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スポーツトレーニング なぜトレーニングを行うのか
なぜトレーニングを行うのか

競技力向上のピラミッド

水分補給の必要性

トレーニングの前に

トレーニングの基本7原則

トレーニング効果を考える

測定の重要性

筋力発揮の種類

筋力アップのために

筋肉の赤と白

トレーニングの動作様式

ウォーミングアップ

クーリングダウン

トレーニングに最適な時間

回復に必要な休養日

トレーニングと筋断面積

片側か両側か

オーバートレーニングとは

超回復の原理

遅発性筋肉痛

スポーツ選手にとってトレーニングは必要不可欠なものです。筋力をつけたい、体格を大きくしたい、パワーアップしたいとさまざまな理由が考えられますが、最も重要であるといわれているのが「競技力向上」と「ケガの予防」です。

1)競技力向上のため

トレーニングを継続して行うことで、必要な体力要素(筋力、パワー、スピード、筋持久力など)を効率よく高めることが可能です。また基礎体力の土台がしっかりしていると、より高度な技術や戦術を習得しやすくなります。たとえば体幹を鍛えることで支持能力が向上し、軸のぶれないスイング動作が可能になるといったことや、下肢筋力の向上によって走力がアップするなどが考えられます。

2)ケガの予防のため

必要な体力要素が向上するということは、スポーツ活動にかかる負荷やダメージによるスタミナの消耗を軽減させる効果が期待できます。また外部からの衝撃を和らげる能力を向上させることが可能です。筋力を強化することによって関節の不安定性を改善する効果が期待できます(何度も繰り返す足関節捻挫など)。

3)筋力バランスが安定する

競技で使用されにくい部位を鍛えることができ、正しい姿勢を保つことで関節支持能力を高める効果が期待できます。たとえば片側スイング動作を繰り返す競技(野球のバッティング、ゴルフ、テニスなど)では左右の筋バランスが崩れ、傷害を起こす可能性が高まりますがトレーニングを行うことである程度予防することが可能になります。

4)心理的影響への期待

「これだけトレーニングを行った」という自信はスポーツ選手にとって心理的なアドバンテージをもたらすといわれています。
 

競技力向上のピラミッド

スポーツがうまくなるためには土台となる基礎体力作りが欠かせません。土台が大きければ大きいほど、より高度な技術や戦術を習得することが可能です。ただし技術練習ばかりでトレーニングを行わず、土台が小さい場合は、高度な技術や戦術を習得することがむずかしく、結果として競技力の差が生まれてしまうのです。

 

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