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物理療法 傷害とコンディショニングの関わり
物理療法とは?

物理療法の種類

傷害とコンディショニングの関わり

物理療法選択の基準

クライオセラピー

アイシングの生理学

温熱療法
超音波療法

水療法

電気療法

ケーススタディ1(足関節捻挫)

ケーススタディ2(打撲)

ケーススタディ3(骨折)

現場の問題点

受傷後の回復過程において、コンディショニングがどのように傷害に関わることになるのでしょうか。まずおこったケガに対してトレーナーがアプローチしていくことを考えます。

・どのように受傷したものであるか原因を考えること

突発的なケガであったのか、疲労が原因となっておこったものか、といった予防可能であったかどうかの分析を行うようにします。

・損傷部位の治癒促進、痛みの軽減

ケガをした部位に対しての実質的なアプローチを行います。物理療法には疼痛(とうつう:痛みのこと)軽減や温熱作用による血流促進、損傷部位の治癒促進効果などが期待されます。このときに物理療法をうまく組み合わせることで早期競技復帰を目指します。

・原因に応じた再発予防の対策

おこってしまったケガを再発させないために非常に重要な項目です。筋力の強化や柔軟性の改善、負担のかかるフォームになっていないかどうかの確認等、選手の体の使い方をチェックする必要があります。

物理療法選択の基準

物理療法の中で、それぞれの傷害にあったものを選択することが重要となります。選択をあやまると、治癒が遅れるばかりか悪化させることがあるので注意が必要です。

・損傷部位はどこか?(筋肉、腱、靭帯、骨など)

・受傷時期はいつか?(急性期、亜急性期、慢性期)

・疼痛の種類(圧痛、ストレッチ痛など)

・人的・時間的配分の考慮(一人で出来るもの、人手が要るもの)

これらを考慮しながら適切な物理療法を選択します。傷害に対する治療方針を決定するのは医師であり、それに準じて物理療法を行うのがトレーナーの役割です。

物理療法を行うときには、病院で診察を受けて、物理療法を行ってもよいか、行う場合はどのような効果を期待したものを使用すればよいかなどを尋ねておくことも大切です。
 

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