HTML2006 Jan | 2006年1月日本中が低温、豪雪地帯は記録的な大雪の中・・・ |
HTML2005 Spring | 2005年4月猿倉ルートを滑りました |
HTML2005 Feb | 2005年2月毎日吹雪き、最高のパウダー! |
HTML2005 Jan | 2005年1月またしてもロープウェイ止まり酸ヶ湯三昧 |
HTML2004 Feb | 2004年2月ロープウェイもリフトも止まり酸ヶ湯初体験 |
HTML2004 Jan | 2004年1月飛行機もロープウェイも止まった |
HTML2003 Jan | 2003年1月最終日はパフパフでした |
HTML2002 Feb | 2002年2月お天気もよくて・・今年の雪はちょっと・・・ |
HTML2002 Jan | 2002年1月雪質はイマイチでした |
HTML2001Spring | 2001年4月の八甲田です |
HTML2001 | 2001年2月の記録です色々あって大変でした |
HTML2000 | 2000年2月の写真です |
FLASH | 大雑把ですが八甲田の山々の位置関係と各コースはこちらでどうぞ |